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:【インドの人気観光都市・ジャイプールのおすすめスポット8選】 清水みさとさんと合流して、楽しい珍道中! :ヘアメイク加藤恵さんの初インド旅 Vol.2
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リンネルの誌面でも素敵なメイクを提案してくれる、ヘア&メイクアップアーティストの加藤恵さん。実は専用のInstagramアカウントを開設するほどの旅好き!
今回は初めて訪れたインドでの旅路をレポートしてくれます。
第2回では、人気観光都市、ジャイプールの観光スポットをお届け! リンネルでもおなじみの清水みさとさんとのエピソードも必見です!
今回インドを旅したのは……
前回のインド旅準備の記事はこちら!
事前リサーチも万全! いざインドへ!

まずは日本からインドの首都・デリーへ。
デリーは、観光客を狙ったよくない噂を聞いていたので、滞在せずにすぐ国内線でバラナシに移動するつもりでした。でも乗り換えがうまくいかず、デリーで一泊することに。デリーでの滞在には十分注意が必要で、個人的には空港近くやしっかり料金を払ってセキュリティ対策が整っているホテルを選ぶことをおすすめします!!
デリーで一泊を過ごしたのち、バラナシへ。
バラナシはヒンドゥー教徒にとっての最大の聖地、ガンジス川がある場所です。そのガンジス川での沐浴風景を感じるために、私も早朝から出かけました。
さらに滞在が女性の断食の日と重なっていて、地方から多くの女性が集まっているということを知りました。その様子を見るために寺院に足を運び、神聖な儀式を目にすることもできました。



ジャイプールで感じた“インドの手仕事”
二つの都市で過ごした後に向かったジャイプールは、デリーの南西部にある都市。街の多くの建物がローズピンクに塗られていて、別名〈ピンクシティ〉と呼ばれているブロックプリントが有名な場所。
ブロックプリントとは手彫りの木版を使って布にインクを押し付けて模様を印刷するインドの伝統工芸です。
私はものづくりや手仕事が好きで、作業行程を見学するのも大好き。旅中もよく、工房や工場を見学しに行くことがあります。



ジャイプール初日の夜には清水みさとちゃんと現地合流の予定だったので、工房巡りに付き合わせるのも申し訳ないと思い、昼間にひとりでまわることにしました。
この土地に来たからには、ひとつでも多く工房巡りしたいけど、詳しい場所がわからない……ホテルのスタッフに聞いてみると、リクシャー*のドライバーに相談してみたら?といわれ、あたりをキョロキョロ。
すると、ホテルの前にいた綺麗な白い服を着たイケメン風ドライバー(しかもリクシャーも綺麗!)から声をかけられました。あとから聞いたのですが、その日は金曜日でイスラム教にとって大切な、週に一度の集団礼拝の日。そのため真っ白な服を着ていたそう。
*=三輪タクシー。タイではトゥクトゥクと呼ばれる乗り物で、インドではリクシャー、オート・リクシャーなどと呼ばれています。

ジャイプールから1時間ほどのサンガネールという村にも工房があるという情報を得ていたので、そこに行きたいと伝えました。
すると「ジャイプールにもあるので、そちらをまわってから村に行きましょう」との提案。白い衣装と親切な提案が印象的だった彼にドライバーをお願いすることにしました。
ジャイプールとサンガネールでいくつかの工房を巡り、見学させてもらったなかのひとつの工房との出合いがとてもおもしろく運命的でした。今後繋がりの深くなる関係になるとはこのときは思ってもみませんでしたが、そのお話はまた後ほどさせてください!


清水みさとちゃんと合流!のはずが……トラブル発生!
その夜ホテルで合流予定だったみさとちゃん。実は前日の夜に連絡が来ていて、ビザがまだ取れていないと……オンラインで取れるe-VISAを申請してから、通常3〜5日程度で取得できるようなのですが、みさとちゃんはインドに来る直前までヨーロッパに仕事で長期滞在していて、申請がギリギリになってしまったみたいです。アライバルビザもあるので空港で取ることは可能なのですが、ネット情報によると1〜2時間かかるという噂……。
日本からジャイプールへ行く場合、直行便がなく乗り換えが必要で、今回の場合は乗り換え時間が2時間ととてもタイト。もしネット情報が当たっていたら厳しいのではと心配していました。みさとちゃんからは「ギリギリまでETA(電子渡航認証)のメールを待ってみます!」と連絡が来たけど、それが出発前夜だったので、合流するのは正直難しいのかな、と感じていました。
翌朝みさとちゃんからのLINEを確認すると、一件のメッセージが消去された後に「とりあえず行きますっ!!!」との文字が。一度諦めたが文字を打ち込んだ瞬間、やっぱり後悔すると思って行くだけ行ってみよう!!と思い直したみたいです(笑)。
とはいえビザ問題はまだ解決していません……日本からデリーまで約9時間。一睡もせずにずっとアライバルビザを取得するための、ルートチェックとイメトレをしていたそうです(笑)。
到着と同時にできるだけ機内を早く出られるようにスタンバイし、そこから爆走!!! 髪を振り乱して無我夢中にイメトレしたルートを走り抜いたそう。すると汗だくの結果、一番を勝ち取り、待ち時間ゼロでアライバルビザを取れたそうです(笑)。
話を聞いたときは、走っている姿が想像できてめちゃくちゃおもしろかったけど、本当に気持ちが勝ったな!と感心してしまいました(笑)。
そのあとは無事に国内線に乗り換え、「ホテルのレセプションに着いた!」と連絡が来たのは21:30ごろ。ホテルのレストランのラストオーダーが迫っていたので、私は注文してレストランで待っていました。
しかし、なかなかみさとちゃんが来ません。なにかトラブルがあったような雰囲気……。
レストランのスタッフにとりあえず部屋にテイクアウトしたいと伝えて、レセプションに向かいました。そしてみさとちゃんと会うことができて無事合流!と思ったら、今度はパスポートがないことに気がついたと!?
OMG!!!
タクシーの中か、空港で両替したときか……。たまたまタクシーの連絡先をもらっていて(本当にラッキー!)、電話してもう一度ホテルまで来てもらいました。タクシーにはパスポートがなく、あとは空港の両替所しかない!と、来たばかりの道を40分かけてまた戻っていきました……。
両替所のお姉さんはみさとちゃんを見つけるなり、パスポートを手にアピールして「渡し忘れたー!」と。どうにか無事ピックアップできて、うれしさいっぱいでそこにいた人たちみんなでハイタッチをしてきたそうです(笑)。
本当に良かった……!!
このあとにも次々とハプニングが起こりましたが、結果、なんとかなっている!!というのは、みさとちゃんが持つ最強の旅運とすべてを楽しんでしまうポジティブマインドがなせるワザ。さすがみさとちゃんだなーと心の底から思いました。
最終的に、ホテルのスタッフにコンヒューズガール(混乱させる女の子)と呼ばれていました(笑)。
みさとちゃんとの詳しい旅話はポッドキャスト『ひとまず今日もいい日』EP.26〜28で聞けるので、ぜひおもしろトークを聴いてみてください!

女子ふたりでめぐる、ジャイプールの人気スポット8選
無事に合流したみさとちゃんとめぐった、ジャイプールのリアル旅をお届けしたいと思います。おすすめの場所がもりだくさんです!
北インド初の計画都市としても知られているジャイプールは、かわいらしい映えスポットもたくさん。雑貨や洋服、陶器、宝石と素敵なものばかりあるので物欲が大変そそられる場所でもあります。宿もかわいらしい色味とデザイン性の高い建物が多く、しかも価格もお手ごろ。比較的治安は安定しているように感じたので女子旅にはかなりおすすめです。
ジャイプールはコンパクトな街なので、2日あれば大体の見どころは回れちゃいます。移動はUberでリクシャーを呼ぶと便利です。料金の交渉もないのでストレスがありません。もし気に入ったドライバーさんを見つけたら、値段交渉を先にしてまたお願いするのがよいかもしれません!
おすすめスポット①:シティ・パレス(City Palace)

旧市街の中心地にある宮殿で、マハラジャ(インドの王族)によって建設された王族たちの居城および主要な行政拠点。色彩豊かでゴージャスな建物は見るだけでワクワクする場所!
おすすめスポット②:ハワー・マハル(Hawa Mahal)

ピンクシティの象徴的な建築物で、風の宮殿とも呼ばれています。当時、顔を見せることができなかった後宮の女性たちが街の様子を眺めることができるように、格子づくりのたくさんの窓を配置して建てられたものだそう。外から建物を見るだけでも十分楽しめるほどの迫力ですが、中に入って見学することもできます。
おすすめスポット③:ジャル・マハル(Jal Mahal)

マン・サガール湖に浮かぶ美しい水の宮殿。現在は一般公開されていないので、湖岸から眺めてその佇まいを楽しみました。神秘的なので湖畔からサンライズ、サンセットを見るのがおすすめ!
おすすめスポット④:アンベール城の対岸からの景色(Amber Fort)

アンベール城はラージブト=ムガル宮廷様式を代表する建築物として世界遺産にも登録されています。とても広く山の上に立っているので、対岸からの引きの絵を見るだけでも満足感あり!
おすすめスポット⑤:アノーキ・ミュージアム(Anokhi Museum)


ブロックプリントの有名ブランド、アノーキーによるテキスタイルのミュージアムで、ブロックプリントの歴史や実演を見ることができます。建物も素敵で見応えあり。アンベール城から近いので一緒にまわるのもおすすめです。
おすすめスポット⑥:アノーキミュージアム近くの階段式井戸、パンナ・ミナ・カ・クンド(Panna Meena Ka Kund)

古代の貯水施設として雨水などを溜めていたステップウェルのひとつ。幾何学的な構造美で、いまは観光スポットとしても人気です。石造りの階段が六角形パターンになっている美しいデザインが魅力!
おすすめスポット⑦:ジャワハー・カラ・ケンドラ(Jawahar Kala Kendra)

芸術と文化が楽しめる複合施設で建築がかっこいい! 中にギャラリー、図書館、カフェもあって落ち着ける場所です。
おすすめスポット⑧:花市場


旧市街のChandi Taksal Gate 近くにあるお花のマーケット。朝6時から12時ごろまでなので朝イチで訪れるのがおすすめです。マリーゴールドやローズなど多様な花々が売られていて、視覚も嗅覚も満たされます!
スポット紹介も充実した、インドのガイドブックも参考に
ジャイプールのほか、インド各地の見どころなどがまとめられた本もぜひ参考に!!
ジャイプールは宮殿などの観光スポット以外に、ショップやホテル、レストランも素敵なところがたくさん! 次回はその辺りをご紹介します!
photo & text : Megumi Kato web edit:Hiroko Ishiwata
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