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:“フェムケア”とは?大切なのはフェムゾーンに負担をかけない基本のケアや生活習慣
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今まで、何となく口に出しにくいと思っていた女性特有の悩みや不快感。それを我慢せず、きちんと解決していく「フェムケア」のこと、知っていればもっと楽に過ごせるかも? 特にむずかしく考える必要はなく、通常の健康管理にプラス、フェムゾーンに負担をかけないことが大切です。
“フェムケア”とは?大切なのはフェムゾーンに負担をかけない基本のケアや生活習慣
“フェムケア”とは、一体何?

フェムケアをするうえで特に大切な3つの心得
1_生活習慣を正しましょう
女性器まわりの健康はホルモンバランスによって保たれます。ホルモンバランスは自律神経によって左右されるので、生活習慣が整っていることがいちばん大切。また、健康的な生活習慣で免疫力を保つことで、膣内の細菌バランスも整います。
2_フェムゾーンの洗浄&保湿をしましょう
フェムゾーンの健康を保つには、日々のケアが重要。汚れやすく湿気がこもりやすい部分なので、pHバランスを保ってくれる、フェムゾーン専用のソープでやさしく洗いましょう。かゆみや乾燥が気になるならば、適度な保湿を心がけて。
3_不安なことがあれば迷わず病院へ行きましょう
生理痛やPMSはもちろん、おりもののにおいがきつかったり、かゆみを感じるなど、いつもと違うと感じたら迷わず婦人科を受診しましょう。膣カンジダ症や膣トリコモナス症など病気が隠れている場合も。早めの治療で深刻な病気を防ぐことができます。

フェムケアのために心がけたい食事は?
1_やっぱりイソフラボンは味方!
女性が健やかでいるために必要なエストロゲンですが、加齢やストレスなどで分泌が低下。エストロゲンに似た働きをするイソフラボンが強い味方になります。多く含まれる食品は、納豆や味噌、醬油など、なじみ深い食品がたくさん。
2_腸内環境を整えることも大事
全身の免疫力が下がると、膣内の悪玉菌が増加。もともと膣内にあったカンジダ菌などが悪さを始める原因に。免疫力アップのためには、腸内環境を整えましょう。乳酸菌や食物繊維、オリゴ糖の摂取がおすすめです。
3_良質な油「オメガ3」を積極的に
健康な体を維持していくのに欠かせないのが、オメガ3。オメガ3は青魚に含まれるDHA、 EPA、えごま油などに含まれるαリノレン酸のこと。悪玉コレステロールを減らし、血流を改善するので、女性の健康に欠かせません。

フェムケアのためのNG習慣を見直しましょう
1_きつい下着をつけている

2_おりものシートをつけっぱなし
生理の前後やおりものが多い時期以外で、おりものシートをつけるのはおすすめしません。フェムゾーンが蒸れて、雑菌が繁殖しやすい環境になる可能性があるからです。使う場合は、ひんぱんに交換することを心がけましょう。こまめにショーツをはき替えるのも◎。
教えてくれた
八田真理子先生 profile

illustration:Kayo Yamaguchi edit & text:Ema Tanaka web edit:Riho Abe
リンネル2022年5月号より
※画像・イラスト・文章の無断転載はご遠慮ください
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