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私たちのサウナの入り方「サウナは千差万別。自分に合うサウナを探して」 清水みさとさん×サウナ文化研究家・こばやしあやなさん対談 vol.2 私たちのサウナの入り方「サウナは千差万別。自分に合うサウナを探して」 清水みさとさん×サウナ文化研究家・こばやしあやなさん対談 vol.2

連載 #清水みさとの食いしんぼう寄り道サウナ

サウナは入ってみないとわからない

こばやし:新しくオープンしたサウナは、もう追えなくなってきて。帰国して行くところは、家から行きやすいところになってしまいますね。

 

清水:結局そこにたどり着きますね。もしくは仕事の途中にあるサウナとか。習慣化してみようと思ったら、行きやすいところがいいですよね。

 

こばやし:フィンランドにはないので、日本ではサウナよりお風呂に入っておきたいんですよね。だからどうしても銭湯サウナが増えるし、銭湯で交代浴(温かいお風呂と冷たい水風呂に交互に入ること)をするだけで満足。蔵前にある三筋湯は昔から薪で焚いている銭湯で、すごくやわらかいお湯で、シャワーがすごく冷たいんです。薪の方が湯質がとろんとしていて気持ちがいい。

 

清水:京都にある「サウナの梅湯」も薪で焚いていますよね。私もなんだかんだ、サウナのない銭湯にも行きます。

 

こばやし:私の中ではお風呂とサウナは分かれていなくて。風呂でも汗を出せるし、体をきれいにして疲労回復のためにゆっくりするという意味では、銭湯でも十分です。サウナは千差万別で、自分に合うサウナは人それぞれ。入ってみないとわからない。用途別に使えます、ということは知っておいてほしいですね。

 

清水:1回だけサウナと水風呂に入って終わってしまうのが一番もったいない。2セット目の方が汗が出るし、水風呂も気持ちよく感じます。1セット目で諦めないで!

 

こばやし:どうしてもサウナは我慢というイメージがありますが、フィンランドの人たちはサウナが一番だと考えているので、サウナの中をいかに快適にするか考えた結果、あまり熱すぎず、しゃべってもOKにしている。どこにピークをもっていくかも、全然違うんですよね。

 

清水:私は最近、サウナに入りながら力を入れないでマッサージをしていて。自分に向き合って、自分のために使う時間なんですよね。

 

こばやし:サウナに入るとそういう時間が作れる。私は仕事で煮詰まって一度リセットしたいときにはシャワーを浴びますが、サウナの中には仕事を持ち込まないし、考え事もあまりしないようにしています。「スパ ラクーア」や「コリドーの湯」など、ワーキングスペースのあるサウナを活用するのもいいですね。

 

清水:渋谷SAUNAS」も仕事スペースがすごくいい。サウナって何かと付随すると、よりいいことが起こる。仕事もはかどりますね。

 

こばやし:コミュニケーションツールにもなっているしね。日本のサウナはタオルなど、持ち物や準備が特にいらないのがいいところですよね。

 

清水:とにかくサウナは簡単。何も難しくないので、ぜひ行ってほしいです。

次のページ今回対談したのは……こばやしあやなさん

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