カビさせない！ 洗濯機で洗えないもののお手入れ方法 暮らしのプロに聞きました カビさせない！ 洗濯機で洗えないもののお手入れ方法 暮らしのプロに聞きました

布団、カーテン、レイングッズなど、洗濯機で洗いにくいけれど、においや湿気が気になるものたち。ちょっとしたお手入れの工夫で部屋の空間が快適になります。梅雨の時期に使える洗濯機で洗えないもののお手入れ術を、暮らしのプロである暮らしスタイリスト・料理家の河野真希さんに教えていただきました。

１.すぐ洗えないもののお手入れ方法

＜ベッドのマットレス＞ ひっくり返して換気をする

湿気がこもりがちなのが、ベッドのマットレスや布団。マットレスは風通しのよいところで立てておくことで、湿気が飛びます。ベッドパッドを使って、こまめに洗濯するのも大切です。

＜布団＞敷きっぱなしはNG

布団の敷きっぱなしは NG 。起きてから少し時間がたって湿気が飛んだところで、たたみます。晴れた日は窓辺でイスなどに広げるのも◎。

＜ラグ＞カビのもとになるほこりを取る

ラグなどにほこりがたまっていると、それが湿気を呼び込んでカビのもとになります。掃除機でほこりをすみずみまで吸い込むことが、カビ対策にも有効です。

＜カーテン＞除菌スプレーでケア

カーテンなどの布類は、家中のにおいを吸い込んでいます。晴れた日には風を当てて乾燥させ、除菌スプレーでケアしましょう。

２.雨に濡れたもののお手入れ方法

＜傘＞ 水気を切って室内へ

水滴が多くついた傘をそのまま玄関に持ち込むと、玄関の湿度があがる原因に。玄関前で、しっかり水気を切っておきましょう。

＜濡れた服＞しまう前の一時置き場を

ジャケットやコートなど湿気たものを、そのままクローゼットにしまわないように注意。風通しのよいところで乾かしてからしまって。

＜濡れた靴＞乾燥方法

濡れた靴の中に新聞紙を入れて水気を吸わせるのはOKですが、入れっぱなしにすると湿気がこもります。30分くらいで出して。スニーカーなどは、冷風のドライヤーを当ててもOK。革靴は陰干しにしましょう。

＜レインコート＞汚れを取って陰干し

レインコートやブーツは、帰宅したらタオルなどでさっと水気を取ってから、陰干しで乾かします。玄関に湿気がたまってにおったり、カビがはえるのを防ぎます。

また、使う前に防水スプレーをすると水滴をはじいてくれます。シーズン前に、しっかりスプレーしましょう。

教えてくれた 河野真希さん profile

河野真希さん

暮らしスタイリスト・料理家。『料理教室つづくらす食堂』主宰。料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを作るためのライフスタイル提案を行う。『人生が整う家事の習慣』（西東社）など監修書多数。

Illustration：Nonoko Shiraishi　text：Ema Tanaka　web edit：Riho Abe
リンネル2020年8月号より
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