【夏季限定の島サウナ旅 in Finland】 ノーラのフィンランド旅気分 Vol.5 【夏季限定の島サウナ旅 in Finland】 ノーラのフィンランド旅気分 Vol.5

フィンランドと日本をつなぐコネクターとして活動しているノーラ・シロラさんが、日本でフィンランド気分を体験できるようなスポットやライフスタイルを提案する連載。今回は、夏休みに故郷フィンランドに帰郷したノーラさんに、本場フィンランドのおすすめサウナをレポートしてもらいます。

フィンランド旅気分のアイデアを教えてくれたのは…ノーラ・シロラ（Noora Sirola）さん

ノーラ・シロラ（Noora Sirola）さん

サウナの聖地、フィンランドタンペレ市出身。 タンペレ大学大学院卒業後、2019年から駐日フィンランド大使館商務部兼フィンランド政府観光局で勤務。2022年からは北欧旅行フィンツアーが東京表参道で展開する北欧カフェ＆ショップ「Hyvää Matkaa!（ヒュバ・マトカ）」のプロジェクトマネージャーを務めながら、フィンランドと日本を繋ぐコネクターとして活動。京丹後市の温浴施設「ぬかとゆげ」のサウナプロデューサーや、日本モルック協会公認「モルックアンバサダー」としても活躍。2020年10月には「世界ふしぎ発見！」にミステリーハンターとして出演。

Instagram:　＠noorasiro

一か月間フィンランドの夏を満喫してきました！

Moi（モイ）！

皆さん、夏休みはどこかにサウナ旅しましたか？

私は毎夏のようにフィンランドへ帰省し、一か月もフィンランドの夏を満喫してきました。20度前後の涼しくて過ごしやすい天気に恵まれて、サウナも湖も毎日のように思い切り楽しみました。

今月の記事では皆さんにもフィンランドの夏をお届けしたく、おすすめのサウナを紹介します！

フェリーでしか行けないロンナサウナ

古き良き雰囲気のフェリーに乗った瞬間から気分が上がるサウナ旅へ

ヘルシンキの海を眺めながら旅して、あっという間にロンナ島へ到着。赤レンガの建物に魅了されすぎて、サウナの前にどうしようもなく島を冒険したくなりました！ 幸いにちょうど30分余裕があったので、島を一周してからサウナへ向かいました。

海・赤レンガ・自然の絶妙な融合

昔ながらの世界でサウナ

ロンナサウナはホームページで事前予約が必要で、一人19€で2時間サウナを楽しめます。一枠で12人しか受け付けてないので、混雑せずのんびり自分のペースでサウナが楽しめます（2023年9月時点）。

おしゃれな赤レンガの受付ビルでロッカーキーをもらって、いよいよサウナタイム！

自然と海に囲まれているロンナ島のサウナ。ヘルシンキ市内からわずか10分のところにあるとは思えない別世界。

薪で温める大きなサウナが二つあって、どちらも男女共同利用（更衣室は男女別）。サウナから海の絶景が見えて、大自然と一体化できます。でっかいサウナストーブにロウリュを掛けてみたら、湿度の高い、何とも柔らかいロウリュにびっくり！ 色んなサウナを回ってきましたが、ここのロウリュは感動するほど特別でした。

二階建て構造になっているサウナの下は、シャンプーやバケツが用意されている体を洗えるスペースになっている。

サウナからバルト海へ！

サウナで十分温まったら次はお待ちかねのクールダウン、海へダイブ！ 波が少々大きめで、海底が小石になっているので気を付ける必要がありますが、やはり海の天然水風呂に飛び込むのは気持ちいい！！

海から上がって、体の中がポカポカしている状態で、サウナの前のウッドデッキに座って風に吹かれてリラックス。先ほどまでヘルシンキ中心にいたことを完全に忘れてしまう。

海を見ながらウッドデッキで外気浴。シンプルな贅沢だなぁ

魅力いっぱいのロンナ島

サウナも赤レンガの建物も自然の絶景も魅力的ですが、ロンナ島の美味しいご飯も忘れてはいけません！ サウナの隣には旬の美味しいものが食べられるレストランも、カジュアルなカフェもあるのでサウナ前後におすすめ。

サウナ上がりにカフェでフィンランドならではのアイスクリーム、もみの木フレーバーのアイスをいただきました

夕日と街並みを見ながら陸へ戻る、最後まで素敵なサウナ旅

ロンナ島を五感で満喫したらフェリーに乗って市内へ帰ります。リラックスした気分で夕日とヘルシンキの街並みを見なが街へ戻れば、間違いなく思い出に残るサウナ旅になります。

ロンナのサウナは9月いっぱいで今年の営業は終了ですが、ぜひ来年のサウナ旅の参考にしてみてください。

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text：Noora Sirola