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:ラトビアってどこ?首都リガなどクリスマス時期の観光おすすめスポット8選を徹底レビュー【最新版】
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ラトビアはどこ?どんな国? 首都「リガ」のクリスマス観光おすすめスポットと、伝統文化体験ができる名所をモデルのゆべしさんが現地からレポート。
マーケットやレストラン、ホテル、お土産、編み物体験、オーナメント作りなど、ラトビア旅行の参考にぜひチェックして!
ラトビアはどこの国?どんな国?

1994年5月生まれ。YouTuber、モデル。YouTubeチャンネル「ゆべしのくらし」をメインにInstagram・TikTokなどで衣食住アイテムを紹介。
ヨーロッパ北東部に位置する
バルト三国の1つ。
美しく豊かな自然も魅力!
ラトビアは、ヨーロッパ北東部に位置する共和制国家で、リトアニアやエストニアと並ぶバルト三国の1つ。美しく豊かな自然に囲まれ、バルト海に面した国です。
バスケットや陶器、編み物などの
「手仕事」が有名!
ラトビアといえば、やっぱり手仕事。バスケットや陶器のイメージがありますが、実は編み物なども盛ん。家にいる時間が長くなる冬は、手仕事が人々の心をあたためます。
ラトビアの首都「リガ」は
クリスマスツリー発祥の地!
〝バルト海の真珠〞と名高い首都のリガ。諸説ありますが、クリスマスツリー発祥の地であると言われています。
ラトビアの首都「リガ」
クリスマス観光に
おすすめのスポット5選
みんなが浮足立ってクリスマスを心待ちにしているこの季節。今回は、リンネルではお馴染みのゆべしさんと一緒に、雪化粧が美しいクリスマスのラトビアを巡りました。彼らがどんなクリスマスを過ごしているのかをレポート!
まずは、アクセスが良く旅の拠点にぴったりなリガ。そんなリガをクリスマスに訪れるなら……? 外せないおすすめスポットをご紹介♪
「ブラックヘッド会館」

中世の面影が色濃く残る旧市街の中心に立つブラックヘッド会館は、リガを象徴する建物。1510年のクリスマス頃、商人たちが館の前にある広場に一本のツリーを持ち込みました。そのツリーを飾ってダンスや祝祭を行ったのがクリスマスツリーの起源だとされています。
ブラックヘッド会館は、1300年代から数百年にわたり商人ギルドのパーティ会場やコンサートホールとして使用されていましたが、第二次大戦でドイツ軍の空襲により完全に破壊されてしまいました。今ある建物は、90年代初頭のラトビア独立後、リガ市民の強い要望により、元の設計を忠実に再現して建てられたものだそう。現在は歴史博物館となって、訪れる人々を魅了します。

モニュメントにが「リーガに初めてクリスマスツリーが登場したのは1510年です」といろんな国の言語で書かれています。
お土産選びも楽しみのひとつ
「リガ大聖堂」

毎年11月末頃から、ヨーロッパ各地でクリスマスマーケットが開かれますが、ラトビアも例外ではありません。中でも特に大きく、多くの人で賑わうのがリガ市内にあるリガ大聖堂の広場で行われるクリスマスマーケット。手編みのミトンや蜜蠟キャンドルなどのお店が立ち並び、お土産やクリスマスプレゼント選びにもぴったりな場所です。そこでゆべしさんも、帰国後に行われるリンネルイベントの参加者に向けてお土産探しをすることに。

マーケットの隅にポツンと立つかわいらしい小屋。実はこの小屋、運が良ければサンタクロースに会えるのだとか! 今回は残念ながら不在でしたが、訪れた際はぜひチェックを。

ライトアップされた広場の真ん中には、ひときわ目立つ大きなツリー。もみの木ではなく、欧州唐檜というマツ科の大きな針葉樹が使われているそう。シックに飾られたツリーは、このマーケットのシンボル的な存在です。
ミトンに蜜蠟キャンドルetc.
手作り雑貨がたくさん!

ラトビアのミトンは三角頭が特徴。民族宗教であるラトビア神道に由来する神話の神々や自然をモチーフにした文様が織り込まれているものが多く見られる。


ラトビアの特産品でもあるはちみつから作られる蜜蠟キャンドル。クリスマスに使いたくなるサンタさんやツリーの形のキャンドルがずらり。

ピパルクーカ(スパイスクッキー)などの焼き菓子の屋台も。旅の合間に食べるおやつに。
おいしそうな匂いがただよう
フードスタンド

クリスマスマーケット内は食べ物も豊富。ラトビアではソーセージも有名なので、ホットドッグなどの手軽なものから、薪をくべた火で作るソーセージや、スープ、そしてラトビアの伝統料理を売っている屋台もあります。
「Kaļķu Vārti」

かつて門番が住んでいた邸宅を改装した3階建てのレストラン。地物の食材を使ったディナーはどれも逸品。クラシカルな内装と煌びやかな装飾がクリスマスのムードを引き立てます。

赤を基調としたリボンやオーナメントでかわいく飾り付けられた入口。

メインはチキンや牛のほか、やわらかくてヘルシーな鹿肉など。ヴィーガンメニューも取り揃える。
「3 pavāru restorāns」

街で一番の料理を出すと名高い、3人のシェフがオープンキッチンで腕を振るうレストラン。ラトビアの伝統や食材を生かしながら、現代風にアレンジされた創作料理が人気です。


(左)パンと共にテーブルの上に敷いた紙にベリーやディルオイル、ナッツを使ったソースを芸術的に盛り付け。(右)エスニックな味付けのステーキ。
「Riga Grand Palace Hotel」


旧市街にある5つ星ホテル。1877年に建てられた由緒ある銀行を、2000年にブティックホテルへと改築したそう。歴史的な建物の美しい外観と現代的で落ち着いた内装が魅力です。クリスマスには至る所に装飾が施され、レストランには大きなツリーも。

朝食はビュッフェスタイルでサラダや肉類、果物など種類も豊富。注文すれば好きな具材でオムレツも焼いてくれます。

部屋にはクリスマスのメッセージカードとお菓子も。
ラトビアの首都「リガ」以外
クリスマス観光おすすめスポット3選
暮らしのさまざまなシーンに現れるラトビアの伝統文化。ゆべしさんが実際に訪れて、クリスマスの様子を交えてご紹介します。
「ラトビア民族野外博物館」

心まであたたかくなりました!
館内には、17世紀末から1930年代後半に建築された100以上の古民家が移築されているとのこと。定期的にイベントを開催し、ラトビア民族文化の学びや体験を提供する場となっています。
ラトビアの冬に
手仕事が添えるもの
リガから車で約30分の場所にあるラトビア民族野外博物館では、ラトビア全地区から集められた古い建築物や民芸品から、古代ラトビアの農夫や漁師の暮らしを垣間見ることができます。
趣ある家屋の中で目を引くのは、天井から吊るされたオーナメント。ラトビアの伝統工芸品であるプズリです。麦わらで作る正八面体のオーナメントで、平和な暮らしを守るものとして、クリスマス前の冬至祭に作られ、約1年ほど室内に飾られるのだそう。
ここで、ゆべしさんが簡単なクリスマスツリーのオーナメント作りに挑戦。十字に固定された麦わらに、毛糸でひし形を作っていきます。
「単純作業だけど、つい夢中になっちゃう」とゆべしさん。日照時間が短くなり、厳しい寒さに見舞われる冬のラトビア。人々にとってクリスマスと手仕事は、冬の暮らしを彩る特別な存在です。


ゆべしさんはピンクと黄色と緑の糸をチョイス。軽快な手つきであっという間に完成。出来上がったオーナメントは、実際にツリーに飾りつけ♪
「ズワニーターイ伝承館」

誰かを思って紡ぐ
手仕事の奥深さ
次に訪れたのは、クルゼメ州最南端に位置するルツァワ村にある、ズワニーターイ伝承館です。18世紀初期に建てられたままという木造家屋は古民家のような佇まい。部屋の壁一面に、ミトンや民族衣装が並びます。
ルツァワ村は貿易の町から近く、他には流通しない資材が手に入りやすいため、手仕事も独自の発展を遂げたそう。また、この地で作られるミトンは冠婚葬祭の儀式や嫁入り道具としてのもの。つまり、ルツァワ村の手仕事はいつも〝誰かのため〞という気持ちと共にあるんだとか。

手仕事への愛を感じました◎
本格的な編み物に初挑戦するゆべしさん。4本針に苦戦したものの、手仕事の奥深さを体感し、「ちゃんと習ってみたいな」と興味を深めました。


(左)ローズ柄などの花柄はルツァワに伝わる特徴的な文様。また、袖口が波型でフリルのようになっているのもルツァワ村特有。 (右)バルト海は琥珀の産地でも有名。沿岸部に位置するルツァワ村では、琥珀の装飾品も多い。洋服はすべて手縫いなのだそう。
「スイティ文化空間」

ユネスコ無形文化遺産の村
民謡に込められた祖国ラトビアへの愛
リガから西へ、約2時間半ほど車を走らせた場所にあるアルスンガ村では、スイティと呼ばれるカトリックの文化空間による独自の伝統が根付いています。無形文化遺産にも登録されているスイティ文化空間で、その貴重な暮らしを体験してきました。
アルスンガ村は人口600人の小さな村。鮮やかな民族衣装、郷土料理、宗教的習慣や年中行事などすべてが伝統として古くから受け継がれたものですが、その最たるものが民謡です。旧ソ連からの独立回復前はラトビア語やラトビア文化が禁止されていたため、スイティの人たちは自分たちのアイデンティティを民謡を通して伝承したそう。

この日もスイティ合唱団の方たちがバグパイプを操りながら力強い歌声を披露してくれました。家で甘いお菓子と温かい飲み物を用意して、馴染みある心地よい音楽に身を任せる。それがスイティ流のクリスマスの過ごし方なのです。

やさしくて陽気なスイティのお母さん
民族衣装を着て記念写真も
鮮やかな色のウールと胸元にサクタと呼ばれる銀や青銅製のブローチ、そして神話や魔除けのシンボルが織り込まれた帯が特徴的なスイティの民族衣装に身を包んだゆべしさん。「ブローチの作りや帯の刺しゅうがとても精巧で素敵。貴重な体験ができました」

ピパルクーカに飾り付け♪
クリスマスの時季になると、ラトビアの至る所で見かけるのがピパルクーカ(スパイスクッキー)。ゆべしさんもアイシングを使って飾りつけを体験しました。


器用な手つきでかわいいツリーを作っていきます。気になるお味は、「スパイスが利いていて、甘さ控えめで食べやすい!」とのこと。

マーケットで旅の思い出を購入
かわいいお土産が安く楽しく手に入る!
村で開催される小さな民芸市には、地元の女性たちが作った手作りのミトンや靴下のほか、ジャムやハーブティーなどが並びます。ゆべしさんが見つけたのはマウチと呼ばれるリストウォーマー。美しく繊細なビーズの刺しゅうが施されたマウチも、ここで買えばリガのお店で買うより半額ほどのお値段。旅の思い出に、ゆべしさんもグレーに赤のビーズのマウチを購入しました。

マーケットで地元の女性にマウチのことを教わるゆべしさん。ビーズの色が多く、柄が細かいものほど高価なのだそう。現地の人とのこんな触れ合いも、マーケットの魅力です。

北欧やバルト三国でポピュラーな防寒具として知られるラトビアのマウチ。手編みで細かく編み込まれているビーズの柄は、自然を信仰するラトビアに伝わる伝統的な模様だとか。
※ マーケットはアルスンガ村内で開催。場所はその年によって異なります。
クリスマスも楽しい! Finnairで空の旅

今回、ラトビアにはヘルシンキ経由のフィンエアーを選択。というのも、フィンエアーは「サンタクロース公式エアライン」。長旅ではトランジットもちょっとした楽しみのひとつですが、特にクリスマス時季のヘルシンキ・ヴァンター国際空港は賑わいも煌びやかさも倍増。お土産屋さんなど至る所がクリスマス仕様にドレスアップして、運が良ければサンタさんにも会えちゃいます。「フィンランドはずっと来てみたかった国。わずかな時間ですが嬉しいです!」とゆべしさんも大喜びでした。


ラウンジにはゆべしさんも大好きなムーミンが。カップもムーミンアラビアで、ムーミン好きにはたまりません。

ラウンジの入口もかわいい。

フィンランドまでは直行便で約12時間30分。フィンエアーのビジネスクラスシートはシェル型の座席で個室のようになっているので、落ち着いた時間を過ごせます。アメニティはマリメッコがデザインしたポーチに、アイマスクや耳栓、歯ブラシなど。

メインを肉・魚・ベジタリアンから選べる北欧料理と日本料理で、機内食とは思えない豪華さ。デザートも豊富です。食器はすべてイッタラ。
あわせて読みたい「クリスマス観光」記事はこちら!
photograph: Miho Kakuta cooperation: Latvia Travel (LIAA) webedit&text:Rio Suzuki
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