オリジナリティのあるスタイルに共感
明るくポップなイメージで、世界中から愛されるキース・ヘリング。1980年代のニューヨークで絵画のほか、映像やインスタレーションなど多様な美術表現を学び、美術館や画廊ではなく、公共空間でアートを展開する方法を模索しました。
31年間という短い生涯のなか、活動期間は10年ほどですが、社会に潜む暴力や不平等、HIV・エイズに対する偏見など、社会へのメッセージをアートで訴え、国や世代を超えて、今なお響き続けています。
「僕と同じ31歳で、ひと目見てキース・ヘリングだとわかるオリジナリティをしっかり残しているのは、本当にすごいと思います。また資本主義に対する思いや、生と死についてなど、自分の人生で感じていること、生まれたものをちゃんと絵に残していったのが素敵だなと感じました。役者として、自分の核となるスタイルについて考えさせられました。
今回の展示では、ウォーホルをはじめ、こんなにたくさんのスターたちとコラボレーションをしていたことを初めて知りました。ヘリングの心情的な部分を知ることができ、絵だけではなく、人柄も評価されていたことを知り、人としての魅力も感じました」
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