北欧

フィンランド在住のテキスタイルデザイナーのおうち時間。庭のある一軒家での穏やかな暮らし フィンランド在住のテキスタイルデザイナーのおうち時間。庭のある一軒家での穏やかな暮らし

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フィンランドに暮らす『Scandinavian Pattern Collection』のテキスタイルデザイナー、エリーナ・レベジュさん。庭のある一軒家で暮らし、夏にはサマーハウスで過ごすエリーナさんの穏やかなおうち時間を教えていただきました。 (2020年10月時点の取材情報です)

目次
フィンランド在住のテキスタイルデザイナーのおうち時間。庭のある一軒家での穏やかな暮らし
  1. お話を伺った エリーナ・レベジュさん profile
  2. 夫婦ふたりでリラックスした時間を過ごす
  3. 自然のなかで過ごす時間が、暮らしにあるデザインソース

お話を伺った
エリーナ・レベジュさん profile

テキスタイルデザイナー。北欧の伝統と職人技を大切にし、大自然に囲まれた暮らしから生まれるデザインが好評。

夫婦ふたりでリラックスした時間を過ごす

エリーナさんたちが築100年以上のこの家に暮らし始めて20数年。数年前に新しくテラスを作り、天気のいい日に日光浴を楽しみます。

フィンランド西海岸、オストロボスニアの小さな街に夫のラーシュさんと暮らすエリーナさん。子どものころにマリメッコに憧れてテキスタイルデザイナーを目指し、アアルト大学で学んで夢を実現しました。

エリーナさんはデザイン大学の講師も務めていて、2020年の春から夏にかけてはリモートでの授業となりました。夫のラーシュさんも同じ大学の講師で、ふたりで家で過ごす時間が増えたと言います。自宅ではまるでキャンパスにいるかのように、フィーカ/コーヒーブレイクを楽しんだり、朝食や昼食を一緒にいただいたりしています。

「一日の仕事を終えると、ふたりで近くの森を散策したり、できるだけリラックスする時間を持ちます」とエリーナさん。ラーシュさんは写真家で、ふたりともクリエイティブな仕事をしていることで、お互いに刺激し合っています。

窓の近くにあるキッチンのテーブルでは、朝食や昼食をいただきます。夫婦ふたりでゆっくりと過ごす時間はとても貴重です。

そして、庭のある一軒家で暮らすエリーナさんは、家で過ごす時間が長くなったことで、今まで以上に庭仕事に精を出しています。春から夏にかけて花や木が成長していく姿を見るたびに心も元気になりました。自宅は築100年以上の家屋で最も古い部分は150年も経つため、修理が必要な箇所があちこちにあり、家での作業は絶えません。

自宅の庭にはりんごの木があり、秋が近づくと赤くなったりんごを収穫して、アップルパイやジュース、ジャムなどを作ります。
休日の朝の食事はゆっくりと時間をかけていただきます。お気に入りのヴィンテージ食器にヨーグルトとベリー、自家製ジャムやチーズを並べて。

また、リビングやキッチンではフィンランドデザインが目につきます。気に入ったものを見つけては収集し、日々の暮らしに使っています。毎年近所で開催される北欧ヴィンテージフェアでは古い食器やガラスがお手ごろ価格で出回り、そこで見つけたものも多いそうです。色合いの美しい年代のフィンランドヴィンテージのガラスコレクションを、リビングルームの棚に飾っています。

リビングルームの棚には60年代のヴィンテージ、ナニー・スティル、カイ・フランク、ティモ・サルパネヴァの作品を飾っています。
キッチンにあるクローゼットはエリーナさんがお父様から受け継いだ50年代のもので、日常使いのテーブルウェアを並べています。

自然のなかで過ごす時間が、暮らしにあるデザインソース

エリーナさんにとって、庭のりんごの木や季節の移り変わる景色も、デザインのインスピレーションになっています。大自然に囲まれたサマーハウスで過ごす、バードチェリー島も大切なデザインソースの場。「穏やかに大自然と向き合い、瞑想したり、季節の移り変わりを眺めているうちに、新しいアイデアが浮かんできます」。フィンランド西海岸の夏は2か月ほどで、遅くまで太陽が照っています。逆に冬は太陽がほとんど照りません。あっという間に終わってしまう短い夏を思いっきり堪能し、その後にやってくる長い冬を乗り切るために、夏の間にたっぷりとエネルギーを蓄えます。

夏になると自分の両親と過ごしたりと、エリーナさんの思い出がたくさん詰まったサマーハウス。成人した娘たちも今は一緒に夏を過ごします。コロナ禍は特にこの島で自分たちだけの時間をゆっくりと堪能。夏に誕生日を迎えた娘のお祝いにフィンランドの伝統的なメレンゲケーキをいただき、家族全員で祝いました。家族が集う大切なひとときです。

タイムレスでミニマリズムなデザインが得意なエリーナさんは日本メーカーに大人気で、特に傘のデザインは好評です。

text:Yuka Yamamoto Bruselid photograph:Lars Rebers web edit:Riho Abe
リンネル2020年12月号より
※写真・文章の無断転載はご遠慮ください

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