LIFESTYLE
:【スイス旅】 鉄道で絶景に会いに行く! 自然豊かなユングフラウ地方で外せないスポット5選
LIFESTYLE
:
自然豊かなスイスのなかでもとりわけ美しい地域がユングフラウ地方。名峰アイガー、メンヒ、ユングフラウが肩を並べる姿は「ユングフラウ三山」と呼ばれ、その雄大さは圧巻です。今回は、そんなユングフラウ地方のおすすめスポットと、スイスでしか見ることができないスケールの大きい絶景をご紹介します!
【スイス旅】 鉄道で絶景に会いに行く! 自然豊かなユングフラウ地方で外せないスポット6選
観光の拠点にぴったりな小村グリンデルワルト

グリンデルワルト村のメインストリート
グリンデルワルトはスイス・アルプスにある人口4,159人の小さな村です。ユングフラウ観光への玄関口としても有名で、夏はハイキングやトレッキング目的、冬はスキー目的の観光客で賑わうスポット。登山列車、ゴンドラなどで各展望台へ簡単にアクセスできるのも魅力です。スイスアルプスの自然を堪能する旅の拠点にはグリンデルワルトがおすすめです。
ヨーロッパ最高地点の鉄道駅、ユングフラウヨッホ駅

ユングフラウヨッホ トップ・オブ・ヨーロッパ外観。右上がスフィンクス展望台
標高3,454mに位置し、ヨーロッパで一番高い鉄道駅ユングフラウヨッホに直結するスイス観光のハイライト「ユングフラウヨッホ トップ・オブ・ヨーロッパ」。グリンデルワルトからのアクセスは、2020年にオープンしたグリンデルワルト・ターミナルよりアイガー・エクスプレス(ゴンドラ)でアイガーグレッチャー駅へ上り、ここでユングフラウ鉄道に乗り換え、名峰アイガーとメンヒの岩盤をくりぬいて作られたトンネルの中を登山列車で上がっていきます。ユングフラウヨッホ駅併設の複合施設の中には、世界遺産に登録された周辺地域を観光する展望施設をはじめ、レストランや雑貨屋、時計店、リンツのチョコレートショップもあり、お土産を見て回ることもできます。

冬のグリンデルワルト・ターミナル全景、背後の山はアイガー北壁

標高2,320mに位置するアイガーグレッチャー駅
ユングフラウヨッホ駅のアライバルホールでは、現地でもらえるユングフラウ鉄道乗車記念証明書に訪問日のスタンプを押すことができるので、旅の記念として忘れずに! また、ユングフラウヨッホ駅にはなんと、日本の丸ポストが置かれています。これは1993年にユングフラウヨッホ郵便局と富士山五合目簡易郵便局が姉妹提携を結んだことから、友好の証としてそれぞれの国のポストが贈られたことに由来します(富士山五合目簡易郵便局内にはスイスの黄色い郵便ポストが置かれています)。こんなところで自国を感じられるのも思わぬ喜びでした。

ユングフラウ鉄道乗車記念パスポートは訪問証明書付き!
スフィンクス展望台でアルプスの大パノラマを望む

スフィンクス展望台とメンヒ
スフィンクス展望台へは、駅から複合施設の中を抜けてエレベーターで標高3,571mまで上がります。天気が良ければユングフラウやメンヒ、アレッチ氷河など世界遺産の絶景が望めますが、私たちの時は生憎の天気で視界は真っ白……。ですが、日本では見られない景色や体験したことのない雪の厚みに、スイスの自然の壮大さを肌で感じることができました! ちなみに、晴れた日の景色はこんな感じ。

アレッチ氷河と周辺地域はユネスコ世界自然遺産に登録されています


氷に囲まれた神秘的な空間のアイス・パレス

アレッチ氷河の胎内にあるアイス・パレスは神秘的な雰囲気
スフィンクス展望台を降り、ユングフラウ鉄道の歴史を展示したアルパイン・センセーションを抜けるとまもなく氷の回廊、アイス・パレスに到着。アレッチ氷河の下30mを掘って作られたというアイス・パレスは、今でも氷河が流れ続けていて、1年間に15㎝ほどずれが生じるため補修が欠かせないとか。その名にふさわしい氷に覆われた場所で、ピングーの世界に迷い込んだ気分。

アイス・パレス内には手彫りでつくられたさまざまな氷像が並んでいます
回廊には犬やペンギンなどの氷像がいくつも飾られています。室温は常にマイナス2℃で保たれているので、防寒は必須。非常に滑りやすいので、スノーブーツがおすすめです。

フィルストで季節のアクティビティを体験

フィスルト山頂からはアイガー北壁を中心としたパノラマを望めます
グリンデルワルトから簡単にアクセスできる展望ポイントとして人気のフィルスト。山頂までグリンデルワルトのフィルストバーン山麓駅からゴンドラリフトで行くことできます。アイガー北壁をはじめアルプスの名峰群が広がるパノラマビューのほか、四季折々に魅力のハイキングやジップラインなど、さまざまなアクティビティが楽しめます。

フィルストバーン山麓駅にて、ベルン州原産の犬種バーニーズ・マウンテン・ドッグのデイジーちゃん。案内役はお手の物で、ひとりでゴンドラリフトにも乗れるそう。地元では超有名犬とか!
ガイドさんと、ガイドさんの愛犬デイジーと一緒にグリンデルワルトからゴンドラリフトでいざ山頂へ。迫力のアイガー北壁を眺めながら進むも、この日は吹雪のためアクティビティは断念。レストランが併設された展望台からの景色も残念ながら真っ白でしたが、晴れていたら眼下にはグリンデルワルトの谷、正面にはアイガー北壁、シュレックホルン、ヴェッターホルンなどベルナーアルプスのパノラマビューが広がっているそう。とはいえ、この日も視界いっぱいに広がる雪原には見事!としか言いようがありませんでした。

フィルスト山頂と周辺にひろがるベルナーアルプスの山々

フィルスト山の断崖絶壁に架けられたフィルスト・クリフウォークはスリル満点
標高2,184mのフィルスト山の切り立った断崖に設置された吊り橋と遊歩道「フィルスト・クリフウォーク」は、すぐ隣にある絶壁の迫力に圧倒されながらも空中を歩くようなスリリングな感覚。全長はおよそ250m、所要時間は15分ほど。無料で体験できます。


スイスの自然を堪能できるユングフラウ地方の旅、いかがでしたでしょうか。いつどこを訪れても息を吞むほど美しい自然の数々……。冬の曇った日にしか見ることができない境目のない天地や、360°真っ白な視界もいい思い出です。日々の疲れや小さな悩み事を一掃できる特別な体験でした。なかなか軽い気持ちで行ける距離ではないけれど、それに見合うだけの素敵な景色が待っています。この機会にぜひ、”あなただけの”スイスの絶景に会いに行ってみてください!
こちらもチェック!
photograph:Miho Kakuta text:Liniere.jp
おすすめ記事 RELATED ARTICLES
Recommend
SNAPRanking
DAILY
/
WEEKLY








































