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:リノベーション団地で「ちょうどいい住まい」を発見! 料理家・藤原奈緒さん宅
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「私らしさ」を探して、家や環境、インテリアを変えたら、もっと毎日が豊かに、心地よくなった――。暮らし方や考え方も変わったという方たちの住まいを訪ねました。今回は食堂をオープンし、瓶詰め調味料が大人気の料理家・「あたらしい日常料理 ふじわら」店主 藤原奈緒さんにお話を伺いました。
リノベーション団地で「ちょうどいい住まい」を発見! 料理家・藤原奈緒さん宅
リノベーション団地で
自分の生活を整える
「ずっとハードに働いてきたので、自分の生活を整えられる、そんな家を探していたんです」
食堂を営む藤原奈緒さん。以前は店のそばで暮らし、食事をするのも仕込みをしながら店で。プライベートな時間があまりない毎日でした。このままでは続けられない、と1年くらいかけて家を探していたときに出会ったのが今の団地。地元の工務店によってすでにリノベーションされていて、賃貸で探していたはずが、その「ちょうどよさ」にまさかの購入する流れに。
「古い団地のよさを残しながらシンプルにリノベーションされていたのが気に入りました。たとえば、窓が木製の二重サッシになっていたり、床や壁もあたたかい雰囲気で」
キッチンも藤原さん好み。家具のように動かせるカウンターや、洗濯機が冷蔵庫と並べて置けて、洗面所が広く使えるようにとの配慮など実に機能的です。
「店から家が遠くなったことで生活のリズムが変わり、営業も昼だけに変えたんです。家で料理をする機会が増えましたね。仕事がある日も、朝ごはんをゆっくり食べるようにしているんです」
キッチン隣の部屋には大きな家具は置かずにあえて広く。ここでストレッチをしたりと体を整える時間も増えたとか。
「実は何年後かに建て替えになるようなんです。なので、壁を思い切った色に塗ったり、この家での暮らしをもっと楽しもうと思います」
HOUSE DATA
東京都/団地
築年数50年
51㎡/ひとり暮らし
(※データや記事の内容は取材時のものです)
惹かれたのは
暮らすのに「ちょうどよい」家のつくり

「しまい込むと忘れてしまうから」と器類はオープンな棚に。

ダイニングの隣の部屋には、小さな本棚と椅子、鏡だけを置いてすっきりと。白い麻のカーテンの向こうはクローゼット。押し入れを改装しているので収納力は2間分と充分。カーテンはもともとついていたそうで、気に入った理由のひとつだとか。


手元が見えないような高さにデザインされたカウンター。台の下は収納になっています。ダイニングスペースとキッチンをゆるやかに仕切ってくれる役目も。

木のまな板やざるは乾きやすいよう外に並べて収納。

ガスコンロのテイストに合わせてオーブンレンジもバルミューダのシルバー系に。右側の細長い引き出しは調味料用に工夫されており、使い勝手のよさに藤原さんも絶賛。

タイルにマグネットを接着剤で取り付けて包丁収納に。
自宅でももちろん
愛用中

料理家・藤原奈緒さんPROFILE
2014年にJR東小金井高架下に食堂をオープン。瓶詰め調味料が大人気で、ワークショップやイベントにもひっぱりだこ。料理教室も実施。nichijyoryori.com
藤原奈緒さんの日々の食卓Vlogはこちら!
photograph:Kozue Hanada text:Tomoko Yanagisawa web edit:Masako Serizawa
リンネル2020年4月号より
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
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