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【HSPってどんな人】自分やあの子は繊細さん? 人によって異なる感じ方の違い 【HSPってどんな人】自分やあの子は繊細さん? 人によって異なる感じ方の違い

人より感覚が鋭く、「繊細さん」とも呼ばれるHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)。周りと違う感覚で疎外感を覚えたり、人間関係に苦労することもあるけれど、 HSPの特徴を強みとしてとらえれば、仕事や生活が充実します。今まで6500人以上のHSPの相談にのってきた皆川公美子先生に、まずはHSPってどんな人なのか教えていただきます。

目次
【HSPってどんな人】自分やあの子は繊細さん? 人によって異なる感じ方の違い
  1. HSPについて教えてくれた 皆川公美子先生 profile
  2. HSPってこんな人! HSPについて知る7つのトピックス

HSPについて教えてくれた
皆川公美子先生 profile

皆川公美子先生
国家資格キャリアコンサルタント。6500人以上のHSPの相談にのっており、自身もHSP。2018年より HSPが生きづらさを解消していきいき働くためのセミナーや、長期プログラムを開催。

HSPってこんな人!
HSPについて知る7つのトピックス

❶HSPの定義とは?

HSPは、アメリカのエレイン・アーロン博士が1996年に提唱した概念で、「高度に敏感性のある人」という意味。その特徴は「刺激を過剰に受ける、疲れやすい」「ちょっとしたことに気づく」「深く考え、深く処理する」「感情反応が強く、共感力が高い」と4つの要素です。HSPは「脳の情報処理が平均より深い」と、考えられています。つまり同じ刺激を受けても、より深く受け取るということ。動物の中にも敏感性を持つタイプがいます。全員が猪突猛進で行動してしまうと全滅の危険性があるため、種が生き残るための遺伝子の戦略とも考えられます。

❷私はHSPなの?

自分がHSPかどうかは、下記のサイトからアーロン博士が発表している27項目のチェックリストで確認するのがいちばん。14項目以上当てはまる場合は、HSPである可能性が高いでしょう。たとえ当てはまる項目が3〜4個しかなかったとしても、非常に強く当てはまると感じるのであれば、 HSPかもしれません。

アーロン博士のチェックリスト

❸HSPは生まれつきなの?

HSPは神経処理の特性なので、背が高い、目の色が黒いなどと同じように、生まれつき。ただし、ある特定の遺伝子によるものではなく、複数の遺伝子が関係し合って敏感さを形作っています。一方、育った環境もキャラクターを決定づけるのに重要なので、HSPの特徴が強く表に出るかどうかは、人によります。

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