CULTURE

いしわたり淳治さん「オアシスがいなければ、今の自分はいなかった」/『リヴ・フォーエヴァー:Oasis 30 周年特別展』特別インタビュー いしわたり淳治さん「オアシスがいなければ、今の自分はいなかった」/『リヴ・フォーエヴァー:Oasis 30 周年特別展』特別インタビュー

ロック(音楽)の明るい未来を感じられる展覧会

オアシス oasis 『リヴ・フォーエヴァー:Oasis 30周年特別展』
Photo:Jill Furmanovsky

━━開催される展覧会『リヴ・フォーエヴァー:Oasis 30周年特別展』にあわせて、いしわたりさんの対訳がのった「リヴ・フォーエヴァー」のミュージック・ビデオが公開、また会場内にも多数の楽曲が展示され、さらにショップで販売されるパンフレットにも掲載されています。

当時の彼らを知っている人はもちろん、新しい世代にも聞いてもらいたいと思います。今、時代はオアシスのような音楽を求めているような気がします。オアシスが今以上に世代を越えて聞かれ続ける、その少しのきっかけになれたら幸いです。

━━今回開催される展覧会で楽しみにされていることは何ですか?

展覧会であれこれ見たらシンプルに心が高校生に戻る気がします。忘れていたいろんな感情や出来事を思い出すはず。自分が何を思い出すのか、どんな気持ちになるのか、それが一番楽しみかもしれません。

━━オアシスの作った音楽は、いしわたりさんの今の暮らしにどんな影響を与えていますか? また、彼らの音楽は暮らしにどんな彩りを与えてくれると思いますか?

自分の音楽人生の前半はオアシスと一緒に進んで来たようなものです。彼らがいなければ今の自分はいないので、そう考えると、今こうして暮らしているすべては彼らの影響の延長線の上なのだと思います。

━━今回の対訳を通して、今後のいしわたりさんの活動に何か影響をもたらしそうですか?

何も変わらないんじゃないでしょうか。今までも自分の心の中にはオアシスはいましたから。今回彼らは再結成したみたい(個人的には再結成はまだ信じていません。来年のツアーが始まるまでに、また喧嘩して再結成を撤回するんじゃないか、そして、それを覆してまた再結成するんじゃないか。それくらいやってもらってこそ、オアシスなんじゃないか。という気がします)ですが、私の心の中ではずっと活動していたようなものですから。

━━2025年から16年ぶりとなるワールド・ツアーが決定しています。今後のオアシスに期待されていることは?また、これから彼らの音楽はどんな意味を持つと思いますか?

いつの時代も、音楽はどちらかというと若者の持ち物という傾向が強くて、大人になると音楽を聞かなくなる人が増えるものです。オアシスのようなバンドが格好いい新曲を出し続けてくれると、音楽から離れていた人も再び音楽を聴くきっかけになるかもしれません。また、若い世代にとっては、ロックの明るい未来というか、バンドを続けていくことの格好いい未来像を見せてあげられたら、とても素敵なことだと思います。

次のページ展覧会『リヴ・フォーエヴァー:Oasis 30 周年特別展』

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