LIFESTYLE
:服を買う前にしたい3つのこと。パーソナルスタイリストの私がいつも意識して行っている習慣
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ショッピングに出かけると、ついつい予定外のものまで買ってしまうこと、ありますよね。
できることなら、後悔のない満足度の高い買い物をしたいもの。
そこで今回は、買い物前に実践している3つの習慣をお伝えします。
自己紹介

はじめましてリンネル暮らし部エディターなかじまりかです
このたび、リンネル暮らし部エディターになりました、なかじまりかです。
広島出身で、現在は東京郊外で中学生と小学生の男の子2人を育てながら、フリーランスのパーソナルスタイリストとして活動しています。
おしゃれに興味を持ち始めたのは、小学5. 6年生の頃。4つ上の姉が愛読していたファッション雑誌を借りて読んだり、手持ちの服で「この組み合わせ、なんかいいかも」「こっちのほうがバランスいい気がする」と、鏡の前であれこれ試すのが大好きな子でした。
短大時代には、憧れだったロンドンへ語学留学。毎週のように蚤の市へ出かけ、古くても素敵なもの、美しいもの、可愛いものにたくさん出会い、魅了される時間を過ごしました。
「おしゃれが大好き!」という気持ちを胸に、卒業後はフレンチカジュアルのアパレル会社へ就職。8年間洋服に囲まれて働いたのち、出産を機に退職。
初めての子育てはわからないことだらけでした。苦手な家事にも追われ、「私ががんばらなきゃ!」と肩に力が入る毎日。
おしゃれをしたい気持ちはあるのに、選ぶのは汚れが目立たない無難な黒やグレーばかりで心にも余裕がなくなっていました。


そんなある日、私の大好きなお店、東京の代々木にあるフランスを中心にセレクトしたお洋服や雑貨を扱う havane アバヌで、店長さんにすすめられた一本の赤いパンツが私の転機に。

「赤なんて私に似合わないよね…」と思いながら履いてみたら、意外としっくりくる。しかも、履いた瞬間に気持ちがパッと明るくなるのを感じました。
──色には力があるんだ!
そこから、パーソナルカラー診断を受け、「自分に似合う色」を知ったことで、もう一度おしゃれを楽しみたいという気持ちがむくむくと湧き上がってきました。
それをきっかけにパーソナルカラーや骨格診断を学び、現在はパーソナルスタイリストとして活動しています。
そして今年の1月、ずっと憧れていた「雑誌に掲載される」という夢もリンネル特別編集「選ぶ、使う、直す、手放すていねいな、ものとの付き合い方」で叶うことができました。
今回は、そんな私が「お買い物の前にやっている3つのこと」をシェアしたいと思います。
お買い物の前にやっている3つのこと
季節の変わり目って、新しい服が欲しくなりませんか?
でも、その勢いでよく考えずに買ってしまったら、手持ちの服とうまく合わなかったり、似たようなものをすでに持っていたり…。気に入って買ったはずなのに「なんか違うな」と感じて、タンスの肥やしになってしまうことも。
逆に、買い物に行ったのに「何が欲しかったんだっけ?」と分からなくなって、無駄遣いはしたくないし…と考えているうちにぐるぐるとあてもなく歩き回っただけで結局なにも買えずにぐったり、なんてこともありました。
はい、これは全部、過去の私です。笑
今は、シーズンごとにお買い物をする前に「3つのこと」を意識しています。
少し手間はかかるけれど、このプロセスを踏むと本当に欲しい服、合わせやすくて着回しもできる大活躍な服を選ぶことができるんです。
My routine before shopping
1
どんな自分でありたいか考える

まずはノートを開いて、憧れている人を思い浮かべます。
「憧れてる人のどんなところが好き?」
「なぜ好きなんだろう?」
「自分に取り入れるとしたら?」
「どんな自分でありたい?」
「今の自分とありたい自分の違いってなんだろう?」
ノートに一つずつ書き出していくと、少しずつ自分の軸が見えてきます。
たとえば、仕事に復帰するから見た目をアップデートしたいとか、
年齢を重ねても元気でいたいから、生活の中でも自然と体を動かしたくなるような動きやすい服や靴が欲しいな、など。
そんな気持ちに気づけるのも、この時間ならではです。
すでに決まっている学校行事や家族のお出かけ、仕事の予定などを確認して、
「この秋はどんな気分で過ごしたい?」とテーマを考えてメモするのもおすすめです。
My routine before shopping
2
手持ち服をチェック
次にやっているのは、クローゼットの見直しです。
できるだけ実際に着てみるようにしています。
ハンガーにかかっているだけだと「まだ着られる」と思っても、着てみるとサイズ感やデザインに違和感があったり、今の気分に合わないことありませんか?
逆にお気に入りを着ると「やっぱり好きだな!」と再確認できて、
なぜ好きなのかを考えると、自分にとっての“お気に入りのポイント”が見えてきます。
お気に入りだったけど、少し傷みが気になってきた服は、「そろそろ買い替えどきかな」と気づくこともあります。洋服の傷みは、よく手に取って着回したという“定番アイテム”の証。「同じものをもう一度買おうかな」「色違いもいいかも」と、新しい着回しのアイデアが広がります。

さらに、お買い物に行く前に、手持ちの服でコーデを組んで、鏡の前で一人ファッションショーをすることで、似たような服を買ってしまったり、合わせづらくてタンスの肥やしになる…という失敗がぐっと減ります。
My routine before shopping
3
イメージを集める

最後はイメージ集めです。
PinterestやInstagram、雑誌などから「いいな」と思うコーデや色を集めます。
写真を並べてみると、「大人っぽさをプラスしたいのかも」「鮮やかな色に惹かれてるな」と、今の自分の気分が浮かび上がってきます。
私は「このイメージを手持ち服とどう組み合わせるとワクワクするかな?」と考えるようにしています。
色を足すのか、新しいアイテムを加えるのか、よく着る定番アイテムを更新するのか…。
こうして整理すると、買い物の軸がクリアになってきます。
少し手間や時間はかかるかもしれないけれど、3つ全部でなくても、どれか1つでもやってみることで、お買い物はもっと楽しく、満足のいくものになります。
欲しい洋服について考えていたら、自分の軸がクリアになるって嬉しいですよね。
秋は朝晩と日中の気温差も大きく、着るものに悩む季節。
でもちょっと見方を変えれば、軽い羽織ものやストールなど、少ないお洋服でも小物でおしゃれが何通りも楽しめる季節でもありますよね!
その日の気分に合わせて、自分にしっくりくるお洋服選びを一緒に楽しんでいきましょう。
なかじまりかさん

パーソナルスタイリスト。広島出身、東京の郊外で2人の息子、夫と4人暮らし。子育て中におしゃれ迷子になった経験から、何気ない毎日に「今の自分、いいじゃん」と自分をごきげんにする服選び、小さな習慣を発信中。
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
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