CULTURE
:【開運パワースポット 東京】新宿 花園神社:yujiさん・仁田さんの福めぐり第1回
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:星の運行やエネルギーをひもといて星読みを行う大人気ヒーラー・yujiさんと、古くから地方に伝わる神話や伝統文化に造詣が深い旅ライター・仁田ときこさんの吉方取り連載がスタート。2024年、辰年に行くべき開運スポットを気ままに散歩しながらご紹介します。自分にとっての聖域「マイ プライベート サンクチュアリ」が発見できる、ささやかな指針になることを願って。
【開運パワースポット 東京】新宿 花園神社:yujiさん・仁田さんの福めぐり第1回
種から発芽するように。辰年の力強い上昇気流を味方に
2024年、いよいよ幕が明けましたね。今年の干支は「辰」。十二支で唯一想像上のファンタジックな存在だけに、とんでもないパラレルワールドに行ける可能性を秘めている貴重な一年です。
また、辰年の中でも今年は「甲(きのえ)の辰」。甲は干支の巡りの一番目、つまり新たな時代のサイクルが始まるとき。「今まで社会が許してくれなかったことも、人によっては肩肘張らずに遂行できる」とyujiさんは話します。それなら、やりたくてもできなかったこと、密かに鍵をかけてしまったことにトライすることこそ時流。
本連載では毎月おすすめの開運スポットを紹介し、その場所の特性や土地のエネルギーを上手に取り込む「福めぐり」の方法をお伝えします。上昇気流に満ちた辰年のエネルギーを味方にして、次のステージに入る準備をぜひ一緒に。
生きるためのエネルギーをいただく、火の鳥パワーの「花園神社」
第1回目の「福めぐり」、皆さんをご案内したいのは日本一の繁華街・新宿にひっそり佇む「花園神社」です。「新宿」という地名の通り、ここは古くは「旅籠」、いわゆる「宿」として日本中の旅人が訪れる賑やかな文化交流の場所でした。
徳川家康が江戸に入った1590年にはすでに「花園神社」が存在していたというから、驚くほど長く大都会の変遷を見守ってきた神社です。もとは今の伊勢丹新宿店の場所にありましたが、朝倉筑後守がその土地に下屋敷を拝領されることになり、幕府から現在の社地を拝領したとのこと。
表門をくぐると、外からはわからないほど開放的な境内。社殿の向こうには高い建物も見えず、空に抜けています。その荘厳な佇まいを見ただけで、上昇の気配を感じます。
yuji 「花園神社だなんて、英語でいうとフラワーパークですよ。それだけ華やかなエネルギーが似合う場所です。こういう場所にはお洒落して行くことが重要。ワンマイルウェアはNG」
仁田 「歴史的に見ても、境内は尾張藩下屋敷の庭の一部だったため、当時はたくさんの花が咲く場所だったそう。今も昔も混沌とした都会から花園という別世界に入れる装置ですね」
神社のすぐ隣には、新宿の街でもひときわディープなゴールデン街。古くから作家や役者、編集者といった文化人が集う繁華街があり、今でも個性的なバーやスナック、レストランが連なります。人生の酸いも甘いも知る個で勝負する人たちのるつぼ。それだけに周囲は「水の気」が強く、そのエネルギーを整えるためにも「花園神社」は成り立っているようでした。
yuji 「2024年はまさに“個”で勝負する時代。そういう視点でも個と個がぶつかり合い、切磋琢磨するエリアのエネルギーに触れるのはおすすめです」
仁田 「昔はここでよく漫画家さんと飲んでいましたね。仲良しの作家さんが花園神社に祈願したところ、アニメ化が決まったこともあり、芸術や表現、カルチャーがテーマの場所でもある気がします」
倉稲魂神(うかのみたまのかみ)、日本武尊(やまとたけるのみこと)、受持神(うけもちのかみ)の3柱が御祭神。受持神は“保食神”と呼ばれる食物の神様。東京最大の飲食の街にふさわしい存在です。
創建以来、何度か火災に見舞われるものの、そのたびに華麗に蘇っている花園神社。現在の鮮やかな朱色の社殿は昭和40年に建てなおされたもの。
yuji 「火事にあっても不死鳥のように蘇り、何度も復活する花園神社はまさに火のエネルギー。何かを成し遂げたい、圧倒的なやる気が欲しいときにおすすめです」
仁田 「カラッとした社殿の朱色に対峙するだけで鬱々とした気持ちが晴れます。元気がない人、病み上がりの人がいたら、おいしいものをいただきがてら参拝に連れ出してもいいですね」
才能を開花させる「芸能浅間神社」
境内には末社の「芸能浅間神社」があり、多くの芸能人が参拝。御祭神は木花之佐久夜毘売(このはなのさくやひめ)。特に、自分の芸の道を極めたい人、その分野でスポットが当たりたい人は忘れずに参拝を。
yuji 「今までは、働くことにフォーカスしすぎていた時代。今年はそこからの脱却がテーマです。羽目を外すというか、今までにないやり方で、もっと自由に仕事ができるのではないでしょうか。ある意味、血反吐を吐いて仕事することが美学ではなくなる。正義のあり方も変わると思うので、“そういう面白さもあるね”と他人の行動をリスペクトしながら視察するぐらいがちょうどよい」
人、土地、会社とご縁をつなげる「威徳稲荷神社」
鳥居が連なる幻想的な「威徳稲荷神社」。社殿を参拝したら、こちらも忘れずに参拝したいパワースポット。
仁田 「恋愛成就のご利益で有名な場所ですが、新宿という発信力の強い土地柄、何かと何かを結びつけるエネルギーが強いと思います。例えば、人と社会、人と企業、人と国。自分の強みとなる情報を発信したら、それを必要な場所へ届けてくれるのではないでしょうか」
その神社の神様から、得意分野のメッセージ
仁田 「神社に祀られる神様には、それぞれ得意分野があると思います。元日におみくじを引いて、一年の傾向を見るのも勿論よいですが、私はそれぞれのエリアの神様の得意分野からアドバイスをもらうつもりで引きます。なので、初めて参拝するところでは必ず引いていますね!」
そんな力説のもと、普段は年2回しかおみくじを引かないyujiさんも今回特別に引いてくれました。
yuji 「どの神社にもそこの神様と相思相愛になるコツがありますが、“気が合うな”と感じた神社ではおみくじを引くとか、木札やお守りを拝受するのもいいかもしれません」
仁田 「芸事や美術、ファッションといったジャンルに強いのが、花園神社の神様ではないでしょうか。その得意分野から見た視点として、おみくじを読み解くのが良いと思いますよ」
仁田 「見た瞬間、あっ!と思ったおみくじの文章。これは「学然後知不足、教然後知困」という中国古典の礼記に出てくる文章です。“学ぶことで自分に欠けているところがわかり、教えることで自分の未熟なところがわかる”という意味。この連載が始まるのにふさわしい、花園神社の神様からメッセージだと思いました」
福めぐりの処方箋
●やる気、元気が欲しいときに行く
●火のパワーがいただけるので天気のよい日に行く
●個の勝負をしたいときに行く
●華やかなジュエリーをつけて行く
●車を使わず、できる限り歩いて向かう
【花園神社】
03-3209-5265
http://hanazono-jinja.or.jp
【 yujiさん・仁田さんの福めぐり 】 連載は下記画像をクリック!
photograph & text:Tokiko Nitta
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
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