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:【マンガで分かる性教育】性教育の基本は、なんでも話せる親子関係
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:子育てをしていて、「子どもになにか困ったことが起こったのに、話してくれなかったらどうしよう……」と、不安になったことはありませんか? 何でも話せる親子関係を築くコツを、コミックエッセイ『おうち性教育はじめます 一番やさしい! 防犯・SEX・命の伝え方』より、学んでいきます。
性教育の基本は、なんでも話せる親子関係
親の愛情を子に伝えるには、タッチングとリスニング

相談などをできる関係の基本は「子どもが親からの愛情を感じている」こと。
そして、親の愛情を子どもに伝えるためには、「子どもの体にふれるタッチング」と「子どもの言葉に耳を傾けるリスニング」の2つが必要です。幼児期に特に大切なのがタッチング。信頼している相手と肌を触れ合うことで、オキシトシンというホルモンが出て、互いに安心感や幸福感を感じることができます。
思春期以降、特に大切なリスニング


幼児期はもちろん、思春期以降の子どもに特に大切になるのがリスニング。子どもの言葉をさえぎらずに顔を見ながら話しに耳を傾けましょう。
親子の会話はあるほう、という場合でも、忙しいからと適当にあいづちを打っていませんか? あるいは、子どもが話していることに対して、一方的にお説教やアドバイスをしていないでしょうか。
それでは、リスニングができているとはいえないかも。子どもの言葉や気持ちを、遮らずに受け取ってみましょう。
思春期以降の子どもは自然とタッチングを嫌がるようになります。そんなときこそ、リスニングの時間を大事にしましょう。
子どもの話に耳を傾けるには?

たとえば、「宿題やりたくないな~」というような発言でも、「ダメでしょ、ちゃんとやりなさい!」などと一方的に叱ってしまうと、子どもは「親は話を聞いてくれない」と感じて、大事なことも話せなくなります。「そうなんだ、なにがいやなの?」と聞けば、「量が多いから」など子どもも自分の気持ちを伝えやすくなります。言いたいことがあってもぐっとこらえ、「それは量が多くて大変だね」と、共感の態度を示してみて。
アドバイスをするのは、子どもに意見を求められたときにすればいいのです。そうするうちに、「困ったときは、親に話を聞いてもらえる」と、子どもは感じるようになります。これが「なんでも話せる親子関係」になるための、大切な方法です。
教えてくれたのは

『おうち性教育はじめます 一番やさしい! 防犯・SEX・命の伝え方』
フクチマミ、村瀬幸浩・著 KADOKAWA
子どもを一生守るために必要な性教育。「うちにも赤ちゃんはくる?」などの突然やってくる素朴な質問への答えから、性犯罪の被害者、加害者にならないための日ごろからの声がけなど。小さな子どもに理解できるよう大切なことを伝えるヒントがいっぱいのコミックエッセイ。
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text:Ema Tanaka
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
※本記事は『おうち性教育はじめます 一番やさしい! 防犯・SEX・命の伝え方』(KADOKAWA)からの抜粋です
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