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Aマッソ加納愛子さん「書くことは雑味がない行為」/新刊エッセイ『行儀は悪いが天気は良い』インタビュー Aマッソ加納愛子さん「書くことは雑味がない行為」/新刊エッセイ『行儀は悪いが天気は良い』インタビュー

Aマッソ加納愛子さん
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3年連続で「女芸人No.1決定戦 THE W」のファイナリストとなり、テレビやラジオ、YouTube……と多ジャンルで活躍するお笑いコンビ・Aマッソ。ネタづくりを担当している加納愛子さんは文筆家としても知られ、鋭いワードセンスと視点が注目を集めています。そんな加納さんが、最新エッセイ集『行儀は悪いが天気は良い』(新潮社)を2023年11月に刊行。執筆の背景や、「書くこと」の醍醐味を伺いました。

目次
Aマッソ加納愛子さん「書くことは雑味がない行為」/新刊エッセイ『行儀は悪いが天気は良い』インタビュー
  1. 肩の力を抜いて、自然体で書けるように
  2. 感情を言葉に落とし込めれば、人生は楽になる
  3. 加納さんに聞きました! Q&A
  4. Profile
  5. 書誌情報

肩の力を抜いて、自然体で書けるように

「芸風とは違うかもしれないけど、肩の力を抜いてストレートに書けたかな、と思います」
お笑いコンビ・Aマッソの加納さんが話すのは、最新エッセイ集『行儀は悪いが天気は良い』について。大阪で生まれ育った子ども時代から現在の芸人としての日常までが、切れのよい文体で綴られています。

「自分のアイデンティティや人との関わり方、他人とのつながりのなかで気づいた感情や、懐かしい思い出を中心に書きました。エッセイ集としては2作目ですが、前作よりも素直になっている気がします。最初の方は書くこと、書かないことをもっと選りすぐっていましたが、より自然体で書けるように。小説を書くときもそうですが、言葉を調べながら書いたりしているので、どんどん『日本語って面白いな』と思うようにもなりましたね」

大阪の実家に来ていた「おっちゃんたち」をはじめ、過去のエピソードには多くの個性的な人々が登場しますが、その面白さは、人に対する加納さん独自の視点があるからこそ。

「人に興味がないと、やっぱり自分への目線も曇るというか。同じように興味を持とうという気持ちがありますね。私は本を読むのが好きなのですが、それと同じように知り合った人の家族の話を聞くのも好きなんですよ。たとえば、ふだん口数は少ない人なのに、お姉ちゃんの話になったらすごく饒舌になったりして。そういうことを知るのが好きだし、その人のことがよりわかるようになりますよね」

過去のことを思い返しながらあらためて言葉にすることで、新たな気づきも。

「自分は結構、シンプルな人間だな、と思いました。なにか特別な思考をしていたわけじゃなく、こういうことに興味があって、だから芸人になって……という、自分の人生の軸みたいなものはストレートに表れていると思います。出てくる人たちも、そのときに交わったからこそ、こうして記憶のなかに出てきてくれるけど、ほとんどの人はもう会わないわけで。そう考えると、今当たり前のように接してる相手も、5年後は一緒に仕事してるかわからない。一瞬一瞬のコミュニケーションについても考えますね」

肩の力を抜いて、自然体で書けるように:Aマッソ加納愛子さん

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