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【女子旅 石川県】 金沢・国立工芸館で、花の工芸品を楽しむお花見を。「移転開館5周年記念 花と暮らす展」開催中 【女子旅 石川県】 金沢・国立工芸館で、花の工芸品を楽しむお花見を。「移転開館5周年記念 花と暮らす展」開催中

春から夏に咲く花のモチーフに注目

左から、田村耕一《白泥椿文壺》 1969年、北大路魯山人《紅白椿鉢》1938-40年ごろ、望月集《花文大鉢「椿」》2021年 すべて国立工芸館蔵

具体的な花の形をモチーフにした作品を集めた第1章では、桜や椿など古くから使われる花のほか、ナズナやネギなどの身近な野の花や野菜もモチーフに。

花そのものを写生するのではなく、どのように図案化されて意匠になっていったのかという観点から、作品を見ていくのも興味深いです。

十三代今泉今右衛門(善詔)《色鍋島薄墨石竹文鉢》 1982年 国立工芸館蔵 撮影:エス・アンド・ティ フォト@2019

ポスターのメインビジュアルにも使われた、十三代今泉今右衛門の《色鍋島薄墨石竹文鉢》は、セキチクのつぼみが少しずつ花開いていく様子が表現されたもの。

右の花器はネギが描かれている。左から、清水六和(五代六兵衞)《金彩わらび四方飾皿》1928年、音丸耕堂《彫漆薺文茶入》1959年頃、田口義明(善明)《蒔絵棗 プリムラ》1987年、増田三男《花器 葱文》1987年 すべて国立工芸館蔵
同じ牡丹というモチーフを蒔絵、ガラス、磁器と素材による表現の違いも興味深い
花がデザインされた型絵染着物も。左から、釜我敏子 《型絵染着物「ペンペン草」》1980年、木村雨山 《縮緬地友禅訪問着 ばらの花》1967年 いずれも国立工芸館蔵
花モチーフの小さな装身具

華やかなものから野の花まで、いろいろな技法で表現された花のモチーフはかわいらしいものも多く、有名作家による工芸品も少し身近に感じられます。

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