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テーマは、疲れないオトナ旅! 漫画家ひうらさとるさんの初エッセイ『58歳、旅の湯かげん いいかげん』インタビュー テーマは、疲れないオトナ旅! 漫画家ひうらさとるさんの初エッセイ『58歳、旅の湯かげん いいかげん』インタビュー

リンネル編集部
ひうらさとるさん

ドラマ化して話題となった『西園寺さんは家事をしない』『ホタルノヒカリ』など数々の大ヒット作を手がける漫画家・ひうらさとるさんが初エッセイ『58歳、旅の湯かげん いいかげん』を発売!

家事や育児がひと段落し、いざ旅へ行ける時間はあるものも、フットワークが重くなってしまいがちな同世代の方へ向けた“疲れない”大人旅の豊かさをお届け。きっとふらっと旅へ出かけるきっかけになりそうな一冊に。

目次
  1. 旅で同じような日々でも全然違うし何よりも無理がないなと。
  2. 新著『58歳、旅の湯かげん いいかげん』
  3. お話を伺ったのは……ひうらさとるさん

旅で同じような日々でも全然違うし何よりも無理がないなと。

『西園寺さんは家事をしない』『ホタルノヒカリ』などの大ヒット作を手がける漫画家として、また音声プラットフォームVoicyやYouTubeでも大人気のひうらさとるさん、初のエッセイが上梓しました。テーマはズバリ「疲れないオトナの旅」

「別に私はそんなに旅行の達人でもないですし、バックパッカーとかもやったことはないので、どうなんだろうと思ったんですよね。ただ自分では当然、と思ってやっていることでも、人には役に立つことはあるかもしれないなと」

特に40代後半から50代、子どもの手が離れ、久しぶりに旅行したい!となっても、独身の頃からアップデートされておらず、何から始めていいか、どこに行っていいかもわからず、フットワークが重くなる。「そういう意味で私はまぁ、ひょいひょいひょいいろんなとこ行っているので」

そうカラリと笑うひうらさんらしく、中身もちょうどいい軽やかさ。旅を気楽に楽しむためのヒントとエピソードが、リズミカルに書かれています。とりわけハッとさせられたのは、「せっかく来たんだから」とつい予定を詰め込みがちなところを“どうどう”と諭してくれるようなこと。「スイスとフランスに3週間ぐらいいることになったんですけど、昼間はずっと原稿書いてて。それでも十分楽しいなと思ったんですよね」

昼は集中して仕事をし、夜は外に出てごはんを食べたり、人と会ったり。生活の中でふと、異国の空気に出合うような、フレッシュなときめき。「同じような日々でも全然違うし、何より無理がないなと」

まさにワーケーションの先駆けのような旅のかたち、だけでなく。同世代の友だちとの旅行では、こんなこともありました。「昔は『あそこ行こう、ここ行こう』ってやってたんですけど、ある時、私が『ごめん、私仕事もあるし、午前中はそれぞれでと言ったら、みんなホッとしてて。本当は行きたくなかったけど、おたがいみんなのことに気を使ってたんだって』

好きの源泉は、城崎温泉という観光地に住んでいるから?
「それは大きいですね。城崎って町全体がひとつの旅館みたいだから、どこに行って帰ってきても、まだリゾートみたいな気分なんです」

またここに永住するつもりもなく「どこかに行くと必ず『ここ住めるかな?』って考えちゃう」ひうらさんにとって、まさに人生そのものが旅なのでした。

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