暮らし上手がセレクト！ 使い勝手抜群の最新キッチン用品【暮らしの道具大賞2021】 暮らし上手がセレクト！ 使い勝手抜群の最新キッチン用品【暮らしの道具大賞2021】

毎年恒例のリンネル道具大賞。 目利きのみなさんが日々更新していく暮らし道具や、長年愛着のあるものが並ぶ、リンネル目線の「2021年の名品」を紹介します。 自由に外出できない時期が続き、それぞれの家での食事の楽しみ方が進化した2021年。キッチン用品で需要が特に高かったのは、お手頃価格の調理家電や家でも使えるアウトドアアイテム、エココンシャスな道具など。暮らしの目利きさん7名が選ぶ、使い勝手抜群の最新キッチン用品をテーマ別にご紹介します。

１.緊急事態宣言で弁当派増！
おひとり様用の炊飯道具

（左）〈サーモス〉のごはんが炊ける弁当箱、（右）〈サンコー〉の2段式超高速弁当箱炊飯器

〈サンコー〉の
お米もおかずもこれ一台！
2段式超高速弁当箱炊飯器

「留守番中の子どものお弁当用に買いました。オフィスでほかほかのごはんを食べたい人にもおすすめです」（田中さん）。電源につないで下段で炊飯、上段でおかずを温められます。0.5～1合の炊飯が、15～24分で完了。レトルトカレーや冷凍食品の温めもできます。¥7,980（サンコー 通販部）

〈サーモス〉の
ごはんが炊ける弁当箱 JBS-360

「お弁当で炊きたてごはんが食べられるところが画期的です！ 子どものお弁当に導入したい」（アサイさん）。水とお米を入れて電子レンジで8分。保温ケースにセットしたら、持ち運んでいる間にごはんが炊き上がるという優れもの。0.7合のごはんが炊けます。¥3,850（サーモスお客様相談室）

２. もっと“家充”のための
至高な調理家電

（左）〈ライソン〉の焼き鳥グリル、（右）〈山本電気〉の精米機

〈山本電気〉の
精米機MB-RC52

「毎日食べるごはんは、精米したてがいいと思っていて、15年くらい愛用しています。お米がおいしいと、料理が簡単でも幸せな食卓になります」（アサイさん）。胚芽米から、白米をさらに磨き上げたみがき米まで10種類の精米加減が可能に。¥12,800（編集部調べ）（山本電気　お客様サポート）

〈ライソン〉の
焼き鳥グリル

「時間がたって少し冷めてしまった焼き鳥も、こんがりジューシーに。余分な脂も落とせます。屋台気分が味わえて、子どもたちも大喜びです」（奥家さん）。卓上で邪魔にならないコンパクトさとお手頃価格で、話題の商品。焼き網と受け皿トレイは水洗いできて、お手入れが簡単なのもポイント。¥2,618（ライソン）

３.アウトドアブームで
アレンジレシピ動画も人気に

（左）〈トランギア〉のメスティン、（右）〈スノーピーク〉のホットサンドクッカー

〈スノーピーク〉の
ホットサンドクッカー トラメジーノ

「キャンプ用ですが、家でも使っています。ホットケーキを焼いたり、おつまみでイカを醤油バターで焼いてみたり、うちではフライパン代わりとしても使ってます」（圷さん）。熱伝導に優れたアルミダイキャストで、食パンを挟んでホットサンドができます。ハンドルを左右に回せば収納もコンパクト。¥8,030（スノーピーク）

〈トランギア〉のメスティン

「コンパクトストーブと固形燃料を使って、家でもアウトドア風クッキング。カルディのサバ缶で炊き込みごはんをしたり、パエリアを作ったりが楽しい」（奥家さん）。1.8合までのごはんが炊ける大きさの、アルミ製のメスティン。直火にかけて、煮る、焼く、蒸すなどの調理が可能。¥1,760（イワタニ・プリムス）

４.地球のことを考えたサステナブルな道具

〈ミニマル リビング トーキョー〉の
100%蜜ろうラップ

「エコの考え方を子どもたちに引き継ぎたくて購入。手で押さえると体温で形が整うのがおもしろく、冷蔵庫に入れても室温に戻すと平らになります。野菜を包んだり、容器のふたとして」（大木さん）。コットンとオーガニック蜜ろうのみを使用。受注生産。SMLセット¥3,300（ミニマル リビング トーキョー）

５.時短、省スペースetc.
これ推し！ アイデア道具

〈シェア ウィズ クリハラ ハルミ〉の
丸まな板

「まな板が丸いってどうなの？と思いましたが、奥行きがあって切ったものが邪魔にならないし、まな板の向きを変えるだけで食材が切りやすくなるので、とっても便利」（田中さん）。累計23万枚売れた、人気のまな板。抗菌素材を使用。大¥4,180、小¥3,080（ゆとりの空間オンラインショップ）

〈ドウシシャ〉の
sutto フライパン

「四角い形で自立するので、狭いスペースにサッと置けます。深さがあるので、パスタをゆでる、煮る、蒸す調理ができるし、餃子などを焼くときも、デッドスペースがないです」（奥家さん）。ふたも同様に自立するのもうれしい。ガス、IHに対応。20㎝ ¥3,278（ドウシシャお客様相談室）

〈3M〉のコマンド
スマートフォンホルダー

「レシピを見ながら調理しようと思っても、調理台の上にスマホを置くと見にくいし邪魔で……。これなら、冷蔵庫に貼りつけて、動画も楽々見られます」（田中さん）。スマホに触れる面は弾力のある素材を使用し、取りつけも簡単。ふたつのパーツで挟むので、機種を選ばず使えます。¥878（スリーエム ジャパン）

〈家事問屋〉のだしとりあみ

「こんなにきれいなだしが取れるなんてと、感動しました。粉をふるうときにも使えます。家事問屋はほかにも気になる道具がいっぱい」（アサイさん）。家庭用ではあまり見られない200メッシュという非常に細かい網目で小さな粒もキャッチ。透き通っただしが取りたい人には欠かせません。¥2,200（家事問屋／下村企販）

〈レコルト〉のエッグスチーマー

「ゆで卵は1個、うずらの卵なら5個ゆでられる優れもののミニ家電。水の量を調節することで、半熟卵もできます。お弁当のゆで卵が1個だけほしいときなどに便利」（神原さん）。殻をむきやすくするピンもついていて、1個だけでゆでるとムダにしがちな、ガスや水の節約にも。¥3,300（ウィナーズ）

〈iwaki〉の耐熱ガラスボウル
サラダスピナー

「サラダスピナーだけど、ボウルが耐熱ガラス。そのままサラダを盛りつけて出せて、耐熱ボウルはお菓子作りなどにも活躍しています」（近藤さん）。ガラスボウル用のふたもついていて、ふたと一緒に電子レンジ調理も可能。調理器具を減らしたい人にも。¥4,400（AGCテクノグラス iwakiお客様サービスセンター）

〈マーナ〉の
ペットボトル洗いビーンズ

「家族でマイボトルを持ち歩くことが増えましたが、洗うのが面倒。これは、ボトルの中に入れて振るだけで汚れが落ちます。子どもも、これで自分のボトルを洗っています」（奥家さん）。かわいいエンドウ豆を、少量の水と一緒にペットボトルなどに入れて振るだけで、中をきれいにお掃除。¥418（マーナ）

〈カインズ〉のまな板シート3m

「ラップのようにカットして、まな板の上に広げるシートです。肉や魚などを調理するときに使って、色やにおい移りを防ぎ、捨てられるので衛生的。厚みがあるので、キャンプではそのままお皿のように使うことも」（奥家さん）。耐熱温度は100℃、スライダーを滑らせてカットできるのも便利。¥498（カインズ）

セレクトしてくれた
7人の暮らしの目利きさん

acutti店主
圷 みほさん

アトリエもオープンした“衣・食・住”のショップ、acutti店主。

編集者
アサイアサミさん

地域の魅力を広告する会社「ココホレジャパン」エディター。

暮らし評論家
大木聖美さん

ブログ「我が道ライフ」主宰。整理収納や防災備蓄に詳しい。

『MonoＭax』編集長
奥家慎二さん

家電、アウトドア用品など、幅広いジャンルに通じている。

家電ライフプロデューサー
神原サリーさん

家電を通して、企業と生活者の思いをつなぐべく活動。

暮らしの美活研究家
近藤こうこさん

暮らしと健康がテーマのブログ「暮らしの美活」主宰。

ライター
田中絵真さん

『リンネル』で掃除や収納、インテリアなど、暮らしまわりの記事を執筆。

photograph：Kiyono Hattori（model）, Mari Yoshioka（item）　styling：Sanami Okamoto （model）, Minami Nosaki（item）　hair & make-up：Yuka Takamatsu　model：Hanna Kelk　text：Ema Tanaka, Mayumi Akagi　web edit：Riho Abe
リンネル2022年1月号より
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください