【クラフトビール入門におすすめ】 基本の6スタイル別に、初心者でも手に入れやすいクラフトビールをピックアップ！

チェコ発祥、ドイツで発展した下面発酵ビール。淡い黄金色で、キレのある爽やかなのどごしとホップが特徴。谷さんは「コクがあってクラフトビールらしい味わいです」と説明。日本でもっともなじみ深いスタイル。

イギリスのビアスタイルをアメリカ式にカスタマイズ。酵母由来のフルーティな香りと麦芽のコクに、ホップの爽やかな味が特徴。谷さんは「華やかさと香りがある」といい、クラフトビールの入門に最適とのこと。

18世紀ロンドンからインドへ船でビールを運搬する際、防腐効果もあるホップを大量に使用したことから誕生。ホップの香りと苦味が突き抜けており、クラフトビールの象徴的存在としてファン多し。

アイルランド発祥の黒ビール。ローストした麦芽により深いコクとまろやかな甘味が特徴。苦味は意外に控えめで、コーヒーやチョコレートのような風味。濃厚ながら飲みやすいクラフトビール。

ベルギー発祥のクラフトビール。苦味はマイルドでなめらかな口あたりが特徴。コリアンダーやオレンジピールを加えた爽やかなスパイス感が印象的。谷さんは「ハーブとスパイスを使っているので個性が出ます」とのこと。

ベルギーの農家で農作業の合間に飲まれたとされる伝統的なビール。レモンなど柑橘系のフルーツやホワイトペッパーなど刺激的なスパイスを思わせる複雑な香りのよさが特徴。谷さんは「女性におすすめ」とイチオシ。

アメリカクラフトビール史を作ってきた醸造所の代表作。「IPAの王道を体験したかったらこれです」と谷さん推薦。ふんわりグレープフルーツ感もある正統IPA。

ラベンダーとカモミールをハーブティの要領で加えたアロマティックなビール。「ラベルもピンクで心も華やぎます」と谷さん。世界的なビール審査会で金賞受賞の実力派。

世界最古の香水をイメージした「飲む香水」。柑橘系の爽やかな香りで5%のアルコール度数。「つくりかたもユニークですし、物語もあり、一目置いているビール」（谷さん）

シトラ、シムコー、モザイクの3種類のホップによるダブルドライホッピング。熟したフルーツのジューシーなフレーバーIPA。世界でも珍しいノンアル専門醸造所の代表作。

微アル0.5%とは思えない、ホップの苦味、注いだ瞬間に立ち上がる柑橘系の爽やかな香りが特徴。ノンアル・ローアルコール専門醸造所による本格的なセッションIPA。

クラフトビールと同じ製法・原材料を採用したアルコール度数0.7%の炭酸飲料。世界五大ビール品評会で金賞受賞、さらにカテゴリーチャンピオンを獲得のお墨付き。

text : Asami Asai illustration : Toshinori Yonemura