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敏感さんが生きやすくなる暮らしのヒント 【HSPのメンタルヘルスケア】 敏感さんが生きやすくなる暮らしのヒント 【HSPのメンタルヘルスケア】

繊細さん HSP イラスト
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なにごとにも、自分を見失いがちな敏感さん(HSP)。敏感さんといっても、何に過敏かは人それぞれ。自分の苦手なこと、得意なことを知って、それを受け入れることが穏やかに生きる第一歩です。ここでは、疲れにくくなる考え方のヒントをご紹介します。

目次
敏感さんが生きやすくなる暮らしのヒント 【HSPのメンタルヘルスケア】
  1. STEP 1:敏感な自分を認め、受け入れること
  2. STEP 2:敏感な自分を守ってあげる
  3. STEP 3:敏感な自分の強みを知る
  4. 敏感さんが生きやすくなる暮らしのヒント
  5. 教えてくれた 長沼睦雄先生 profile

STEP 1:敏感な自分を認め、受け入れること

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敏感さんは、自分が敏感で神経が高ぶりやすいことを意識して生活することが大切。そうすることで、刺激に反応してしまったときも「どうしよう!」とパニックにならず、落ち着いて刺激から離れることができます。また、ささいな一言で傷ついたり、ノーと言えない自分を責めず「自分はこうなんだ」と受け入れることで、自分を嫌いになることがなくなり、「自分は自分」という境界線を引き、自分軸を立てられるようになります。

<見えない自分を見る3つのコツ>

1.自分を客観的に調べてみる
HSPのチェックリストや各種の心理検査やセルフチェックで、自分のことを調べてみましょう。客観的に自分の能力や性格を知ることが受け入れる第一歩。

2.人の意見を聞いてみる
自分では当たり前になっている特徴や癖があるはず。家族や親友など日常的に接している人に、自分はどう見えているのか聞いてみて。意外な姿にハッとするかも。

3.自分が嫌いな相手を見る
あなたが嫌っている誰かには、見ないようにしてきたあなたの過去の姿が映し出されているのかもしれません。嫌いな人は、自分の鏡だと考えてみて。


STEP 2:敏感な自分を守ってあげる

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自分と他人を区別する境界線があいまいな敏感さん。人は通常、乳児のころは母と一体化していたのが、母に認められて自分を認識し、自己主張が出てきます。しかし、外からの刺激を恐れる敏感さんにはそれが難しいのかもしれません。ならば、外からの刺激を遮断して自分を守り、認めてあげましょう。最初は寂しさを感じるかもしれませんが、それは自立するために必要であり自然なことなのです。

<自分を守るための4つのルール>

1.見えないバリアで包み込む
光や心地よいエネルギーが全身を丸く包み込んでいます。外からの刺激は遮断され、中はとても心地よい状態だとイメージします。

2.自分も相手も意識しない
他人の感情から自分を守ろうとすると、かえって意識してしまうことが。あえて、共感も反応もせずに虚心になり、やり過ごしましょう。

3.自分の中に軸を作る
他人に流されそうになったら、「本当にやりたいこと?」と、自分に問いかけてみて。やらなければという思い込みから自分を解放します。

4.自分で決めて生きる
心が葛藤でいっぱいになったら、「もうどうにでもなれ」と、気持ちを解放するとその先に「こうしたい」という思いや自立した自分が見えます。


STEP 3:敏感な自分の強みを知る

感覚の鋭さや、直感力のある敏感さん。相手の喜怒哀楽を自分のことにように感じられる共感力も高く、それが他人への思いやりや人柄のよさになっています。また、物事の本質を見抜くことができるので、時間をかければ質の高い仕事や作品を完成させる能力をもっています。芸術作品を独特の感性でとらえたり、技術はすぐれていなくても、絵を描けば独特の色使いなどで才能を発揮する、いわば芸術家タイプです。それらの面をうまく活かして、自分に合ったことをすれば、身近な人の心を癒やすパワーを発揮することができます。

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<敏感さんの長所>

1.共感性が高い

場の空気を読む能力が高く、口に出さなくても相手の体調の変化や、心配事があるかなどがわかります。育児や介護など他人のケアをする立場でその能力を活かせるかもしれません。

2.やさしく親切

他人の痛みを、自分のことのように感じられる敏感さんは、人に対してとても親切で思いやりがあります。親しくつき合った人は、あなたのやさしさにきっと癒やされ感謝しているはずです。

3.直感がすぐれている

たくさんの刺激を感じ取っている敏感さんは、直感で「Aプラン」より「Bプラン」のほうがいいなど、ひらめきを発揮することがあります。直感を信じて成功したり、危険を回避できることも。

ほかにもこんな長所があります。

●素直で純粋
●人を守りたいという気持ちが強い
●使命感があり向上心が強い
●正義感が強く礼儀正しい


敏感さんが生きやすくなる暮らしのヒント

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ほかほかの手料理を食べる
外食の食品添加物や、電子レンジの電磁波などにも反応しがちな敏感さん。アレルギーを発症したり、化学物質過敏症になる場合も。食事は、なるべく手作りのあたたかいものをよく味わって食べるようにすると、気持ちもほっと安心できます。
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感受性の豊かさが活かせる職業
感覚の鋭さや直感力がある敏感さんには、クリエイティブな職業が向いています。調理師、デザイナーやイラストレーターなどは天職。それ以外でも、職場の人間関係が複雑ではなく、一人でコツコツ仕上げる作業などでは、力を発揮できます。
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瞑想をして「今、ここ」に集中
意識が分散して集中できないときは、マインドフルネス瞑想を。誰もいない部屋で、目を閉じて1分ほど、自分の呼吸だけに集中します。最初は考え事をしてしまうかもしれませんが、何度かくり返すうちに、「今、ここ」の自分だけになるはずです。
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自分の居場所を作る
雑音が気になるなら音楽でマスキングする、街灯の光が目につくなら遮光カーテンに替えるなど、外界の刺激をシャットダウンして、居心地のよい空間を作りましょう。着心地のよい衣類に包まれるのも、一種の居場所になります。

教えてくれた 長沼睦雄先生 profile

長沼睦雄 繊細さん HSP
精神科医、十勝むつみのクリニック院長。障害児医療などをへて、精神科医に。日本では数少ないHSPの臨床医。著書に『敏感すぎて生きづらい人の こころがラクになる方法』(永岡書店)など。

illustration:Yuko Saeki text:Ema Tanaka web edit:Riho Abe
リンネル2019年3月号より
※画像・イラスト・文章の無断転載はご遠慮ください

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