前回に引き続き、第3回目となる今回もkazumiさん憧れの元陸上選手・福士加代子さんが登場。
本日は、初心者に向けた日々の習慣や大会準備の心得について教えていただきます。

kazumiさん（以下、K）

今まで国立競技場の駅伝や市民マラソンに出場してきたのですが、開催が近づくにつれてものすごく緊張しちゃって。〝何でエントリーしちゃったんだろ？〞って思うこともしばしば（笑）。大会前の心構えをぜひ知りたいです。

福士さん（以下、F）
わかるわかる。開催日が近くなると出たくなくなるよね（笑）。でも、日の丸を背負って出場するわけじゃないし、気楽に楽しんでいいんですよ。辛くなったら途中で棄権しちゃえ〜的な気持ちでOK。

K

そ、そんな感じでいいんですか？ 一気に気持ちがラクになりました。確かに私は日本代表じゃないですもんね！（笑）

K
雨が続いてランニングに出られないときが続くと、大会前は何となく焦ってしまったり、体が重く感じるときがあります。

F

天候のほかにも忙しい日が続くとなかなか走る時間がとれないこともあるでしょうね。そういうときは、日常でできるだけ階段を使ったり、仕事の休憩時間にストレッチしたり、気づいたときに体を動かすのがおすすめです。

K

日常から少しづつ意識を変えるんですね。あと、大会当日の食事は何を食べたらいいですか？

F

これは人によると思いますが、大会の朝は糖質が手軽に摂れるおにぎりやバナナがいいですね。ただし、レース1時間前を切ったら食べすぎに注意。胃に負担がかからない量で。

K

前回、マラソン大会に出場したとき、給水するごとに心身が癒やされました。今まで意識していませんでしたが、給水って大切ですね。

F

そうですね、大会で給水できなかったときは私も焦ります。次の給水ポイントまでどう持たせるか考えますね。ただ、マラソン初心者の場合、普段から飲み慣れていないと、こまめに飲めないんですよ。だから、レースに出るとなったら、水を摂取できる体づくりが大切です。

K

なるほど！ 走ったあとに水をたくさん飲めばいいのではなく、普段の暮らしから水に慣れておく必要があるんですね！

F

はい、そうすると水が飲める体に近づきますよ。

K

以前、大会に出場したとき、翌日にすごい筋肉痛が襲ってきたんです。階段を上るのも大変だったくらい。だから、大会後は必ずマッサージを予約するようになりました。こういった施術って、大会のあとに受けてもいいんでしょうか？

F

それはナイスアイデア！  レース後にマッサージや整体を受けることで、翌日のリカバリー力が全然違いますよ。レースをがんばったご褒美に好きなサロンのマッサージを受けられる、というだけで、力もみなぎってきそうです。

K

ちなみに、日焼け止めはマストですか？

F

マストです！ 塗って出場することで安心感が違いますよ。