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:【星のや竹富島|命草ゆくい滞在レポ】 春の心と体を健やかに癒やす2泊3日の旅(前編)
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冬でも暖かく、春のスギやヒノキ花粉もない沖縄・竹富島。
石垣島から高速船に乗って約10分で到着する、赤瓦の集落や白い砂浜が美しい離島です。
島の東側、約2万坪の敷地に広がるリゾート「星のや竹富島」では、2026年5月末まで命草(ぬちぐさ)と呼ばれるハーブを取り入れた「命草ゆくい滞在」プログラムが体験できます。
命草とは、島民の健康を古くから支え、今でも親しまれているハーブのこと。命草を収穫して味わいながら、食や香り、トリートメントなど、五感をまるごと癒やす2泊3日を旅ライター・仁田ときこさんがレポートします。
星のや竹富島に滞在したのは…
星のや竹富島ってこんなところ!

2012年6月に誕生した「星のや竹富島」は、「ウツグミ(一致協力)」という島民が生きる上で大切にしている精神をコンセプトにしたリゾート。木造平屋の客室をはじめ、白砂の小径や琉球石灰岩の石垣など、島の伝統を踏襲した集落景観が広がり、集落に暮らすように滞在できるのが魅力です。

竹富島景観形成マニュアルに基づいて建てられた施設には、珊瑚の砂が敷かれた庭や魔除けのヒンプン(母屋と門の間の垣根)も。屋根の上には一棟ごとに表情の異なるシーサーが見守ります。

敷地内を散策するとブーゲンビリアの咲く小道を発見! 島の植物がいきいきと育つ「星のや竹富島」では朝昼晩とそれぞれに美しい表情を見せ、歩くだけでリフレッシュできます。


島民を支えた命草について学ぼう

敷地の畑では島特有の畑文化と農作物の継承を目的とした「畑プロジェクト」を実施。2017年に畑を設け、島の農業従事者だった長老に教えを受けながら、伝統的な農作物の栽培に取り組んできました。
滞在中に提供される料理やお茶、マッサージに使うハーブもこの畑から生まれています。

長命草は「1株食べれば1日長生きする」といわれる沖縄のスーパーフード
今回の旅のメインは「畑あそび」をテーマに、この畑で栽培される「命草」の生命力に触れること。命草とは、かつて医者がいなかった時代に島民の健康を守るために薬や食材として使用されてきたハーブや薬草です。

「畑あそび」プログラムでは、畑で実際に収穫しながら、命草の種類や特徴を教えてもらいます。収穫したのは抗酸化作用の高い月桃、快眠効果のあるミネラル豊富なクミスクチン、50種以上の栄養素を含む長命草。


泡盛をたっぷり飲む島民にとってウコンはなくてはならない命の作物
竹富島の島民である大さんは定期的に畑を訪れて手入れを行い、農作物を育てるノウハウをスタッフに教えています。島の独自の文化や歴史についても精通し、まさに生き字引的存在とのこと。

摘みたての葉のフレッシュな香り、土の温かみのあるにおいに癒やされながら収穫時間を楽しむ「畑あそび」。お借りしたクバ笠も軽量で通気性もよく、おどろくほど農作業に適しています。
スパイスたっぷりの十時茶づくり

畑あそびが終わったら、午前10時頃にお菓子を持ち寄ってお茶を楽しむ「十時茶」と呼ばれる沖縄の習慣に倣い、チャイづくりへ。八重山特有のスパイスであるピーヤシ(島胡椒)を使用して、スパイシーなチャイをつくります。

ショウガ以上に体を温めてくれるのがピーヤシ。毛細血管を強くする成分が多く含まれているといわれています。

土鍋でクツクツ煮ていると、スパイスの香ばしいにおいが部屋に充満してきました。しっかり煮出せたら、ミルクと合わせて完成! ピーヤシーが効いたスパイシーなチャイが完成しました。
命ぐさ玉でトリートメント

敷地内のスパでは、島ならではの素材を用いたトリートメントを提供しています。今回は、畑で栽培する長命草やフーチバーを米粉に練り込んで蒸し上げた「命ぐさ玉」を使用して、体を温めながらリフレッシュタイム。


海塩と長命草を入れた湯船で足元を温めたら、命ぐさ玉を足もとや背中に当てて、冬の間に緊張していた体をほぐしていきます。ハーブの香りがふんわりと心地よく、そのあとに味わうトリートメントで身も心もリフレッシュ。
命草薫る島鍋と島テロワールに舌鼓

1日目の夕食は「命草薫る島鍋」
ハーブの女王・ハママーチや不老長寿の薬として食べられてきたハンダマなど、約10種の命草が楽しめる
滞在中のお楽しみは、島ならではの料理がゆっくり楽しめるディナー! 一日目の夕食は、客室で味わう「命草薫る島鍋」です。食物繊維やポリフェノールが豊富な長命草、やわらかく香り高いフーチバーなどの命草が、肉や野菜と一緒にバランスよくいただけます。

2日目の夕食は「島テロワール」
命草でつくる蒸留酒に漬け込んだ車海老。余分な水分を加えずに本来の甘さを引き出した島にんじんのムースと一緒に味わう
二日目の夕食は、ダイニングでいただく「島テロワール」。竹富島で親しまれている命草や食材を、フランス料理などの技法で表現した料理が楽しめました。


島テロワールは全4品のコース料理。高級魚ハタの仲間であるミーバイを五穀リゾットと一緒に

メインディッシュの肉料理は、具材を自由にあわせる「命草と熟成牛の島タコス」。熟成和牛のサーロイン、島胡椒のピーヤシなどの香辛料を効かせたソーセージ、パイナップルとシークワサーを合わせたサルサなど、食べ応え抜群。
⑤一日のはじまりは畑人粥朝食で

畑仕事に精を出す島人のように、朝から活力が湧く、島に馴染みのある素材を取り入れた「畑人(ハルサー)粥朝食」が楽しめます。五穀のお粥に白身魚とエビのマース煮(塩煮)、デザートにはジーマミープリンも!
アンダンスー(油みそ)、ゴーヤの佃煮の苦味、卵黄漬け、冬瓜の紫蘇漬けも含めた4種の小鉢をお粥にトッピングして、自由に味変を楽しんで。

星のや竹富島の朝食でおなじみのフリードリンクコーナー。島のフルーツやハーブを用いたフレッシュなドリンクが自由におかわりできます。
星のや竹富島の施設情報

星のや竹富島
沖縄県八重山郡竹富町竹富1955
050-3134-8091(星のや総合予約)
チェックイン15:00 チェックアウト12:00
「命草ゆくい滞在」81,000円(宿泊料別・1日1組・2026年5月31日まで)
https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/hoshinoyataketomijima/
あわせて読みたい! 竹富島・沖縄の旅記事はこちら
photograph:Miho Kakuta text & edit:Tokiko Nitta
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
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