FOOD
:フィンランド最古のベーカリーカフェ「エクベリ」が新宿伊勢丹にオープン! 現地と同じシナモンロールの味わいは手土産にも◎
FOOD
:
フィンランド最古のベーカリーカフェ「Ekberg(エクベリ)」の日本初の常設店が、伊勢丹新宿店にオープン。来日した創業家5代目のニーナ・エクベリ=チャクジックさん、ともに経営を担うマーティン・チャクジックさん、オペレーションディレクターのサイラ・ヴオリさんに、日本出店にかける想いについてお話を伺いました。さらに、3種類のプッラ(甘い菓子パン)のおいしさをリポートします。
「エクベリ」とは?

ヘルシンキ中心部の歴史あるブレヴァルディ通りにある本店
1852年、ヘルシンキに創業したフィンランド最古のベーカリーカフェ「エクベリ」。創業者のフレデリック・エクベリが約10年の修行を経て開業した小さなベーカリーから始まり、現在ヘルシンキ中心部の歴史あるブレヴァルディ通りに本店を構えています。パンやペストリー、ケーキ、焼き菓子などを提供。創業から170年以上にわたってフィンランドの食文化を支えています。


往年の「エクベリ」。左は1920年ごろ。右の店内は1900年ごろ
看板商品は、粗挽きのカルダモンをたっぷり使った「コルヴァプースティ(シナモンロール)」。日本では数十年にわたり、ベーキングコースやポップアップストアなど、さまざまな活動を通してフィンランドの伝統的な食文化を紹介。そんな「エクベリ」が、海外に初めて常設店を持ったのが、今回の伊勢丹新宿店です。
フィンランドの文化と食文化を伝えたい

左からマーティンさん、ニーナさん、サイラさん
実は日本への出店は、すぐに実現できたわけではなかったそう。
「2019年に開催したポップアップストアが大成功し、常設店への期待が高まりましたが、直後にコロナ禍が始まり、計画を見直すことに。その後も検討を重ね、今回ようやく実現に至りました」とマーティンさん。

伊勢丹新宿店 本館地下1階 洋菓子エリアのリフレッシュオープンに伴ってオープン
日本で本物の「エクベリ」の体験ができることを一番の目標に進めてきたという、今回の出店。本店のパン職人のハネスさんが来日し、何度も試作と調整を繰り返したといいます。
「ニブシュガーやカルダモン、シナモン、バターなど、本国の味と同じになるよう一つひとつ検証、調合し、実際に焼いてみてどうなるかをものすごく時間をかけて行った結果、今回の商品が完成しました」

初めての海外常設店を日本に選んだ理由は3つある、とマーティンさん。
「ひとつは私がドイツのデュッセルドルフに住んでいた頃、日本人家族と交流があり、日本に憧れを持っていたこと。もうひとつはニーナの両親(4代目)が40年前に来日した際、日本のホスピタリティや文化に感動したこと。そして、たくさんの日本人の観光客がお店に来られて、日本に出店してほしいと言われたこと。それが後押しになりました。
今は限られた商品ですが、今後も新しい商品をみなさんに紹介していきたいし、大きなお店を日本で展開したいという夢もあります」
甘い菓子パン「プッラ」を実食!

パンは3種類のみ。ヴォイ・シルマ・ブッラとムスティッカ・コルヴァプースティは、午前中に売り切れることも
ITEM
1
コルヴァプースティ
¥540

エクベリの代表的なパン「コルヴァプースティ(シナモンロール)」。潰れた耳の形が特徴。手巻きで伝統的な形に成形した甘い生地に、風味豊かなカルダモンとシナモンのフィリングが詰まっています。

とても大きく、食べ応えがあります

ITEM
2
ヴォイ・シルマ・プッラ
¥486

「ヴォイ」はフィンランド語でバター、「シルマ」は目、「プッラ」は菓子パンのこと。カルダモンが香る伝統的な甘い生地で作られ、パンの中央にバターとシュガーを入れ込んだ、コーヒータイムのパンです。

中央のバターとシュガーのザクザクとした食感がたまらない!
食べてすぐ、カルダモンの芳醇な香りを感じて幸せな気分に。くぼみ部分のバターの塩気と、生地の甘さとのバランスが絶妙です

ITEM
3
ムスティッカ・コルヴァプースティ
¥594

伊勢丹新宿店のオープン記念として開発された、「コルヴァプースティ」の生地にブルーベリージャムを巻き込んだパン。フィンランドと同時発売された新商品です。

北欧産のビルベリーのジャムを使用
コルヴァプースティのシナモンやカルダモンに、ベリーの酸味がプラスされて、とてもおいしい! 甘さも控えめで、個人的には一番好きでした


奥は「ハパン・コルップ」、手前はクッキー「ヒエッカ」と「リッサボン」。各¥1,080

コルヴァプースティをラスクにした「コルヴァプースティ・コルップ」¥756
「コルップ」は、フィンランド語で乾燥パンのこと。
サワー種で作ったライ麦クラッカー「ハパン・コルップ」は、カリッとした食感が特徴の伝統的な乾燥パン。クリームチーズを塗ったり、サーモンをのせたりして食べるそう。コルヴァプースティをスライスして黄金色になるまで二度焼きした「コルヴァプースティ・コルップ」は、熱いコーヒーや紅茶に浸しながら食べると、カルダモンとシナモンの風味が一層引き立つのだとか。
2種類ある伝統的なクッキー。特に「リッサボン」は100年以上にわたって親しまれてきた、エクベリを代表するクッキー。ビターアーモンドの香りとレーズンが特徴です。「ヒエッカ」は多くのフィンランド人が祖父母の家で食べたことがあるサンドクッキー。コーヒーや紅茶のお供に。

「ヴォイ・シルマ・プッラ」は箱に。手提げ袋は有料ですがかわいい
10時過ぎから並び、1時間待たずに3つのパンを買うことができました。「ムスティッカ・コルヴァプースティ」と「ヴォイ・シルマ・プッラ」は、日によってはすぐに売り切れてしまうこともあるそう。
とはいえ、日本でフィンランド本場のパンを味わうことができるのは嬉しいところ。フィンランドを感じに出かけてみては?
伊勢丹新宿店
電話:03-3352-1111(大代表)
こちらもチェック!
text & edit:Mayumi Akagi
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
おすすめ記事 RELATED ARTICLES
Recommend
SNAPRanking
DAILY
/
WEEKLY





































生地はふわふわ。粗挽きのカルダモンがたっぷり入っていて、これまで食べたシナモンロールとは香りが全然違います。どんどん焼いて並べられているので、遅い時間でも買えそうです。