HEALTH
:秋は胃腸の不調が出やすい季節 食欲不振、便秘、下痢などのセルフケア方法
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胃もたれや、食欲不振、便秘、下痢といった胃腸の不調は「冷え」による機能の低下。夏は冷えたものを飲んだり食べたりしがちですが、秋口に不調となって現れるので要注意。そんな消化器系トラブルのセルフケア方法を、麻布ミューズクリニックの玉田真由美先生に教えていただきました。
<消化器系トラブルのセルフケア #01>
胃腸の負担になることをさける
冷たいものはとりすぎない

冷たい飲み物や食べ物は胃腸を冷やし、機能を低下させます。日頃の飲み物は常温以上を心がけて。また、飲み物は喉が乾いてから一気に飲むのではなく、口が乾かない程度にこまめに少しずつとるのがベスト。
刺激物をとりすぎない

食事は腹八分目を意識してよくかんで食べましょう。脂っこいものや消化に悪いもの、また、コーヒー、紅茶、濃い緑茶などカフェインは過剰にとりすぎないように。
食事で一品は温かいものを
日頃から温かい食事をとるようにしましょう。手軽に済ませるときにも、温かいお味噌汁やスープなどを一品取り入れる工夫を。
<消化器系トラブルのセルフケア #02>
やさしく「の」の字マッサージ

便秘に効くマッサージ。絵のように、「の」の字をかくように、手のひらでマッサージ。1〜2cm沈むくらいの力加減がいいでしょう。
<消化器系トラブルのセルフケア #03>
胃腸の反射区やツボを刺激する


<消化器系トラブルのセルフケア #04>
便秘の人は「排便習慣」の確立を
起床して何かを口に入れると腸管が動きだします。一日のなかで一番腸管が動く時間帯。そのタイミングで便器に座り、力むという朝の排便習慣を体に覚えさせて。排便結果は気にせず毎日続けてください。便秘が改善します。


また、便意があるにもかかわらず我慢してしまう……ということがくり返されると排便習慣が乱れやすくなります。便意を我慢しない! 基本中の基本です。水分が抜けてカチカチになった便は出しづらく、排便の際に肛門が切れて痛みを伴うことも。また、硬い便がようやく出たかと思うと、次に腸管内での水分調整が十分にできていないゆるゆるの便が出てきて下痢になり、その後また便秘という悪循環に陥る場合もあります。
<消化器系トラブルのセルフケア #05>
腹巻でお腹を温める
手足の冷えを実感していても、胃腸が冷えていることには気づいていない方も多いのでは? 手足の冷えは胃腸が冷えている限り治らないので、まず胃腸を温めることからはじめましょう。
夏は冷房、秋冬は冷気で胃腸が冷えないように、腹巻をつけましょう。遠赤外線効果のある生地なら、深部までしっかり温めることができます。
教えてくれた
麻布ミューズクリニック 玉田真由美先生 profile

Illustration:Rumi Nishigori text:Nao Yoshida web edit:Riho Abe
リンネル2018年11月号より
※イラスト・文章の無断転載はご遠慮ください
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