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【2025最新】防犯対策を専門家が解説!おすすめグッズ例や女性や子ども・ネットなど犯罪ケース別でできることは? 【2025最新】防犯対策を専門家が解説!おすすめグッズ例や女性や子ども・ネットなど犯罪ケース別でできることは?

防犯対策②
ケース別に対策

小さい子どもや学生など世代別の犯罪ケースや、気をつけたいネット犯罪について解説します。

【未就学児~小学生を狙った犯罪ケース】

\ 多いのはコレ! /

声掛け事案
つきまとい etc.

子どもだけでの外出は常に油断できません


「子どもの場合、窃盗と同じくらい声掛け事案も多くなっています。特に午前中や放課後など、登下校中は狙われやすい傾向に。これからの夏休みは時間に関係なく友だち同士で出かけることが増え、無防備になりがち。「外に出ているときには常に危険がある」と思うくらいでちょうどよいでし ょう。

 

狙われにくくするためにはなるべく一人で行動しないことですが、一人でなければ安全というわけでもありません。子ども同士複数いても声掛け事案は発生しているので、警戒心を持って過ごすことが大切です。

 

残念ながら、 一部の地域パトロールだけではすべての子どもをカバーしきれません。運転中に信号で止まったときに近くの子どもの様子を確認するなど、地域住民全員が「見守り隊」という気持ちでいることが理想。大人がみんなまわりの子どもたちに目を向け、「困ったことないかな、 大丈夫かな」と日々意識するだけで、大きな抑止力になるはずです。

未就学児~小学生の防犯対策
「防犯ブザーは必携。普段から訓練を行って」

未就学児~小学生の防犯対策「防犯ブザーは必携。普段から訓練を行って」
「子どもの防犯対策としては、防犯ブザーが基本。大きな音で相手をひるませ、そのすきに逃げられます。地域にあるこども110番などで、『この場所にいるときはここに逃げ込む』と親子で避難場所を確認しておくのもよいですね。
また横断歩道などですれ違う人の様子を見るという訓練も効果的。加害者は目が合うと『この人はやめよう』と思うものです。日頃からまわりを見る癖をつけておきましょう」

【中学生~成人女性を狙った犯罪ケース】

\ 多いのはコレ! /

声掛け事案
つきまとい

盗撮

傷害
性的暴行
ストーカー etc.

性犯罪や傷害の被害が一気に増える世代です


世代別に犯罪事例を見ると、実は中学生・高校生が最も被害に遭っています。 その背景としては、小学生までは地域や親が一生懸命、子どもを守ろうとするのに対し、子どもが中学校や高校にあがったとたん注意喚起の意識が低下し、子どもから目を離してしまうということにあるでしょう。

 

でも実際は、痴漢や盗撮、不同意わいせつなどの性犯罪や、暴行、傷害といった事例も、小学生以下の世代と比べて格段に高くなっているのです。

 

では狙われないためにはどうすればよいのでしょうか?最近ではスマホに夢中になってまわりを見ていない人が多いですが、とにかくまわりを見る癖をつけてほしいですね。後ろを振り返るだけでも、とても効果があります。そして相手の目と手を見ること。「目は口ほどにものをいう」という言葉通り、狙っているという意図は目に表れていますし、不自然に手をポケットやカバンなどに入れている行為も危険のサインです。

中学生~成人女性の防犯対策
「デジポリスの活用を。常に誰かとつながっていることも大事」

中学生~成人女性の防犯対策「デジポリスの活用を。常に誰かとつながっていることも大事」
「今の時代は防犯アプリがおすすめ。中でも警察庁が作成した「デジポリス」は、画面表示や音声で助けを求める「痴漢撃退機能」や「防犯ブザー機能」のほか、身を守るための機能が満載。一人で歩く暗い道などではアプリを起動しておき、すぐに押せる状態にしておくとよいでしょう。そのほか危険を感じたらタクシーに乗って警察に行く、コンビニなど近くのお店に入って大人に頼るのも手です。」
警視庁防犯アプリ「デジポリス」の詳細はこちら

【ネットを使った犯罪ケース】

\ 多いのはコレ! /

ワンクリック詐欺
SNS犯罪
闇バイト etc.

ネットの普及により犯罪も多様化しています


「インターネットの普及とともに、闇バイトや詐欺などさまざまな犯罪が多発しています。ネットサービスの多様化により犯罪に加担していることに気づきにくく、いつの間にか加害者となっていることも。ラクに稼げる、伱間時間に稼げるという募集を見て軽い気持ちで接触してしまうケースや、友人から勧められて犯罪に手を染めてしまうというケースも見受けられます。

 

対策としては、「高額なバイトには気をつける」ということに尽きます。相場からかけ離れた金額に飛びついてしまったら、それは犯罪なんだというくらいの警戒心を持ってほしいですね。

 

またSNSを通じて子どもに近づく児童ポルノやゲームなどでの高額請求、マッチングアプリにも要注意。「占い」と称して個人情報を取られたり、写真を要求されたりするケースも相次いでいます。SNSを通じて知り合った人とは直接会わない、個人情報や写真を載せないということも徹底してください。」

ネットの防犯対策
「SNSリテラシーを鍛えて。怪しい話は会社の所在地まで確認を」

ネットの防犯対策「SNSリテラシーを鍛えて。怪しい話は会社の所在地まで確認を」
「いつの世もだます側の方が巧みなので、わたしたちは見分ける力を身につけなくてはいけません。高額な報酬には気をつける、SNSには写真や個人情報を載せないということを基本に、怪しいと思ったらその会社の住所を検索するなど実態を調べるという慎重さも必要です。怪しいメールはアドレスのドメインの確認をするとともに、リンクは開かず、必要ならHPからアプローチしましょう。」

次のページ防犯対策③ ケアの心得を知っておく

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