LIFESTYLE
:小ぶりな観葉植物と花のおしゃれな飾り方<PAUSE主宰・吉原友美さん>
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ひとりひとりと対話しながら、暮らしに寄り添う花を提案する『PAUSE』を主宰する吉原友美さん。観葉植物の育て方やセンスよく飾るコツなど、フローリストならではの知恵を伺いました。
小ぶりな観葉植物と花のおしゃれな飾り方<PAUSE主宰・吉原友美さん>
観葉植物の育て方やセンスよく飾るコツ

千葉県・印西市にあるカフェ「紅茶と食と台所 糸」に併設された吉原さんのアトリエ。シンボルツリーが建物を覆い、季節の花々をガラス越しに感じられる素敵な造りです。カフェに合わせて不定期でオープン。
「植物は光合成ができるように、窓際やベランダなど、日の当たる風通しのいい場所に置くのがおすすめです。水はあげすぎると根が悪くなり、葉が茶色くなってしまうので、土が完全に乾いてから与えます。乾燥しすぎると虫が湧くため、元気かどうか様子を見てあげるといいですね」
葉にも霧吹きで水分を与えて、時々埃を拭いてあげると長持ちするそう。
「植物から季節を感じることで、生きる力を受け取っていると日々感じます。暮らしの中にあると心が豊かになるので、そのお手伝いができると嬉しいです」
<吉原友美さんのテクニック1> 高低差をつけて変化を出す

「大きさや形が違う植物を並べるときは、スツールや台を使って高低差をつけると、それぞれが引き立ち、空間に奥行きや抑揚が生まれます」。隙間には彫刻家・坂本紬野子さんのオブジェを。鉢は重たいと移動が大変なため、ファイバークレイの軽いものがおすすめだそう。
<吉原友美さんのテクニック2> 限られたスペースは小さい花器で楽しむ

「キャビネットなどには、表情の違う一輪挿しに草花を少しずつ生けてランダムに並べると雰囲気が出ます」

<吉原友美さんのテクニック3> 置くスペースがないときは吊るす


「高い位置に吊るすと空間に立体感が出ます。葉が下に垂れるシダ系や小さな花が咲くブライダルベールがおすすめ。鉢はプラスチック製など、軽くて水切り用の穴がないものがお手入れしやすいです」
<吉原友美さんのテクニック4> アートや花と組み合わせる

イラストレーター寺坂耕一さんの作品を添えてディスプレイしている吉原さん。
「アートなものをそばに置くと、インテリアの一部になって日常になじみます。花を合わせるなら、野花のように線が細くて動きがあると相性がいいです」

PAUSE主宰・吉原友美さん profile

photograph:Yuta Seki text:Maki Nagai web edit:Riho Abe
リンネル2021年9月号より
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
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