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:【女子旅 石川県 金沢で行きたいスポット5選】 地元の人もおすすめ! おいしいものから雑貨、アートまで、金沢を堪能!
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関東からも関西からもアクセスがしやすく、伝統工芸やアート、食など見どころの多い、女子にも人気の石川県・金沢市。
おいしいお店からかわいい雑貨、見逃せない美術館まで、地元の人のおすすめスポットを厳選してご紹介します!
心と体を整える、ヨーロッパのフィトテラピー
「PHYTO soixante-deux」

ショッピングエリアである香林坊から一本入った、静かな通りにあるお店がハーブショップ「PHYTO soixante-deux(フィト ソワソント ドゥ)」。フランス発祥のフィトテラピーを日本に広めるため、植物療法士の林雅子さんが2021年にオープンしたサロンです。
フィトテラピーとは、ハーブや精油を処方して体質を改善する、植物療法のこと。薬効のあるティザンヌ(ハーブティー)や、アロマソルト、クリームなど、自分の体調に合わせて選ぶことができます。

美肌や女性の不調に合わせたティザンヌ 30g¥1,850、50g¥2,930

アロマバスソルトは全3種類。金沢の柚子の精油を使ったYuzuと能登ヒバ。各¥850
また店内ではお茶をすることも可能。体がだるくて疲れている人は「デプラティブ」、ストレスを感じている人には自律神経を整えるブレンド「デタント」、巡りをよくし、ホルモンの揺らぎを整えるブレンド「オウプレデファム」など、その日の体調や悩み、気分に合わせて選べるティザンヌは10種類。気に入ったブレンドは購入することもできます。
そのほかに白山麓で採れたクロモジを使った、鎮静効果のあるクロモジ茶、クロモジ蒸留水を使った炭酸水「QINO SODA」、季節のヴィーガンジェラートや蒸留水を使ったマカロンセットなども楽しめます。

アンティークのカップでいただける、ティザンヌ。お茶菓子つきで¥880

マカロンは「BISTRO YUIGA」と作った、季節の蒸留水を使ったオリジナル。好みのティザンヌと一緒に味わいたい。蒸留水を使ったマカロンセット¥1,100(マカロン1個追加¥330)

販売しているティザンヌは、すべて根拠を持ってブレンドしているそう。30gで10杯、50gで15〜20杯飲むことができ、3杯分のお試しサイズもあります。
「ハーブはリラックスするために夜に飲むイメージがあると思いますが、利尿作用が高く、内臓を休めることができないので日中に飲むのがおすすめ。ビタミンやミネラル、鉄分が摂れるものもあり、お茶以上食事未満の効果があります。忙しい方はタンブラーで作って、一日の水分として飲むと便利です」と林さん。
カウンセリングをして、自分に合う3か月分のティザンヌ・精油を調合してくれる「コンサルテーション」や、クロモジの蒸留と和精油のブレンドの体験をすることも。心と体を整えてくれるお守りのようなフィトテラピー、試してみては?
建物も展覧会も見逃せない
「金沢21世紀美術館」

設計は妹島和世+西沢立衛/SANAA。球体のパビリオン「まる」も思わず写真を撮りたくなります。夜にはライトアップも。
香林坊から歩いてすぐ。兼六園や国立工芸館の近くにあるのは、現代アートを多数所蔵する金沢21世紀美術館。館内はさまざまな企画展を開催する展覧会ゾーン(有料)と、出会いと交流の場を作る交流ゾーン(無料)で構成され、年間を通して多彩なプログラムを実施。
恒久展示作品には、オラファー・エリアソンの《カラー・アクティヴィティ・ハウス》やジェームス・タレルの《ブルー・プラネット・スカイ》、レアンドロ・エルリッヒの《スイミング・プール》など、没入感を感じられる体験型の作品も多くあります。

光による変化や波紋が美しい《スイミング・プール》。上にいる人との水面越しにコミュニケーションを取るのも楽しい。当日朝9:00から要予約。
レアンドロ・エルリッヒ《スイミング・プール》2004年
2024年に開館20周年を迎えた金沢21世紀美術館。2000年から始めたコレクションは、4200点を越えるそう。「コレクション展1 マテリアル・フィーバー」では、所蔵作品の中から物質世界への関心を出発点とした作品を紹介(9月15日まで)。
また企画展は、現在は対極する戦後ドイツの画家、ゲルハルト・リヒターとアンゼルム・キーファーを起点に絵画における表現の可能性を探究する「積層する時間:この世界を描くこと」を開催中です(9月28日まで)。

横たわるうさぎの着ぐるみとテキストによるインスタレーション。ギムホンソック《これはうさぎです》2005

展示室に合わせて制作された、約300灯の電球を用いた大型作品。ラファエル・ロサノ=ヘメル《パルス・ルーム》2006

「ラビットチェア」の愛称でも親しまれる、《SANAA》によるプロダクトはフォトスポットに。
能登半島地震の影響を受けたという館内では、壊れた九谷焼を輪島塗の職人が新しいオブジェとして生まれ変わらせた「Rediscover Project」の作品も(展示は終了)。加賀友禅の古典図案からデザインされた花柄の空間、マイケル・リンによる《市民ギャラリー 2004.10.09-2005.03.21》など、金沢ならではの作品も堪能できます。
ミュージアムショップでは、展覧会開催中に掲示される屋外バナーを金沢市内の自立支援施設で洗浄、縫製を行ったマルチケースなど、ここでしか手に入らないユニークでセンス抜群のアイテムもたくさん。カフェも併設し、じっくりゆっくり過ごしたい美術館です。

金沢21世紀美術館オリジナルバナー袋 S¥2,750、L¥3,300
彩り豊かな、ごちそうサンドイッチ
「MONET Sandwicherie artisanale」


色とりどりの野菜を使ったデリが並ぶショーケースも魅力的。パテ・ド・カンパーニュや鴨の燻製、ラザニアなども、テイクアウト可能。
隠れ家のような飲食店やショップが立ち並ぶ、レトロな雰囲気の商店街・新竪町商店街。古民家を改装したフレンチビストロ「MONET Sandwicherie artisanale」。
金沢の隣の野々市市にある有名ベーカリー「NiOR(二オール)」のパンを使い、野菜を中心としたサンドイッチの概念を超える、フレンチをベースにした見た目にも美しいサンドイッチを味わうことができます。

MONETプレート単品¥1800〜。鯖のスモーク(¥400)をプラスして。ドリンクセットは¥100オフ。
パンは、食材に合わせてトラディショナルバゲット、ヴィエノワ、バンズ、パンドミなどを使い分けているそう。デリや季節のサンドイッチは週替わり。肉や野菜など、多彩なサンドイッチが味わえます。
たまごベーコンやベジタブルのサンドイッチなどのメニューもありますが、おすすめはメイン料理とさまざまな野菜の惣菜をたくさん盛り合わせた「MONETプレート」。
メイン料理は約10品から好きなものをセレクト。パテ、ボイルハム、キッシュのほか、プラス料金で肉料理、魚料理、鮮魚マリネ、鯖スモーク、能登牛カツレツも選ぶことができます。

週替わりサンド。この日は鶏ムネ肉のピカタ、春野菜、ふきのとうみそ。ドリンクとセットで¥1,750

夜はアラカルトとコースに。カジュアルな雰囲気のなか、本格的なフレンチを味わえるのは格別です。(10品前後¥8,000、前日までの予約制)
野菜がたっぷり食べられるのも旅行者にうれしい。モーニングからディナーまで、おいしいものを食べられる貴重なお店です。
刺しゅう作家がセレクトとする雑貨と洋服
「taffeta」

「MONET Sandwicherie artisanale」と同じ通り沿いにあるのが、刺しゅう作家・髙知子さんのアトリエ兼セレクトショップ「taffeta(タフタ)」。
ブランド名でもあるtaffetaとは「紡ぐ」という意味。店内には髙さんの作品のほか、洋服や雑貨、食器などが並びます。

木にアクリル絵の具でペイントした、髙さんのブローチ。

刺しゅうの服を着た、ユニークな動物のオブジェも。

刺しゅうのブローチ。多彩な表現でどれもかわいい。
幾何学や花柄など、色合わせも素敵な髙さんの作品とともに並ぶのは、ガラスや木の器など、国内外から集めた、暮らしに寄り添うアイテム。シンプルながらもほかではなかなか見つからない、かわいいものがきっと見つかります。
アトリエも兼ねた店内では、能登半島地震で被災した子どもたちに絵を描いてもらい、トートバッグに刺しゅうをして絵本とともにプレゼントする「miim project(ミームプロジェクト)」のため、刺しゅうをする髙さんの姿が見られることもあるかも。


木工作家・西本良太さんの作品も。
ナチュールワインと全国のおいしいものが揃う
「RUE.」

最後に訪れたのは、鱗町の「café & apero petale.(ペタル)」の隣に今年オープンした、フードブティック「RUE.(ルー)」。日本中から集めた食材や調味料、おつまみ、おやつのほか、ナチュラルワインやクラフトビールが揃います。

左上から時計回りに、滋賀の「Damontei」チョコレート各¥1,728、秋田の「木能実」ミックスフルーツ¥648、秋田杉の燻製がっこナッツ¥1,080、鹿児島の「山猫瓶詰研究所」山猫辣油¥540、ポルトガル「Cantara」ツナのスパイシーパテ¥680、バカリャウ with オリーブオイル¥1,352

左から、奈良の「Nara Brewing」FUNCTION¥838、福井「OUR BREWING」Magic Flavour¥890、ニュージーランド「BROOD FERMENTATION」ロゼ¥5,280、ランドック「ラヴォルタ」¥5,280

エチケットもおしゃれな、ナチュールワインがずらり。
もともと日本全国を旅することが好きだったという、店主の廣瀬佑美さん。おいしいものを探すことが、旅の原動力だったのだとか。
「金沢はもちろん、いろいろなところのおいしいものをたくさん置いています。ナチュラルワインは3000円くらいから楽しめる、カジュアルなラインナップにこだわり。おつまみも充実しています。今後は食に関する本を販売したり、オリジナルエプロンを販売したりしたいですね」

「本日の角打ちワイン」は3種類。¥700〜。キッシュ¥580はテイクアウトも可能。野菜がたっぷりのスープは¥550。バゲッド1カット(+¥100)でサクッとランチも。
ショップには、その日のおすすめワインやナッツ、隣の「ペタル」の料理を楽しめる、角打ちコーナーも併設。街歩きに疲れたときに、ちょっと休憩するのにもぴったりです。
「ペタルは安らぐ場所、ルーは発着地のようなイメージ。ペタルはランチの時間を設けていないので、好きなタイミングで月替わりのアラカルトメニューやデザート、ワインを楽しんでもらえたら。料理を提供するまで、RUE.の方を見てもらい、飲みたいワインがあればpetaleで飲むことも。女子旅に活用してもらえたらうれしいです」

petale.の店内。グラタンやポテサラ、パスタ、バスク風チーズケーキなど、魅力的なメニュー。一人でも気軽に食べられそうな雰囲気がうれしい。
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photograph:Kozue Hanada edit & text :Mayumi Akagi
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