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【素敵なおうち訪問:マンション収納術】 ものは8割収納を心がけて。置き場所を決めてから購入(miiさん宅後編) 【素敵なおうち訪問:マンション収納術】 ものは8割収納を心がけて。置き場所を決めてから購入(miiさん宅後編)

Tsubottle
マンションリノベ 素敵なおうち訪問
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連載 #素敵なおうち訪問

素敵なおうちを訪ね、家づくりにおいてこだわったところやお気に入りのポイントなどをお聞きする連載「素敵なおうち訪問」。

今回訪れたのは、リノベーションしたマンションに家族4人で暮らすmiiさんの住まい。この後編では、ものの適正量や本当に必要なものを見極めて、上手に収納するアイデアを見せていただきました。

目次
  1. miiさんのおうちDATA
  2. 家族みんなで​​​​本当に必要なものを考え、選ぶ
  3. 8割収納を心がける
  4. 自然素材を使ったオープン収納

miiさんのおうちDATA

素敵なおうち訪問 本当に必要なものを問い、オープンな収納を楽しむ。

・間取り:2LDK 85㎡
・世帯人数:四人暮らし

PROFILE
miiさん(専業主婦)

家族それぞれが自分の時間を大切にできる住まいを目指して、マンションリノベーションを行ったmiiさん宅。成長期の子どものものも増え続けるなか、日々の暮らしがうまくまわるよう、必要なものを見極めて、収納にも工夫が溢れていました。

>> 【前編】「ゆるやかにつながるLDKは、団らんも集中もできる家族の憩いの場」も読む


家族みんなで​​​​本当に必要なものを考え、選ぶ

日々の暮らしを豊かにしてくれるものたち
日々の暮らしを豊かにしてくれるものたち

毎日を心地よい環境で過ごすため、miiさんが暮らしのなかで最も大切にされているのがものの管理に関する話し合いです。

「整理整頓や掃除をラクに、思考も身軽にするためには、ものを持ち過ぎないことが重要だと思っています。そのため、新しくおうちにものを取り入れるときは、本当に必要なものか、ほかのもので代用できないか、“本当に必要”とはどういうことなのか大人同士はもちろん、子どもたちともよく話し合います」

必要なものは実用性だけでは測れない

必要なものは実用性だけでは量れない

「必要なものは、すぐに欲しくなるものだと思いますが、生活のなかでいつ使うかなとか、使わないときはどこにしまうのかなどを購入前に話し合います。同時に機能性や使用頻度だけでなく、あるだけで心が豊かになるっていうものもあると思うので、よく話し合って納得した上で取り入れることが重要かなと思っています」

子どものおもちゃは全部出しっぱなしにしない

表に出すものを見直す

取り入れたものも、すべて一様に扱うのではなく、表に出すものと出さないものの判断をするようにしているそう。

「子どものおもちゃはよく遊んでいるものだけを子どもスペースに置き、それ以外は一度別室の収納ボックスにしまうようにしています。目のつくところにたくさんあるとあれこれ出して集中できないし片づけも大変なので、しばらくしても思い出されなければ見直しの対象にします」

使わないものをしまっている別室の収納ボックス
使わないものをしまっている別室の収納ボックス

「ものの出し入れは、子どもにとってもよい部分があるようで、時間をおいて久しぶりに遊ぶとまた新鮮な気持ちで楽しめたりもするようです」

住まいの一角にある絵本コーナー
住まいの一角にある絵本コーナー

子どもだけでなく、見せる収納の出し入れは大人も実践。

ご主人が集めている絵本は、定期的に子どもたちに読んでもらいたいものを選書し、書店のように表に出す本を入れ替えているのだとか。
実際に、表紙が表に出ているものから読み聞かせの本を選んでくることも多く、狙い通りの収納スペースになっているようです。

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8割収納を心がける

どこに何を入れているか分かりやすい収納を意識
どこに何を入れているかわかりやすい収納を意識

しっかり吟味して選んだ大切なものばかりだからこそ、ものの居場所を把握しておくようにしていると話すmiiさん。

「​​持ちものが暮らしのなかで循環するように、持ちものを把握して収納場所や見直しは常に行っています」

使うもの場所に合わせて収納を用意
使うものに合わせて収納場所を用意

「ものを使う場所ってそれぞれ決まっていると思うので、必要なものが必要なときにサッと取り出せるようにしています。例えばソファスペースで使うラグやファブリック系のアイテムはソファ近くのかごに収納するなど」

子どもの作品も選んで飾る

「子どもは絵を描くのが好きで、よく集中スペースでもイラストや漫画を描いているのですが、そうした作品も出来上がったものでよいものは家の中に取り入れるようにしています」

お部屋に飾られたお子さんのアート
お部屋に飾られたお子さんのアート
モビールもお子さんの工作
モビールもお子さんの工作
玄関に飾られたアート
玄関に飾られたアート

玄関から入ってすぐの場所には大きなキャンバスに描かれた作品もありました。

「書き初めのように、年初めに大きいキャンバスを渡して描いてもらったものです。子どもが3〜4日集中して取り組んだもので、葉っぱみたいな感じの絵があると嬉しいなという話はしたんですけど、後は全部おまかせして描いてもらいました。実際に飾ってみると住まいに色合いが加わって、子どももすごく喜んでくれたので、お互いに嬉しい思い出となっています」

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自然素材を使ったオープン収納

miiさんの住まいではオープンタイプの見える収納スペースが中心で、目に入るものが多いからこそ収納アイテムにもこだわっているそう。

「オープンなスペースが多いからこそ、収納アイテムの色合いや素材にもこだわって、整って見せることができるようにしています。脱プラスチックの生活をなるべくしたいと意識するなかで、自然素材のかごや木の収納アイテムを使うようにしています」

自然素材の収納アイテムを積極的に活用
自然素材の収納アイテムを積極的に活用。
お子さんのおもちゃ収納も
子どものおもちゃ収納はかごで。

家事の仕組みも、地球のことを考えて見直し中

環境にも優しい暮らしを考える
環境にも優しい暮らしを考える

「ゴミを少なくすることも意識するようになり、最近では家事の仕組みの見直しをしているところです。生ゴミはキエーロを使ったり、ゴミもビニール袋ではなく、におい移りの少ないホーローの容器に新聞紙のボックスを入れて繰り返し使えるようにしています」

家族みんなが心地よい暮らし

理想を詰め込んだ住まいで、家族みんなが心地よく過ごせる環境を考え、日々の暮らしを整えているmiiさん。

「​​リノベーションしたことで、自分たちで作って育てていく家という気持ちが芽生えるようになりました。そのため、家具などは家族の成長に合わせて好きなものを少しずつ集めている途中。その時々の暮らしに合ったものを持てていければいいなと考えています」

“家族みんなが心地よい”を探りながら、今後どんなものが加わっていくのか。今後の景色の移ろいが楽しみな住まいでした。

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photograph & text:Tsubottle
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  • 表に出すものを見直す
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お部屋の写真家として毎年、国内外100を超える住まいに伺い住み手による人生の作品であるお部屋と暮らしの物語を記録と記憶に残しながら旅をしている。

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