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:【今日の一養生 6月20日】梅雨時期に健やかにすごすための食養生:漢方養生で毎日上々!
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少しずつ積み重ねていくことで、体も心も健やかになれるだけでなく自分を好きになれるのが漢方養生。
漢方養生とは春夏秋冬、朝昼晩、自然に沿った暮らしをすること。
山梨県で鍼灸院を営む夫婦のユニット、moxies(モクシーズ)さんに教えてもらいました。
毎日更新しますので、琴線に触れるものがあれば実践をしてみてくださいね。
6月20日
梅雨時期に健やかにすごすための食養生
高温多湿な日本の夏。豊富な水があるからこそ、たくさんの恩恵を受けている日本の風土ですが、なかなか過ごしづらい梅雨の季節。
基本の食養生をおさえて、すっきり元気に乗り切りましょう。
食欲不振のはずなのに、ちょっとずつ、だらだら、飲んだり、食べたりしていませんか?
少量ずつでも胃腸に食べ物が入れば、消化器は常に仕事をし続けないとなりません。
上記が思い当たる方は、食べない時間や、飲み物は水だけとする時間を半日でもつくってみてください。
胃腸回復への道は、夜間の飲食を減らし、胃腸が睡眠中に休まる時間を確保すること。
そして、量ではなく、質的にきちんとしたものを摂ることです。
ですが、ご飯をつくる時間が忙しくてなかなかとれないという方は、一汁一菜がおすすめです。
それは、季節の野菜の味噌汁と、炊きたてのお米、簡単なおかず一品の食事です。
お米はビタミンやミネラルなど、必須栄養素を補給するために、白米に玄米を混ぜて炊いてみてはどうでしょうか。
1割程度混ぜた玄米なら胃腸の弱い方も食べやすいでしょう。
できる限り無農薬を選んでくださいね。
東洋医学で重視される「気」という概念ですが、昔は表記に米を使い、「氣」と書かれていました。
かつての江戸は世界一の人口であったといわれており、江戸の人の食を支えていたのがお米でした。
食べた食事が私たちの元氣となります。
食べ物に感謝しながら、質的によいものを食べるのが、この季節の養生です。
今日もよい一日をおすごしください。

PROFILE
moxies(モクシーズ)/2014年結成の鍼灸師のユニット。山梨県と長野県にある鍼灸院での治療を主軸にお灸のセルフケアワークショップや勉強会などを不定期に開催。手軽にセルフケアをできるお灸アイテムの開発や漢方薬局とコラボした漢方茶の制作、古材を使用したよもぎ蒸しスツールの開発など、精力的に活動している。
illustration:moxies edit:Nao Yoshida
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