CULTURE

【モネ 睡蓮のとき 開催中!】 展覧会アンバサダーの石田ゆり子さんが語る、モネの魅力 【モネ 睡蓮のとき 開催中!】 展覧会アンバサダーの石田ゆり子さんが語る、モネの魅力

〈睡蓮〉に囲まれて、モネの世界に没入

クロード・モネ 《睡蓮、夕暮れの効果》 1897年 油彩/カンヴァス 73×100 cm マルモッタン・モネ美術館、パリ © musée Marmottan Monet / Studio Christian Baraja SLB

自然の移ろいゆく光や大気の効果を追求するなかで、同一のモティーフを異なる時間や天候のもと繰り返し描く、「連作」の手法を確立したクロード・モネ。後年になるにつれ、より抽象的かつ内的なイメージへと変容していきました。

40歳を過ぎてから移り住んだ、ジヴェルニーで生み出されたのは、自ら丹精込めて造った庭を描いた作品の数々。なかでもその後、モネが半生を捧げることになるのが、睡蓮の花が咲く池でした。

モネ展
石田さんがお気に入りだという、2点の習作〈藤〉。「モネ 睡蓮のとき」展示風景、国立西洋美術館、2024-2025年
モネ展
「モネ 睡蓮のとき」展示風景、国立西洋美術館、2024-2025年

モネが池のほとりにイーゼルを立てて絵を描く様子が収められたドキュメンタリー映画や、写真の展示は貴重。

モネ展
「モネ 睡蓮のとき」展示風景、国立西洋美術館、2024-2025年
モネ展
「モネ 睡蓮のとき」展示風景、国立西洋美術館、2024-2025年

特に、最後まで追求し続けたというのが大装飾画。本展ではそんな、2メートルを超える大画面の〈睡蓮〉に囲まれる展示空間を再現しています。


モネ展
《睡蓮、柳の反映》1916年? 国立西洋美術館(旧松方コレクション)

国立西洋美術館の基礎を築いた収集家、松方幸次郎が1921年にジヴェルニーを訪れ、モネから直接購入したという《睡蓮、柳の反映》も必見。欠損部分はそのままに、約1年かけて修復作業がされたもので、ここ、国立西洋美術館だからこそ一緒に見られる作品です。

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