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【素敵なおうち訪問】 空間を活かしたミニマムな暮らしー野口アヤさん・チダコウイチさん宅 【素敵なおうち訪問】 空間を活かしたミニマムな暮らしー野口アヤさん・チダコウイチさん宅

連載 #素敵なおうち訪問

3. 目指すのはミニマムな暮らし

実家から持ってきたこけしや、格言が書かれたアメリカのモットーなどが並びます。メキシコなどのクラフトは、湘南の家にたくさん置いてあるそう。

現在、こちらの家と湘南の2拠点で生活しているお二人。ミニマムな暮らしを目指し、ここに引っ越しをする際に60脚あった椅子の半数を友達に譲ったのだとか。

「これまでのコレクションをどんどん手放しています。特に昔作っていた服や音楽関係のもの。レコードは2000枚くらい手放しました。少しずつ手放すと、本当に必要なものが残っていくんだろうなと思います。僕の場合は一回リセットしないと、新しいものを見つけづらい。必要なものが見えてこないんですよね。大事に買ったはずなのに一度も開けていなかったものも、見直してみてやっぱり好きだなと思ったもの以外は、どんどん手放していますね」(チダさん)

世界各国を旅して集めたラグを置いたコーナーは、愛猫のベッチンとフラノのお気に入り。

その代わりに増えたのは器。ギャラリーを始める5年ほど前までは、あまり興味がなかったというチダさんですが、今は陶芸を楽しんでいます。

「クラフトの作家さんとやりとりをしたり、器を見る機会がすごく増えました。作家の人たちと話していると使ってみないとわからないので、きちんと作家の方から直接買っていこうと思って、最近急激に増えた感じです。いいと思って買ったからといって、よく使うとは限らないところも、ちょっと面白いなと感じます。

愛猫のオブジェを作ったことをきっかけに、自分で少しずつ陶芸も始めて。湘南の方にはアトリエと窯もあります。2年ほど前からは、奥さんのブランドの服(「ayanoguchiaya」)には、自分が作った陶器のペンダントをつけています。すごく楽しいですね」(チダさん)


PROFILE

野口アヤさん

ファッションデザイナー、ディレクター。いくつかのメゾンを経て、2000年に独立し、夫とともに自身のブランドを運営。2017年、長年続けたデザイナー活動を一旦終了させ、築100年の古民家をシソンギャラリーとして改装オープン。経営とディレクションを開始。2020年より、ブランド「ayanoguchiaya」で物作りも再開。

Instagram: @___aya_noguchi_aya___@ayanoguchiaya
https://ayanoguchi.official.ec

 

チダコウイチさん

クリエイティブディレクター。シソンギャラリー代表。これまで 30以上ものブランドのディレクション、ショップの立ち上げ、プロデュースなどに携わってきた。また、プライベートでは多くのヴィンテージ住宅を移り住み、インテリアや建築の愛好家でもある。

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photograph:Akira Yamaguchi text & edit:Mayumi Akagi
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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