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私たちのサウナの入り方「サウナは千差万別。自分に合うサウナを探して」 清水みさとさん×サウナ文化研究家・こばやしあやなさん対談 vol.2 私たちのサウナの入り方「サウナは千差万別。自分に合うサウナを探して」 清水みさとさん×サウナ文化研究家・こばやしあやなさん対談 vol.2

連載 #清水みさとの食いしんぼう寄り道サウナ

わたしたちの好きなサウナ

清水:ロウリュができるサウナは日本にも少しずつ増えていますよね。私は最近、日本橋・浜町にあるサウナ「ととけん」がお気に入り。風呂、サウナ、水風呂だけのコンパクトな空間で、セルフロウリュもできるから、サウナが初めての人にもおすすめです。広すぎないから、シンプルにサウナと水風呂の気持ちよさがわかるんですよね。初めてのサウナはシンプルでわかりやすいところがいい。

 

こばやし:黄金湯」もセルフロウリュできますよね。

 

清水:女性側はセルフロウリュができます。男性側はロウリュはできないけど外気浴ができて、水曜は男女入れ替えもあり。黄金湯は、初心者の人にも行きやすい銭湯だと思います。銭湯は場所によっては独自のルールがあって、私はそれをおもしろいと思うんだけど、初めてだとわからない。わかりやすいところに一度行ってみて、シンプルにサウナと水風呂に入って、気持ちよさを知ってほしいですね。横浜の「スカイスパYOKOHAMA」もおすすめ。「ととけん」も「黄金湯」もビールが飲めたり、手ぶらで行けるのもいいですよね。

こばやし:地方に行くと自由度が高くなって、天然の水風呂に入れたりするのもおもしろいですよね。昨年、フィンランド人の入浴ツアーを企画して、日本のサウナだけでなく古い銭湯や、城崎温泉や岐阜の田辺温熱保養所のような昔ながらの日本の蒸気浴文化を感じるところまでいろいろと行ったんです。
アウフグース(タオルを振り回して蒸気を攪拌させる)も初めて体験してもらったのですが、結局彼らが一番気に入ったのが、京丹後の「蒸 -五箇サウナ-」。日本の里山にある古民家のなかにフィンランド式のサウナが入っていて、目の前には川があって。さらにサウナの横に囲炉裏もあって、フィンランド人がマッカラ(ソーセージ)を焼く設備まで整っている。つまりフィンランドのサウナの最小要素が全部そろっているんですよね。

 

清水:いいですね。宮城県の「MARUMORI-SAUNA」もすごくよくて。サウナはシンプルでセルフロウリュもできるし、目の前の川に入れるし、焚き火もできてみんなでゆっくりできて素敵なんです。サウナが好きになると、次はどこに行こうって思うのが楽しいですよね。

 

こばやし:楽しい楽しい。

 

清水:あまり旅行もしなかったのに、サクッと遠出してみようかなって、自分の行動範囲がどんどん広がっていく。サウナは場所によって全然違うので、行ってみたいと足を延ばせるのもいいところだと思います。

 

こばやし:以前はどうやって次の旅先を選んでいたのか覚えていないのですが、今はおもしろそうなサウナや入浴文化があるところで、行く国や場所を選ぶようになりました。でもサウナだけにフォーカスした旅というわけではなく、行くと自然とサウナ周りの景色やごはんを楽しんで、結果的に旅のパッケージになる。いいお風呂やサウナがあるところ、と決めておくと楽ですよね。

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