中医薬膳営養師・藤井 愛さんはテニスと薬膳で不調知らずに 中医薬膳営養師・藤井 愛さんはテニスと薬膳で不調知らずに

運を上げたいなら今年は運動を始めませんか。今、スポーツする人が口をそろえる“運動で運が動き出した”というキーワード。筋肉をつけた健やかな体はどんなハッピーをもたらすの？ 今回は中医薬膳営養師の藤井愛さんに巡りのいい体を作る秘訣を教えてもらいました。

テニスと薬膳で巡る体を手に入れた

中学時代に軟式テニスの経験があった中医薬膳営養師の藤井愛さん。大人になって久々にトライしたいと思い、再び自宅近くのテニススクールに通い始めました。

「持久力を極端に求められるスポーツではないので、テニスは何歳になってもできるのが醍醐味。運動した日の夜はス〜ッと眠りに入れて、翌朝は気持ちよく目が覚めるので、質のよい睡眠が得られているんだな、という実感があります」

また、運動で発散することでメンタルにもよい影響が。何か落ち込むことがあっても気持ちの切り替えがスピーディになったといいます。感情を自分でリセットすることができて、ネガティブな感情にも引っ張られなくなったそう。心と体は直結していることをスポーツが教えてくれました。気や血を巡らす漢方も摂り、健やかな心身を保っています。

良い汗をかくと自分の体の新陳代謝を感じるという藤井さん。なにごとも楽しいと感じることが運動を続ける秘訣だそう。入浴後に“体組成計”で筋肉量やBMIを測定するのも楽しみのひとつ。筋肉量を増やすことが最近の目標。

続けられる秘訣はよい指導者と豊かな環境

藤井さんが通うテニススクールは、自宅近くにある自然に囲まれた「ラベーラテニスクラブ」。「担当のコーチは失敗すると厳しいツッコミが入りますが、そこがツボです（笑）」とのこと。学ぶ環境や教えてもらう人との相性は大切で、そこが続けるモチベーションにもなります。

デバイスで
本日の運動量を必ずチェック

スポーツするときは必ず愛用の“Apple Watch”をつけて、自分の運動量をチェックする藤井さん。「今日はどれだけ体を動かしたのか、カロリーはどれくらい消費したかなど、日々記録しておくことで、自分の目標が立てやすくなります。犬の散歩にも必ずつけて出かけていますね」

スポーツの前後に摂取するお助け漢方

疲労回復に役立つスーパーフードの“山査子”は運動後に最適なおやつ。「赤ワインよりポリフェノールが豊富なんです」

藤井さんが運動前後に摂取する漢方たち。“麦味参”は水分調整を行い、体を潤す働きが。“クコの実”は目の滋養に役立ち、ボールを集中して見るテニス前後におすすめ。“婦人華”は女性ホルモンを整える働きがあるので、貧血予防のため運動した夜に摂取します。

お話を伺ったのは……藤井 愛さん

photograph: Tadaaki Omori　text: Tokiko Nitta　web edit：Masako Serizawa
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リンネル2022年３月号より