本場のアーユルヴェーダ初日レポ。一日のタイムスケジュール 【ヘアメイク加藤恵さんのアーユルヴェーダ旅 vol.2】 本場のアーユルヴェーダ初日レポ。一日のタイムスケジュール 【ヘアメイク加藤恵さんのアーユルヴェーダ旅 vol.2】

リンネルの誌面でも素敵なメイクを提案してくれる、ヘアメイクアップアーティストの加藤恵さん。実は専用のインスタアカウントを開設するほどの旅好き！ 久しぶりの旅先に選んだのはアーユルヴェーダの聖地・スリランカ。心身をガラリと変えたその経験を数回にわたって、思い出の写真とともに綴ってくれます。第2回目となる今回は、宿泊施設で過ごした一日の流れをレポートしてくれます。

加藤 恵さん（ヘアメイクアップアーティスト）

リンネルをはじめ、数多くの雑誌や広告で活躍。ナチュラルからきちんとメイクまで、その人やファッションに合わせたメイク提案はモデル・女優からの支持も絶大。

現地の風景や触れ合いを納めた旅の写真をインスタグラムで更新中！

@megtabi

▶︎06:00 a.m. 滞在初めての目覚め

私がスリランカを訪れた5月はちょうど雨季らしく、夜中に驚くほどの雷雨が降り続き、移動で疲れているはずなのに雨音とカエルの鳴き声で目が覚めてしまった。アーユルヴェーダ初日はそんな始まりでした。

眠い目をこすりながら部屋のドアを開けると緑の多さにびっくり！ この施設は森の中にあるわけでもないのに、ここまで鬱蒼としているとは……。想像以上の景色にテンションが爆上がり！

建物も可愛らしく、元気が出る色彩で一つひとつの装飾がツボ。

宿泊施設の中庭にはプールがあり、サイドにビーチベッドがあるので本を読みながらリラックスもできちゃう。奥に見えるのはレストラン。

▶︎06:30 a.m. 朝ヨガレッスン

毎朝１時間のヨガレッスンがあるので張り切って参加。

ストレッチのようなヨガとメディテーションがとても気持ちよく、凝り固まった体と心が少しずつ解けていく感じ。ポジティブな気持ちになり、毎朝の少しの運動がとても効果的なのだと、初日にして実感。帰ってからもぜひ習慣にしたい！！

ちなみにヨガの先生は日本語が話せるので、英語と日本語をMIXしながら進めてくれました。

ヨガを行う開放的なスペース。窓はすべて網戸になっているので自然音が心地よく響き、それを感じながら目を瞑り呼吸を整えます。

▶︎08:00 a.m. 自然の恵みを感じる朝食

ヨガでひと汗かき、レストランで朝食タイム。 スリランカに着いて最初の食事なのでどんな感じなのかとても楽しみ！

朝食はスイカとパパイヤ、アスパラのポタージュスープ、ミルクライスとカレーというメニュー。 飲み物は水ではなく白湯。レストランで白湯を出されたのは初めてなので驚きを覚えつつ、腸を冷やさないようにということなのだろうとすぐに納得。

見た目が美しいうえにおいしい。これは今後も期待大です♡

▶︎09:00 a.m. ドクターによるカウンセリング

イエローが映えるアーユルヴェーダの施設の入り口

朝食後はドクターとの初カウンセリング。

自分の状態をしっかり伝えたいので、言葉に不安があった私は通訳さんをお願いしました。ちなみに通訳さんはヨガの先生でした（！）。カウンセリング時間は30分程度で通訳料は１回$30（約¥4,400）。

私は老眼、眼精疲労、肩・首こりが気になっていたので、その旨をドクターに伝え、シロダーラを3回希望しました。脈診で私のドーシャのバランスを診てもらい、ドーシャの説明、この１週間の治療の提案でカウンセリングは無事に終了！

つまり不調を感じるのはドーシャのバランスが崩れたとき。最適な状態を目指し治療法を選択。

私は「ピッタ（火）」の割合がいちばん多く、二番目が「ヴァータ（風）」という診断。「ピッタ」が少し多いので食事と薬、トリートメントでバランスを元に戻す治療へ入ります。さらにホルモンバランスが崩れやすいので生理不順にもなりやすいという指摘も。

このドーシャのバランスを改善するためにまずは毒素の排出をします。治療の効果を出すための大事な準備段階で、リラックスを促すマッサージをしながらデトックスし、同時に食事療法もスタート。

食事も大事な治療の一環で、自分のドーシャに合ったものを積極的に体に取り入れることで食物の力を借りながらバランスを改善していきます。

▶︎09:30 a.m. ついにトリートメントスタート！

ついに待ちに待ったトリートメントタイムです。

初日の施術は、デトックス目的のFull bodyオイルリンパマッサージとFace & Headマッサージ（2時間）とスチームサウナ（20分）というメニュー。

施術に入る前に足を砂とも土とも見えるもので洗ってもらい、少し硬めのベッドに紙パンツ一枚でうつ伏せになります。人肌に温められたオイルで全身をしっかりマッサージ。私好みの強さでガシガシ血流と毒素を流してくれます。

うわぁ。気持ちよすぎる。ここは天国ですか。これが毎日だなんて……。体が溶けてなくなってしまうかもと心配なくらい最高でしかないです……！ 施術中は起きていられるわけもなく、夢の中へ。

「仰向けになってください」と声をかけられて目を覚まし、ボディからフェイスマッサージ、ヘッドマッサージへ。前日のフライトの疲れはどこかへ吹き飛びました。

あっという間に2時間のトリートメントが終了し、全身オイルまみれのままスチームサウナへ。4人ほど入れるスペースのスチームサウナは、低めの温度設定。ゆっくりじんわりと汗を流します。このとき、私は一人でしたが人数が多いときはスチームサウナが交流の場になるそう。

サウナが終わると初日の施術は終了。「シャワーを浴びるのは１時間後ね」といわれ、オイルまみれの私はどこに居ればいいのかわからずレストランに行き、スリランカ人スタッフにスリランカ語を教えてもらいました（笑）。

１時間後、やっとシャワーのお時間です。部屋のシャワーを浴びているとお湯があまり出ていないことに気がつきました。まぁ、海外ではよくあることです。気温も高いのでまったく問題なし！

▶︎01:30 p.m. おいしすぎるランチタイム

さっぱりコールドシャワー後のランチタイムはこちら。

サラダ、スープ、カレープレート。スパイスたっぷりでしっかり味付け。デザートまですべてが美味！！ ここでの食事はすべてベジタリアン食なので１週間後の体の変化も楽しみです。

▶︎03:00 p.m. まったりお散歩時間

元気いっぱいの初日なのでトリートメント後に施設周辺をお散歩。ビーチ沿いにたくさんのホテルがあり、飲食店やお土産屋さん、小さなスーパーもあるし、ビールのおいしそうなお店もある……。

１週間お酒を飲まずにいられるだろうか。常夏の気候×海×異国というこのシチュエーション！ 自分との戦いが始まった……ひとまずプールに入ってビールのことは忘れてしまおう！

Jetwing Blueのプール

近くに同じJetwing系列のホテルがいくつかあり、そちらのプールの方がイケてるという話を聞いたので、早速人もまばらなプールで泳いでみました！ なんて贅沢な時間なのだろう。一日目から大満喫！！

ビーチベッドでゴロゴロしながら読書したり、飽きたら人間観察をしてみたり。思いのままゆるーい時間を過ごし、昼寝なんかもしちゃったり。するとビーチにすごい人だかりを発見！ 気になったので行ってみることにしました。　　

ちなみに同系列のプールはルームキーがあればフリーで入れるので、行かれる際は忘れずに！

ビーチには家族連れが多く、みんな服のまま入水。なかなか見られる光景ではないので、楽しんでいる姿を近くで拝見させていただきました。

すごいにぎわいで露店まで出ていたので、お祭りなのかなと思って聞いてみたら、いつも通りの週末の楽しみ方みたい。ちなみにこの日は日曜日でFull moonでした。

▶︎06:00 p.m. オリジナルメニューの夕食＆お薬スタート

宿に戻ったら夕食タイム。ここからは私のドーシャに合わせた食事になります。

基本的にはスープ、野菜、カレーが並び、飲み物は毎日違うハーブティーが用意されます。他の宿泊者の食事もそれぞれ違うメニューになっていました。これは手間がかかって大変だろうなと感謝しつつ、おいしくいただきました！

液体×２、粘度の高い球状のお薬、その他に錠剤2種の計５種類の薬を朝、夕食後に服用

夕食後から投薬がスタート。自分のルームナンバーとともに持って来てくれるものを受け取ります。

ハーブや植物で作られたものでお世辞にも飲みやすいとはいえず、一気に飲まないとちょっとつらめな味……。これもデトックスのためです。

▶︎番外編：泊まったのはこちらのお部屋！

いくつかお部屋の種類があるのですが、私は一番ベーシックなエアコンなしのお部屋にしました。暑いかなと悩んだのですが、雨季なうえに天井に大きなファンがついていたのでこちらのお部屋をセレクト。泊まってみれば夜は涼しく、暑苦しさは感じませんでした。

蚊帳付きのベッドって妙にテンションが上がります（笑）。蚊が多い時期なので蚊取り線香も持参。これは持っていって大正解！！

一階がソファ、中二階にベッドと洗面所

素敵に飾られた蚊帳でちょっぴりプリンセス気分

アメニティのアーユルヴェーダの黄色い石鹸。シャンプー、リンスのボトルはガラスなので持ち帰り厳禁

こんな感じのお部屋なのでずっとこもっていてもストレスがなく、先の住人であろうヤモリとルームシェアしながらリラックス。期待値をはるかに超えてきたアーユルヴェーダ初日。本当にこの施設を選んでよかった！

次回は１週間のプログラムなどをレポートします♡

photo & text : Megumi Kato　web edit：Hiroko Ishiwata
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