LIFESTYLE
:【シンプルに暮らすもの選び】IKEAから作家ものまで、10年愛せる家具と道具。鎌倉・1LDKで猫と育む豊かな日常|ayumiさん宅 後編
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素敵なおうちを訪ね、家づくりにおいてこだわったところやお気に入りのポイントなどをお聞きする連載「素敵なおうち訪問」。
今回訪れたのは、鎌倉の一軒家に暮らすayumiさん。約106㎡の広さながら、間取りは1LDK。寝室以外がゆるやかにつながる、光あふれる開放的な住まいです。
後編では、家具やアート、暮らしの道具との付き合い方、猫たちとの日々、10年暮らした今感じていることを伺います。
ayumiさんのおうちDATA


・1LDK(約106㎡)
・世帯人数2人+愛猫2匹
[PROFILE]
ayumiさん
美容師。鎌倉の一軒家で、夫と愛猫のぴーとん、ぽんこと暮らす40代。現在の家に住み始めて約10年。夫婦ふたりと2匹で、心地よい暮らしを楽しんでいる。
Instagram:@tongarihouse
10年後、20年後も使いたいものを選ぶ
家の中に置かれているのは、ayumiさんが長い時間をかけて選んできた家具や道具たち。

リビングの大きなソファは広松木工のもの。黒の大きなフロアライトはIKEA。フロスのライト「MAYDAY」は、倒れても割れないので猫ちゃんがいても安心。
「家具は木や黒を基調に、シンプルで長く付き合えるものを選んできました。なかにはIKEAのフロアライトもあったり、ブランドや価格にはあまりこだわっていないかもしれません」

旦那さまのワークスペースは2階の共有スペースに。
家のなかで特にお気に入りのものを尋ねると、挙げてくれたのが東屋の銅の薬缶。
「気兼ねなく使っているうちに、だんだん味が出て、かっこいい佇まいになってきました。キッチンでお湯を沸かしている姿も絵になるんです。銅製なので、お湯が冷めにくいところも気に入っています」


ものを選ぶときに大切にしているのは、「歳を重ねても使っていたいと思えるか」ということ。流行を追いかけるのではなく、自分たちがずっと心地よいと思えるものをひとつずつ選んできたからこそ、年月を重ねても変わらず好きでいられる空間になっています。
「今は情報がたくさんあって、素敵なものを簡単に見つけられる時代だと思います。それが自分の暮らしや人生観から離れてしまうと、少しずつ居心地が悪くなってくる気がします。自分なりの基準を持つことが大切かなって」

友人たちの作品を、暮らしの風景に

以前一緒に暮らしていた愛猫「トンガリ」をモチーフにした作品。
ayumiさんの住まいのあちこちで目に留まる、個性豊かなアートやオブジェ。
「家に飾っているのは、友人や知人が描いたものや、つくってくれたものがほとんどです。鎌倉で暮らし始めてから出会い、親しくなった人たちの作品もあります。人とのつながりの中で少しずつ増えてきたものを、日々の暮らしの中で大切に使っています」
作品のモチーフや素材、ジャンルはさまざま。愛猫をモチーフにしたアクセサリーや猫にまつわる小物も、暮らしのあちこちにさりげなく飾られています。
アウトドアの道具を家でも心地よく
小さい頃からキャンプを楽しみ、夫婦でキャンプ好きというayumiさん。ものを増やしすぎず、気に入ったものを長く使いたい。そんな思いから、家でもキャンプでもどちらでも使える道具を選ぶようになりました。
例えば、リビングに置かれたアラジンストーブ。


アイアンのストーブガードも黒で統一。天板には鍋や薬缶を置くこともできます。
ほかにも、リビングにはアウトドア用のチェアなどを取り入れ、インテリアとして楽しんでいます。

最近は、愛猫たちとの時間を大切にしたいという思いから、キャンプへ出かける機会は少なくなったそう。それでも、かつてアウトドアで愛用していた道具は、おうちで活躍中です。
シンプルに暮らすための工夫
ものを増やさない工夫は、日々の小さなところにも。たとえば、ゴミ箱を置いているのはキッチンだけ。ティッシュも家のあちこちに置かず、必要以上に使わないようにしているそう。
「めんどくさがりなので、ゴミ箱がいくつもあると、回収するのも大変だなと感じています。できるだけものを点在させないほうが、暮らしやすいし、生活感も出にくい気がします」
すっきりとした空間は、見た目のためだけではなく、自分たちが無理なく暮らすための選択でもあります。

この家に暮らし始めて10年。長く暮らした今だからこそ感じることを尋ねると、「まだまだ多いと感じているものを、少しずつ手放していきたい」と話します。
「収納スペースをもっと減らして、その分、ブックスペースにすればよかったなと少しだけ後悔しています。収納があると、結局ものを入れてしまうので。なかったらなかったで意外となんとかなるんですよね」

2階に設けたクローゼットは、この家に数少ない収納のひとつ。
本当に必要なものを見極め、歳を重ねても使いたいものを選ぶ。大切な人がつくった作品を飾り、空間の余白を楽しむ。
10年という時間を重ねた今も、ayumiさんの心地よい暮らしは、少しずつ更新され続けています。

photograph:Tsubottle edit & text:Riho Abe illustration(間取り):Kayo Yamaguchi
※画像・文章・イラストの無断転載はご遠慮ください
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