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:【女子旅 ラトビアの首都・リガでの楽しみ方5選】 歩いて巡れる美しい街並み
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バルト三国最古で最大の街、ラトビアの首都リガ。
まるで絵本の世界に迷いこんだような旧市街の美しい街並みは、ユネスコ世界遺産に登録されるほど。街を歩いて見つけた、魅力的なショップや博物館、市場など、見ているだけでも楽しいリガのおすすめスポットをご紹介します。
リガのかわいい街並み


上)ラトビアの商人が暮らした猫の家。下)リガ最古の石造住宅、三人兄弟
中世の面影が残るリガの旧市街。パステルカラーの建築や屋根についたモチーフなどがかわいらしく、思わず写真を撮りたくなる街並み。
例えば屋根の上に猫の像のある「猫の家」は、向かいにあるドイツ人のみが入会できたというギルドに、入会を拒否されたラトビアの商人が、ギルドにお尻を向けた形で設置。その後入会を認められ、今の形に向きを直したそう。
15世紀から17世紀に建てられた三軒が並ぶ建物は、「三人兄弟」と呼ばれるなど、ラトビアの人たちのユニークさが感じられる気がします。


上)パステルピンクやブルーなどカラフルで、どこを切り取っても絵になる街並み。下)バーの軒先にはこんなモチーフも

旧市街から徒歩で約20分。新市街の約4割を占める、アール・ヌーヴォー建築。建築家のミハイル・エイゼンシュタインが手がけた建築が集中する、ユーゲントシュティール建築群もみどころ。今も住宅として使われていて、天井が高く、華美な装飾はラトビアの人たちの憧れの住まいなのだそう。
暮らしを垣間見られるマーケット巡り
■アーゲンスカルンス市場

まず訪れたいのは、1898年にオープンした「アーゲンスカルンス市場」。2022年にリニューアルオープンしたとのことで、レンガ造りの建物に入るとモダンな雰囲気。
1階はフルーツや野菜、パン、お菓子などが並ぶマーケット。2階はフードコートになっていて、ピザ窯で焼く本格的なピザやお寿司、バーなど、世界各国の料理を手軽に楽しめます。

かわいいお花も買って帰りたくなります

ラトビアの食卓に欠かせない、ザワークラウトも


上)1階のマーケットには、かわいいお菓子もたくさん。下)2階のフードコートで食べられる、ウクライナ人が作る餃子「ワレニキ」と「ボルシチ」は絶品

屋外には地元の人たちによるフリーマーケットと、フラワーマーケットを開催
また屋外マーケットには、ラトビアの人々の暮らしを感じる、日用品や本、雑貨が並び、蚤の市のような雰囲気。建物の地下にもセカンドハンドのコーナーがあり、掘り出し物が見つかりそうです(屋外マーケットは現金必須です)。

購入したラトビアのかご。昔から市場の買い物に使われてきたものだそう

アクセサリーや置き物など、こまごましたものも
■カルンツィエママーケット

木造建築を改築したおしゃれなエリア、カルンツィエマ地区で毎週土曜に開催されている「カルンツィエママーケット」もおすすめ。パンやはちみつなどの食品から、陶器、ミトンなどのハンドクラフト、手作りコスメなど、地元のアーティストたちが作るアイテムも揃います。小ぢんまりとしたマーケットで、作り手との会話を楽しみながら買い物ができるのも魅力です。

ラトビアの暮らしに欠かせなはちみつ。蜜蝋のキャンドルやサプリメント的に食べられるという花粉も

黒パンはラトビアでぜひ味わいたいもののひとつ。お土産にも
ラトビアらしい雑貨が見つかるショップ
■RIIJA

大きな麦わらのオーナメント、プズリが印象的なこちらは、ラトビアの伝統的なハンドクラフトを現代的にアレンジした雑貨が揃う、セレクトショップ。テーブルウェアやリネン、かごなどの実用的なアイテムから、ジャムやハーブティー、オーガニックコスメなど、洗練されたアイテムが揃います。

シンプルな器や、木のキッチン道具なども

おしゃれなアクセサリーや洋服もたくさん
■Pienene

ミトンや靴下など、あったかアイテムも。伝統柄から花模様までいろいろ
市庁舎広場や聖ペテロ教会など、観光地のすぐ近くに位置する、カフェを併設したショップ。ローカルのアイテムにこだわり、ハンドメイドのミトンや雑貨、ハーブティーや蜜蝋キャンドル、オーガニックコスメなど、旅のお土産にしたくなるセンスのいいアイテムが見つかります。

マグネットはお土産にもぴったり。ミトンの形のものも

カフェも併設。お買い物の合間の休憩にも◎
チョコレートとお酒を楽しむカフェバー

トリュフは約30種類。ひとつ2.2ユーロ
実はチョコレートも有名なラトビア。地元の方のおすすめの「Riga Black Magic」は、チョコレートと、ラトビア名物の薬草酒「ブラックバルサム」が楽しめるカフェバー。
ベリーやナッツ、クリームなどを使った、すべて手作りの美しいチョコレートは、一粒からオーダー可能。甘くて飲みやすいカクテルは、アルコール度数が30〜45度と高いので、飲み過ぎには要注意です。


上)店内の雰囲気やスタッフの制服も、中世のバルトの雰囲気。下)左「カシス リガ」、右は「リガ コーヒー ブラック」。どちらもチョコレートシロップやジュース、コーヒーなどを使った、甘くて飲みやすいカクテル
ラトビアの工芸とデザインを知る博物館へ

家具や織物、陶器など、素朴なデザインが素敵です
1989年に建てられたリガで最も古い石造の建築である教会を改築した、リガの旧市街にある「工芸とデザインの博物館」。
2、3階の常設展では、19世紀の終わりから1960年代に至るまでのラトビアの織物や陶磁器、装飾品、ガラスなどの工芸作品を展示。ラトビアの工芸の歴史を知るのにぴったりです。

ラトビアの民族衣装を着た陶器も

ラトビアの暮らしを描いた、かわいい織物


上)1階は企画展。ここが教会だったことがよくわかります。下)取材時は、建築とグラフィックデザインの企画展を開催


上)広場ではハンドメイドの販売も。大きなバスケットみたいなカートがかわいい。下)クリスマスマーケットが開催される大聖堂広場。ラトビアの本の歴史を学べるポップアップが
30分ほど歩いただけで、いろいろな楽しみ方ができるコンパクトさも魅力。きっとお気に入りが見つかります。
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photograph & text & edit:Mayumi Akagi cooperation:LIAA
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