何かひとつでも好きなものがあると、毎日をちょっとがんばれたり、前向きな気持ちになれる。女優の奈緒さんに“好き”について教えてもらいました。
“好き”は笑顔でいられる、お守りのようなもの
写真と手作り、洋服……好きなことについて、きらきらとした目で語ってくれた奈緒さん。
「生活の中で“好き”と思う瞬間がすごくたくさんあって、それを残しておきたいし、人にも伝えられる写真が大好きなんです」
子どもの頃から好奇心旺盛で、好きなことがたくさんあったのかと思いきや、昔は好きなものを自覚できていなかったのだとか。

「好きと言えるのは漫画だけ。でもお芝居が好きだと気づいて、この仕事をしたいと思ったときに奇跡だと感じて。そこから“好き”に敏感になりました。特に意識していなくても、“気づいたらこの色ばかり選んでいる”とか“なんか気になる”とか、そんな小さなところから好きが始まっていると思います。好きなことがあるのはとても幸せで奇跡のようなことですが、きっと誰にも訪れるはず。好きなものはひとつだけではなくてもいいし、みんながいろいろな好きの形を楽しめるといいなと思います」
“好き”に素直になれる「写真を撮る時間」

ミュージアムショップで購入した、紙製のピンホールカメラに夢中だという奈緒さん。
「三脚がないと撮れないので、“今日は撮る!”と決めて撮りに行きます。手動の原始的なカメラで、自分がそのとき何をきれいだと思ったかが素直に写るし、人混みもやさしい風景に変換してくれます。視野や行動範囲も広がり、次の楽しみが待っている感覚がずっとあるので、これからも続けていきたいですね」
自分らしくいられる「ワンピースとサロペット」
自分で写真を撮るときに動きやすく、撮影の現場でも着替えやすいワンピースとサロペットがお気に入り。

「サロペットはポケットが多くてゆったりしていると便利。中に着込めば季節問わずに着られるので、いろいろな形のものがほしいです。ワンピースは1枚でいつもと違う自分になれたり、少し挑戦もできる。忙しくてもお気に入りのワンピースをさっと身につけて、楽しい気持ちで外に出られるところも好きです」

心が安らぐ「手作りする時間」

何気なく取っておいた、洋服のボタンや安全ピン、ラッピングのリボンを活用するようになったそう。

「絵を描いた紙袋にクッキーを入れて、安全ピンで留めて人にプレゼントしたり、いただいたお花をドライフラワーにするときにリボンで結んだり。家にある素材を使って、手作りする時間が楽しいです」
女優・奈緒さん profile

photograph:Miho Kakuta styling:Junko Okamoto hair & make-up:Yumi Narai text:Mayumi Akagi web edit:Riho Abe
リンネル2022年3月号より
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
Related Article おすすめ記事
- 杉咲 花さん 着る、を、楽しむ。白、黒、ネイビーのシンプルな服の魅力 杉咲 花さん 着る、を、楽しむ。白、黒、ネイビーのシンプルな服の魅力
- 黒木 華さん 春を探しに、ちょっとそこまで。
黒木 華さん 春を探しに、ちょっとそこまで。
- 新しい年に始めたい 理想のプランの書き出し方 新しい年に始めたい 理想のプランの書き出し方
- tomoさんのシンプルで豊かな暮らし方 tomoさんのシンプルで豊かな暮らし方
- モデル山 葉子さんの理想に近づくための整え方 モデル山 葉子さんの理想に近づくための整え方
- Vlog「hibi hibi」asakoさんの好きなことと、自然の取り入れ方 Vlog「hibi hibi」asakoさんの好きなことと、自然の取り入れ方
- Vlog「hibi hibi」asakoさんの日々を楽しむ、心地よい暮らしのたね Vlog「hibi hibi」asakoさんの日々を楽しむ、心地よい暮らしのたね
リンネル最新号&付録
2023年7月号
初夏のワンピース47
- 付録
- MOOMIN[ムーミン]
刺しゅうがかわいい
豪華! 身だしなみ8点セット
特別価格:1,220円(税込) / 表紙:宮﨑あおい /
2023年5月19日(金)発売