CULTURE

Aマッソ加納愛子さん「書くことは雑味がない行為」/新刊エッセイ『行儀は悪いが天気は良い』インタビュー Aマッソ加納愛子さん「書くことは雑味がない行為」/新刊エッセイ『行儀は悪いが天気は良い』インタビュー

加納さんに聞きました!
Q&A

Q.読書家としても知られる加納さんですが、読む本はどのように選んでいますか?

ジャンルはとくに決めず、薦めてもらったものは全部読むようにしています。最近読んで面白かったのは、小川哲さんの『君が手にするはずだった黄金について』(新潮社)。本は電車や新幹線の中で読むことが多いですね。


Q.生まれ育った大阪から東京に移って、ギャップを感じることは?

「大人と本音でしゃべるって難しいことだったんだな」と思いますね。私は東京が好きなので、それを嫌とは思わないですけど。普通は大人になると、あまり本心は言ってくれなくなるから、うちの家は何でもかんでも言い過ぎてたな、と今になって感じます。


Q.衣装もすてきですが、何かこだわりはありますか?

いつもスタイリストさんにお任せ。「好きなように遊んでください」と伝えています。前はもっとボーイッシュなものが多かったんですけど、最近はちょっと小ぎれいに見えるように選んでもらってます。ふだん、あまり柄ものは着ないのでうれしいですね。私服はもっと地味なので(笑)。

Aマッソ加納愛子さん

Profile

Aマッソ加納愛子さん
加納愛子
かのう・あいこ/1989年大阪府生まれ。2010年に幼馴染の村上愛とお笑いコンビ「Aマッソ」を結成。エッセイ集『イルカも泳ぐわい。』(筑摩書房)、小説集『これはちゃうか』(河出書房新社)が話題を呼ぶなど、いまもっとも新作が待たれる書き手のひとり。

書誌情報

『行儀は悪いが天気は良い』Aマッソ加納愛子さん
『行儀は悪いが天気は良い』
著/加納愛子
¥1,540(新潮社)
実家に出入りしていたヤバいおっちゃんたち、突然姿を消した憧れの同級生の行方、「天職なわけではない」と言い切る芸の世界を志した理由、「何かを失った人間の中で一番最強」な親友・フワちゃんの素顔……。生まれ育った大阪から多感な学生時代、芸人としての日常まで、懐かしくて恥ずかしくて、誇らしくて少し切ない24編を収録。

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photograph:Chihiro Oshima text:Hanae Kudo
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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