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眼鏡スタイリスト 藤 裕美さんに教わる“似合う!”眼鏡の見つけ方 眼鏡スタイリスト 藤 裕美さんに教わる“似合う!”眼鏡の見つけ方

仁田 ときこ

“似合う眼鏡がわからない……”という悩みを解決してくれるのは「顔の形は意識しなくてOK!」と語る眼鏡スタイリストの藤 裕美さん。誰にでも簡単にできる選び方を伝授してもらいました。

目次
眼鏡スタイリスト 藤 裕美さんに教わる“似合う!”眼鏡の見つけ方
  1. 教えていただいたのは……藤 裕美さん
  2. フレームが変われば顔の印象もガラッとチェンジ
  3. ふたつのルールを守ればどんな色形の眼鏡も似合います
  4. 藤さん伝授! 正しい眼鏡のフィッティングとサイズ感

教えていただいたのは……藤 裕美さん

PROFILE
日本の眼鏡屋さんのほかドイツの『FROST』勤務を経て帰国。現在は眼鏡スタイリストとして活動中。著書は『めがねを買いに』『あなたの眼鏡はここが間違っている』。
Instagram:tö (@toeyewearlab)

 

フレームが変われば顔の印象もガラッとチェンジ

フレームが違うだけで顔の印象にぐっと変化が。(右)ナチュラルにトレンド感アップ。(中央)ちょっと知的な印象に。(左)柔らかい色合いのフレームでやさしい雰囲気に。

ふたつのルールを守れば
どんな色形の眼鏡も似合います

顔の形に合わせて眼鏡を選ぶというのがセオリーのようになっていますが……。

「正しいフィッティングとサイズ感を知れば、どんな形や色のものでも似合います!」と提唱する藤さん。「あとは、知的に見せたい、若く見せたいなど、どんな自分になりたいか、どんなシーンで使うのかによって選べばいいだけ。大切なのは、フィッティングとサイズ感を正しく見る力なんです」

知識が豊富な人に相談してみるのもおすすめだそうで。

「頼りになるのはショップスタッフさんのアドバイス。店内の何千本の中から眼鏡を選ぶのは至難の技。度付きにしたときの見た目、かけ心地も重要なので、相談しながら選ぶとより自分に“似合う!”眼鏡が見つけられるはず!」

藤さん伝授! 正しい眼鏡の
「フィッティング」と「サイズ感」の見方

1.フレームの高さを見る

「洋服を選ぶとき、たとえばパンツの丈の長さが違うと印象が変わりますよね。眼鏡も同じ。フレームの縦幅に対して黒目の位置を意識すれば、似合う眼鏡に近づきます。今回は縦幅が広いものの例をあげていますが、狭いものに関しては黒目が真ん中にくるとBEST」

○ OK!
縦幅が広いものは、黒目が中心から少し上の位置にくるのがベスト。
× 下がりすぎ
低すぎると少しだらしない印象に見えたり、目力も弱くなります。

2.レンズの横幅に対して、黒目が真ん中にくるようなサイズを

「眼鏡が大きすぎると小顔に見えると思いがちですが、逆に寄り目に見えて、いまいちな印象に。黒目の正しい位置を知れば、似合わない眼鏡なんてないんです」

○ ぴったり
レンズの横幅に対して黒目が中心にくれば、どんな形の眼鏡でもOK。
× レンズが大きい
大きすぎると目元が寄っているように錯覚してしまうので注意。

なりたい印象別! 似合う眼鏡の選び方

思い描く自分になるためにはどんな眼鏡を選べばいいのか、色と形からアプローチ。眼鏡ひとつで、もうひとりのなりたい“私”が演出できることを実証してみました!

ふんわりやさしそうな印象になりたい!

体験したのは……田中由美子さん
PROFILE
ライフオーガナイザー。宇高有香さん主宰『ウチカラ』外部スタッフとしても活動。著書『ごきげん家しごと』が発売中。凛とした大人っぽさが魅力の田中さん。普段はフレームの上が黒、下がべっ甲柄の眼鏡を愛用。「いつもは眼鏡でキリっとした引き締めポイントをつくるようにしています」

クリアフレームと華奢なテンプルで女性らしく

POINT 1 フレームの色は肌なじみを意識するとGOOD!

 

存在感のある眼鏡をかけていた田中さんの雰囲気が、ガラッと変化! 「肌の色になじむクリアタイプにすると、黒のようにパキッとせずマイルドに。全部透明だと肌映りが悪くなるので、赤のテンプルでワンポイントあるものをセレクトしました」

 

POINT 2 形は丸みのあるフォルムを

 

「やさしい印象への近道は、レンズシェイプが丸いもの。伝統的な形のひとつであるボストンは、おにぎりを逆さまにしたような逆三角形型なので、落ち着いたやわらかさが漂います」。スクエアなら上下幅が広いウェリントンもおすすめ。

こんな眼鏡もお似合い!

甘さ控えめな
明るいべっ甲柄
「初心者さんが挑戦しやすいのがワントーン明るいべっ甲柄。さりげなくグリーンが混ざっているので、甘くなりすぎません」
スクエア型は
まろやかな色を選択
「スクエア型でも淡いベージュならきつく見えません」。内側の白がレフ板効果で肌色をきれいに。

キリッとクールな印象になりたい!

体験したのは……仁田とき子さん
PROFILE
『リンネル』をはじめライフスタイル誌やwebで衣食住について執筆する編集ライター。三日月のような目で朗らかにやさしそうに笑う表情がトレードマークの仁田さん。「ちょうど辛口な眼鏡がほしいと思っていました」

シャープな洒落感が楽しめるフォックス型

POINT 1 フレームの色は濃いめのブラウンを

 

ナチュラル顔の仁田さんには、深みのあるブラウンがお似合い。「クールな印象になるのは、肌色とメリハリがつく黒やこげ茶、寒色系。暖色でも、はっきりと主張が強い色ならシャープな雰囲気に引き上げることができます」

 

POINT 2 かっちりとした印象のスクエア型

 

「今回はフォックス型をチョイス。両サイドがつり上がっているので、よりシャープに見せられます」。ファッション感度も高めなので、ほんのりモードな洒落感も。「初心者さんは、ベーシックなスクエアタイプもいち押しです」

こんな眼鏡もお似合い!

重くならない
黒×ゴールド
「黒縁がほしい人は、テンプルがゴールドになっているような配色タイプを選んで」
存在感を発揮する
太めのフレーム
シックなボルドーがトレンド感をup!「太めのフレームで眼鏡の存在感を強めて」

photograph:Akira Yamaguchi(model) styling:Hiromi Toh hair&make-up:Shoko Narita(model) model:Kae text:Momoko Miyake web edit:Masako Serizawa
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
リンネル2018年2月号より

ライター・編集者

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衣食住をテーマにさまざまな媒体で執筆するライター。趣味は普段の暮らしに薬膳を取り入れること。男児二人を育てる母。最近は自身のカメラで撮影した写真とともに旅コラムを寄稿する。
リンネル.jpでは、旅記事のほか、「yujiさん・仁田さんの福めぐり」連載を担当し、いま行くべきパワースポットを紹介!

連載 いま行くべき開運パワースポット yujiさん・仁田さんの福めぐり

仁田 ときこ

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