体の不調やもやもやが特に気になるこの時季。ハチミツ×薬膳で体をととのえる料理を、ハチミツ料理研究家の河村千影さんに教えていただきました。今回は優しい甘みで胃腸にも優しい、とうもろこしとローズマリーのローストのレシピです。
とうもろこしとローズマリーのローストのレシピ
肉や魚介はハチミツに漬けておくと浸透圧でやわらかくなります。下ごしらえという意外なハチミツの使い方のほか、タレに漬け込んでからローストすると、こんがりと照りが出ておいしくなります。
疲れが取れない、胃腸の調子が悪い、そんなときは消化吸収力を高めてくれるとうもろこしを。
●材料(2人分)
とうもろこし…1本
ローズマリー…2本
定番の漬けダレ(※)…大さじ1
●作り方
1.茹でて輪切りにしたとうもろこしにローズマリーをのせバットに置き、刷毛などでタレをまんべんなく塗る。これを2~3回繰り返す。
2.フライパンにアルミホイルを敷き1.を並べ、焼き色がつくまでフライパンで転がしながら焼く。
※定番の漬けダレのレシピ
にんにくとしょうが、鷹の爪、と間違いない美味な漬けダレ。ごまのハチミツで風味をアップ。
●作り方
1.保存容器にしょうゆ150mLとハチミツ大さじ3を入れる。
2.ニンニク1かけは皮を剥いて半分に切り、生姜ひとかけはみじん切りにする。
3.1に2と鷹の爪2本を入れる。冷蔵庫で1か月ほど保存できる。
【薬膳ポイント】
夏に食べたい鷹の爪。体内の冷え、胃腸の冷えを取りのぞくほか、消化を促進するので食欲不振のときに。
【ハチミツポイント】
奥深くしっかりした味わいとコクがありながらも後味すっきりのごま。しょうゆや味噌との相性は抜群。
このレシピを教えてくれたのは
photograph: Miyako Toyota styling: Yui Otani cooking: Chikage Kawamura edit & text: Tomoko Yanagisawa web edit & text: Liniere.jp
リンネル2020年6月号より
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください
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