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:季節の変わり目の肌荒れはなぜ起きる?敏感ゆらぎ肌スキンケアのやり方は?40代・50代向き人気ブランドの美プロおすすめコスメ・美容家電30選も
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季節の変わり目はなぜ肌荒れする?敏感ゆらぎ肌スキンケアのやり方を美容のプロが解説。さらに、40代・50代にぴったり! SHISEIDOやキュレル、ラネージュ、ReFaなどの人気デパコスやプチプラ、韓国コスメブランドから、美プロがおすすめするスキンケア・ボディ&ヘアケアコスメ・美容家電30選を一挙ご紹介。
季節の変わり目の秋に肌荒れするのはなぜ?
夏の暑さにより肌に熱がこもるから! 肌の内側の乾燥が進み、エアコンなどの影響でインナードライも加速


高温多湿の過酷な環境にさらされている夏の肌。9月に入っても、紫外線ダメージや汗や皮脂によるベタつきを感じやすく、まさに肌はクタクタ状態です。「連日、暑さが続き、今の時季の肌は、微弱炎症が続いているので要注意。放っておくと、水分を受け入れにくくなり、冬に向けて乾燥しやすくなってしまいます」と語るのは、エステティシャンとして多くの肌に触れてきた瀬戸口めぐみさん。
「肌は熱に弱いため、熱がこもると水分が蒸散し、肌の内側の乾燥がどんどん進んでしまいます。さらにエアコンなどの影響でインナードライが加速。肌が硬くなって、ゴワつきやくすみにつながります。水分がうまくめぐらないことで、むくみを感じやすくなることも。肌だけでなく、頭部にも熱がこもりやすくなっています」
季節の変わり目の敏感・ゆらぎ肌スキンケアのポイント
【肌を冷やす】肌温度チェック&冷水洗顔

とにかく冷やすことが大切です。肌にほてりを感じるときは、そのままにしておかず、その日のうちに必ず肌を冷やしてあげること。まずは肌温度を確認。手の甲で頰に触れたとき、ほてりを感じたら、肌に熱がこもっているサイン。洗顔時、ぬるま湯ですすいだあと、シャキッと冷たい水で2~3回流しましょう。再び頰を触り、ひんやりしていたらOKです。また、いつも使用しているシートマスクを冷蔵庫に保管しておくと、熱ごもった肌を手早く鎮静できて◎。肌温度を下げることで顔が引き締まり、むくみも改善。
【保湿ケアを続ける】化粧水のミルフィーユづけ

1. ヒト型セラミドを新配合でキメ肌に。モイスチャライジングローション 150mL ¥3,630/エトヴォス(エトヴォス) 2. ビタミンサプリ化粧水で透明美肌へ。薬用Cクリアホワイトローション(医薬部外品)120mL ¥5,940/ドクターケイ(ドクターケイ) 3. 重ねづけしてもベタつかず、毛穴目立ちやキメを整える。エッセンス ローション 150mL ¥6,380/MEM(メム)
肌を冷やしてからの保湿ケアは毎日続けましょう。水分が不足している夏枯れ状態の肌には、まず化粧水をたっぷり入れ込んでうるおいをチャージするように意識しましょう。化粧水をしっかり浸透させるため一度に塗布せず、3回にわけて肌になじませる“ミルフィーユづけ”をすること。適量が500円玉大としたら、それを3等分にして1回目はならし塗りとして軽くなじませて。2回3回と少量ずつ塗布したほうが一度につけるよりなじみが早くなります。まさに“急がば回れ”のケア!
\夏枯れ肌スキンケアで意識したいこと/
「熱がこもった肌に水分を入れ込んでもうまく入っていかないので、クールダウンが必要。とはいえ、特別なことをする必要はありません。冷水で洗顔して肌を引き締めるだけでも効果的です。また、夏の間はベタつきからさっぱりとした化粧水を好み、少量だけ塗布して満足しがち。水分チャージが足りていないので、化粧水をじゃぶじゃぶとたっぷり与えることを意識しましょう。頭皮ケアも必須です。」
夏のお疲れ肌は、あれこれと特別なことを取り入れるよりも、基本のケアを見直すこと! 「少し方法を変えるだけでも、スキンケアの入りがよくなり、みるみるうちに肌のめぐりがよくなります。」(瀬戸口めぐみさん)
季節の変わり目の敏感・ゆらぎ肌スキンケアのやり方
簡単&速攻! ボディや頭皮もまとめてケアしてリカバリー◎
①コットンパッティングで乾いた肌にうるおいチャージ

肌にほてりを感じるときやカサつきが気になるときは、パッティングの冷やしケアで肌を落ち着かせましょう。暑いときは手の体温が邪魔をしてしまうこともあるため、手の代わりにコットンを使用するとGOOD。化粧水を浸み込ませ、あご下から風を送るようなイメージで顔全体をパッティングします。これで肌の熱がひき、きゅっと引き締まり、その後に使う化粧品の効果を実感。メイクのりもアップして崩れにくくなります。
②3Dスポンジでむくみスッキリ! クッションマッサージ
顔のむくみやたるみを解消したいときにはマッサージが効果的。暑さが残るこの時季は、体温が高い手を使うよりもメイク用のスポンジを使うと肌がひんやりします。用意するものは、メイク用のスポンジ。先端がフラットにカットしてある卵形のスポンジだと顔に当てやすくなるのでおすすめです。手のひらに化粧水を出し(クリームや美容液など手もとのものなら何でもOK)、スポンジに吸わせたらフラットな面を肌に当ててパッティング。トントンと垂直に当てるとマッサージ効果によりむくみのケアに。目の下や年齢とともにふくらみやすい小鼻はスポンジの角でトントンとマッサージするとすっきり。

( 画像左 )目の下や小鼻
目の下(黒目を上げた状態にする)や小鼻は、角を垂直に当てます。
( 画像中央 )フェイスライン
あご下は押し込むようにして、下から上へ動かすと引き締まります。
( 画像右 )顔全体
顔の中心から両サイドに向かって、やさしくパッティング。

③週1~2回のゴマージュでたまったゴワつきをオフ
夏の終わりに意識したいのは日焼け止めの落とし残し。密着力が高い高機能なものが増え、毎日クレンジングしていても、毛穴やキメの淵に残っていることも。特にあご下や小鼻のキワなどは、ザラつきやすくなっています。眉間や額など、表情筋が動く部分も詰まりがち。ボディも皮脂や汗で角質が溜まりやすくなるので、肌にやさしいソフトなゴマージュを取り入れましょう。週1~2回行うだけで、肌がやわらかくなり、その後の化粧品のなじみがよくなるので、肌の“偏差値”がぐんとアップします!


④くすみ&たるみにブラッシングで頭皮ケア
この時季、習慣にしたいのが頭皮のケア。汗や紫外線の影響で頭皮に熱がこもりやすく、気づかぬうちにぷよぷよとむくんだ状態になっています。まずは頭皮をブラッシングする習慣をつけましょう。朝行うとスッキリして、頭皮を刺激することであごのむくみや顔のくすみも軽減。さらに、頭皮用のクレンジングや美容液をプラスするのも効果的。塗布後、もみ込むようにマッサージして、血流をうながすことで毛穴に詰まった老廃物が取り除けます。夏のダメージが溜まった頭皮環境を今から整えておくことで、季節の変わり目の抜け毛予防にも。

まずは、生え際や後頭部から、頭のてっぺんにあるツボ“百会”に向かてブラッシング。次に、頭を下げた状態で、後頭部から頭頂部に向か
ってまんべんなくブラッシングします。

美容のプロおすすめ! 季節の変わり目の敏感ゆらぎ肌コスメ|スキンケア編
夏バテ気味の肌を秋に向けてしっかり立て直しておきたいところ。美容賢者の皆さんに、これからの時季に取り入れたいおすすめのアイテムを聞きました。
おすすめを教えてくれた美容のプロ6名
ヘア&メイクアップアーティスト。雑誌や広告などで活躍。YouTubeチャンネル「おしゃべりメイクBOX」が人気。「負担をかけない保湿メイクで肌を美しく見せる」

トータルビューティアドバイザー。肌だけではなく、心や体にもアプローチするお手入れを重視。「過酷な暑さで肌はゆるみがち。早めのエイジング対策が必須」

「心地よい美容」をテーマに、30代の美容家代表としてオリジナリティあふれる美容法を提案。noteも人気。「ゆらぎやすくなっている肌にはほっとできるやさしいアイテムを」

「家電製品アドバイザー」保有の俳優。大量の家電に囲まれ生活中。 「お手入れの効果を爆上げしてくれる美容家電で理想の肌と髪に」

美容ライター。本誌をはじめ、女性誌などで美容・健康に関する記事を担当。低価格×高機能なコスメに精通。

ヘア&メイクアップアーティスト。トレンドをその人らしく落とし込むメイクに定評あり。双子男児の母。

40代・50代にぴったりな人気ブランドのレスキューアイテムは?
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photograph: Mari Yoshioka illustration: Maki Kobayashi text: Chie Sakuma web edit & text:Rio Suzuki
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エステティシャン・MEM Director&CEO。化粧品ブランドで28年間ディレクターを務め、エステティシャンとしても活躍。著名人から指名が絶えないゴッドハンド。著書『瀬戸口めぐみ式「老化筋」ほぐし』(小学館)など。