LIFESTYLE
:【素敵なおうち訪問:戸建てリノベ】 中古物件らしさを生かしながら、現代の機能性やインテリアをプラス(ユメさん宅前編)
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:素敵なおうちを訪ね、家づくりにおいてこだわったところやお気に入りのポイントなどをお聞きする連載「素敵なおうち訪問」。今回訪れたお宅は、中古戸建てをリノベーションによって他にない空間へとパワーアップさせたユメさんの住まい。前編では、LDKのお気に入りポイントを見せていただきました。
ユメさんのおうちDATA
不動産会社からの新築物件の提案がしっくりこず、根気強く探すなかで見つけた中古の戸建て。古き良き佇まいの元物件の意匠をうまく生かして、リノベーションとDIYを施しました。
・間取り:3LDK
・世帯人数:三人暮らし
PROFILE
ユメさん(専業主婦)
中古物件の意匠を活かしたリノベーション
玄関からリビングに繋がるドア
昔から古いものが好きで、住まいも中古物件から選びたいと日々物件情報を調べていたというユメさん。
毎週末に1〜2件の物件を内見すること約半年。ユメさんが住まいを訪れ、一目惚れだったというのが今回の物件です。
「リノベーションする物件を探すにあたって、中古ならではの意匠があること。リビングが広めに取れる間取りであることが条件でした。どちらもリノベで手を加えるのが難しかったためです」
階段の手すりがお気に入り
鮮やかなステンドグラス
「この物件は、訪れたときに条件にピッタリだと感じました。意匠の部分は正直、昭和な感じのものがあったら嬉しいなという思いでしたが、この住まいでは入ってすぐに吹き抜けの玄関。リビングにはアーチ状のドアがあり、目線をあげるとステンドグラス、階段の手すりも太く重厚感ある感じに惹かれました」
内装はミッドセンチュリーがキーワードに
元の意匠は大きく崩さず、そこに好きな雰囲気を加えていくようにリノベーションは進行。
「夫婦揃ってインテリアにすごく詳しいわけではなかったので、SNSで情報を集めていきました。いいなと思ったものの多くがミッドセンチュリーな雰囲気のもので、そこから空間のイメージを膨らませていきました」
床はパーケットフロアに張り替え、広々としたリビングが好みの空間へ大変身していました。
キッチンの場所を移動して、広めのLDKに
リビングダイニングに面したキッチン
リノベ前は現在の洗面スペースにキッチンがありました
リノベーションするにあたって、レイアウトの検討を重ねたのがキッチンスペース。
「元々は、現在洗面所として使っている場所にキッチンがあったのですが、隔離されたような感じが気になってLDKをひとつの空間にまとめることにしました。
家を決める前は対面式のキッチンが希望でしたが、リビングを広くとりたかったので背面を選択。背面式はリビングからキッチンが丸見えになるので、見た目のきれいさと収納力を考えて『サンワカンパニーのグラッド45』というキッチンを選びました」
収納力があり掃除もしやすいキッチン
手入れもしやすいサンワカンパニーのステンレスキッチン
「私は片付けがあんまり得意ではないため、見せる収納というよりは、収納力重視のものを選んだ背景があり重宝しています。ステンレスキッチンは掃除もしやすく、アルコールを吹きかけ、拭き掃除だけできれいになるのも助かっていますね」
異素材ミックスが素敵なLDKのインテリア
「無骨で無機的な雰囲気が、他の木材や布類の温かみのある素材のなかでアクセントになってくれている気がして気に入っています」
木や暖色の家具が多いLDKのなかで、ステンレス製のキッチンがよい存在感を放っています。
LDKにちりばめられたお気に入りのインテリア
キッチン横の収納棚に置かれた照明
暗くなった時間の作業に活躍
キッチンスペースに置かれた照明は、見た目も使い勝手もよいお気に入りのアイテム。
「京都の葡萄ハウス家具工房というお店で購入しました。シンプルな佇まいがかわいいし、ライトを点けてもかわいいです。夏になると2階が暑過ぎて家族で1階の和室で寝ているのですが、夜子どもが寝た後リビングでちょっと何かしたいときに、このスタンドライトの灯りが暗すぎず明るすぎずちょうどよくてよく使っています」
リビングの中心的な存在になっているサイドボード周辺
LDKの中心に位置するサイドボード
リビングの中心に位置するサイドボードは、ご主人がリノベーション完成前から狙っていたもの。周辺にもこだわりのインテリアが集まっています。
「サイドボードはリビングの中心的存在です。夫を中心に、いろいろなお店で探していくなかで、京都の『70B』というお店で購入しました。よい商品を比較的安価に取り入れられて満足しています。リビングのスペースには収納が多くないこともあり、サイドボードの中には趣味のレコードや書類などをまとめて入れています」
アート作品のようなラグで唯一無二の空間に
「壁はなんだか寂しい感じがしたのでメルカリで見つけたラグを飾っています。最初はポスターなどを飾ろうかと考えていましたが、ポスターそのものやフレームでセンスが問われるなと悩んでしまって。広いスペースでも一枚で様になるラグにしました」
家族が思い思いにくつろげる複数の椅子やソファ
サイドボードそばのソファは、あえて複数の種類を組み合わせて置いているそう。
「空間になじむようにインテリアも揃えていきました。ダイニングスペースはもちろん、ひとつの空間に複数くつろげる場所をつくって、家族がそれぞれ、その時々で楽しめるようにしています」
窓辺の緑や懐かしさを感じるドアの佇まいが絵になります。
元の物件の魅力を生かしたリノベーションで、より魅力的な住まいをつくりあげたユメさん。
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photograph & text:Tsubottle
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