CULTURE
:一家に一冊ほしい! 四季を心地よく暮らすヒントが満載/イラストレーター杉浦さやかさん 新刊『わたしたちの歳時記』発売
CULTURE
:
大人気イラストレーター杉浦さやかさんの新著『わたしたちの歳時記』が発売。
忙しい日々のなかでも、無理せず、気軽に取り入れられる四季折々の楽しみ方が、かわいいイラストとともに描かれています。
役立つ豆知識はもちろん、読むだけで心の切り替えや息抜きになるような毎日を快適に過ごすヒントが詰まった一冊です。
ちょっと花を飾るだけとか 。頑張りすぎず、できることを楽しんで
4月はお花見、7月は七夕、9月はお月見……四季折々の移り変わり、私たちの国に伝わる行事ごとにもっと心を傾けて、楽しみながら暮らしたい! そんなあなたにぴったりの本が、杉浦さやかさんの新刊『わたしたちの歳時記』です。
「行事ごとをし始めたのは、子どもが生まれてからですね。保育園で作ったものを持って帰ってくると、自然と『じゃあうちでもやろうか』となるので。それがきっかけではあるんですけど、やっぱり生活が豊かになりまよね。より季節を、敏感に察知するようになりました」
そして今回、本にまとめるにあたり改めて季節の行事について調べてみたところ、「なぜそれが生まれたのか、歴史や背景がわかると、より楽しみが広がるなと。いつどこから伝わって行事になったのかとか、お供えするものの意味とか、よく知らないこともあったので」
そうしたいわれ、だけでなく。うれしいのは、誕生花や誕生石、記念日などが記されたカレンダー。時季ごとに愛でられるお花や、旬の食材を使った料理、クラフト遊びなど。杉浦さん自身の暮らし視点での情報がてんこ盛りです。
「特にお花は大好きで、歳をとるごとにどんどんハマってきているので、雑草、草木、庭木もふくめて、けっこう意識して入れました。もともとうちの母が山野草などの花に詳しくて。一緒に歩いていると名前を教えてくれるから、小さい頃から刷り込まれてたんですよね」
母親から教えてもらったことを、子どもに教える。行事ごとを通して、世代がつながっていく。
「ただこれを全部ちゃんとやろうとすると、プレッシャーになる気がして。ちょっと花を飾るだけとか、団子を買ってきて並べるだけでいい。がんばりすぎず、できることだけ楽しめばいいと思うんです。私もがんばれないこと、多いですから」
自分の暮らしにまつわるイラストエッセイを描き続けて30年以上!という杉浦さん。
「子育てもあったり、更年期もあったり。苦しいこともありますけど、絵を描くのは今も本当に楽しいので」
しかもずっと書籍にこだわる理由を聞いたところ、胸が熱くなるコメントをいただきました。
「私、好きな本は、何回引っ越ししても、ずっととっておくんですね。最初に読んだ時の感激が、ずっとここに閉じこもっている気がして。私も誰かにとっての、そういう本を作りたいな、というのが永遠の目標です」
新著『わたしたちの歳時記』
お話を伺ったのは……杉浦さやかさん
すぎうら・さやか/1971 年生まれ。日本大学藝術学部美術学科卒業。在学中よりイラストレーターの仕事を始める。著者に『世界をたべよう!旅ごはん』『ニュー東京ホリデイ』『すきなものたのしいことA to Z 』(祥伝社)『おたのしみ歳時記』『きもちを贈る』(ワニブックス)など多数。
こちらもチェック!
text:BOOKLUCK
リンネル2025年5月号より
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
おすすめ記事 RELATED ARTICLES
Recommend
SNAPRanking
DAILY
/
WEEKLY
季節のおすすめSEASON TOPICS
暮らしのいいこと大集合!Special Feature




































