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:【コペンハーゲンの旅案内】 デンマークの名建築と上質ニットに出合う、アンデルセンアンデルセンのショップ
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アルネ・ヤコブセンが設計したビルに店舗を構える、ニットブランド“アンデルセンアンデルセン”。店内には、柔らかく上品な質感のアイテムがラインナップしています。
今回は、デンマークに暮らす「POSS」ギャラリーオーナーの武弓真由子さんに、彼女ならではの視点でその魅力をたっぷり教えていただきました。
案内してくれたのは…
訪れたのは…
ファッションと建築が交差する
〈アンデルセンアンデルセン〉

日本でも人気の高いニットブランドAndersen - Andersen(アンデルセンアンデルセン)。
デンマークの建築家、デザイナーであるアルネ・ヤコブセンが1930年代に設計した建物の2階部分に、2022年からフラッグシップストアを構えています。
Gammeltorv広場を一望できる立地と、開放的でゆったりとした空間が魅力。建物のデザインと歴史を大切にした丁寧でセンスある店舗づくりは、まさに機能美が感じられるニットを手がけるブランドのスタンスそのものです。
\ スタッフのみなさん /

デザイナーでありオーナーのCathrine Lundgren-Andersen(写真左から2番目)とスタッフのみなさん。広々とした空間にはソファやカウンターがあり、お客さんとコーヒーを飲みながら会話を楽しむことも多いそう。


アルネ・ヤコブセンの建築にも注目
「アリンコチェア」や「エッグチェア」などの名作家具、「SASロイヤルホテル」などの建築で有名なデンマークを代表する巨匠アルネ・ヤコブセン。
コペンハーゲンを中心とするデンマークでは、彼の設計した建築物を今でも見ることができます。
Andersen-Andersenの入るこの建物もそのひとつ。

もともとはアート用品や絵具を販売する「Stelling」というお店だったためビル自体が「Stellings Hus」と呼ばれています。




建物の歴史・内装のコンセプトもアンデルセンのブランドフィロソフィーにとてもマッチしていて納得です。

コペンハーゲンにはヤコブセンの建築がたくさん!

写真はコペンハーゲン市内の運河沿いに建つ、1978年完成のヤコブセンの遺作となった「デンマーク国立銀行」。建物内部の見学はできませんが外観を眺めるだけでも圧巻です。
ほかにも、コペンハーゲンの北に位置するクランペンボーにあるベルビュー・ビーチの再開発や集合住宅ベラヴィスタ、オーフスの市庁舎なども必見。ヤコブセンの建築巡りの旅もおすすめです。
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photograph:Miho Kakuta
リンネル2025年3月号より
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デンマークのフィッシャーマンズセーターから着想を得て、現代的にブラッシュアップされたデザインと機能性を兼ね備えた彼らのセーター。
私にとってはファッションというよりも優れたプロダクトデザインというイメージを持っていて、機能美の象徴だと思います。
そんなセーターが、ArneJacobsenの手がけた歴史的な建物の一室にある店舗で売られています。