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:【内田彩仍さん連載:明日もいい日になりますように】 「第34回 日常を彩るインテリアショップ fremtiden(フラムティーデン)」
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丁寧な暮らしぶりやセンス溢れる素敵な着こなしで人気を集める内田彩仍さん。日々のなかで内田さんが見つけた小さな幸せや、暮らしの工夫をお届けします。
今回は、福岡市西区姪浜にあるインテリアショップ「fremtiden(フラムティーデン)」を訪れた内田さん。北欧家具をはじめ、国内外のおしゃれなインテリア・雑貨が揃う店内の素敵な様子を教えていただきました。
「明日もいい日になりそう」と、皆さまが穏やかに前を向けますように。
内田彩仍さん Profile

福岡県在住。夫と愛猫そらと暮らす。雑誌などで紹介される丁寧でセンスのある暮らしぶりが人気。 『内田彩仍さんと作った 白のキャンバストートバッグBOOK』(宝島社)、『変えること変わらないこと』(主婦と生活社)など著書多数。 最新刊『衣食住、暮らしに寄り添うもの選び』(集英社)が発売中。
前回の更新から随分と月日が経ちました。
6月になり、夏らしく青葉が鮮やかな季節になりましたね。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
私が住む福岡も梅雨入りを迎えました。
一軒家に住むようになってから、この季節の湿気が多いのには困りもので。
湿気がたまりがちな家の一階に除湿機を2台置いているのですが、すぐに水がたまるから「カビが生えないように注意しないと!」と日々、満水のアラームに聞き耳を立てています(笑)。

6月半ばの梅雨の晴れ間に、福岡市西区姪浜にあるインテリアショップ「fremtiden(フラムティーデン)」にドライブがてら伺いました。
友人から北欧家具好きの私がすごく好きそうなショップがあると聞いていたので、どうしても行ってみたくなり、楽しみに訪れました。
梅雨の時季は家にいる時間が増えるからか、家のインテリアにちょっと手を加えたくなります。

スクエア型の階層が階段のように交互に重なり合ったような佇まいの「姪浜ステップス」。オージープランツの植栽も素晴らしく、緑豊かで草木が映える建物です。ここの2階と3階に「フラムティーデン」はあります。


わくわくしながら広々とした外階段を上がっていくと、ショップの入り口には「いつか我が家の庭に迎えられたら」と思っている「HAY(ヘイ)」のアウトドア家具が置いてありました。
建物の壁の質感と相まって雰囲気もよく、見ているだけで癒やされます。


「ルイスポールセン」のパンテラポータブルに迎えられて店内に入ると、居心地のいい家を想起できるようにとしつらえられた空間が広がります。
2フロア合わせて800平米強の広々とした店内には、国内外から厳選された家具や雑貨が並び、どれもひとつひとつ丁寧に作られたものばかり。
ここにずっと居たくなるようなしつらえに心躍りました。

2階の入り口を入って左側の棚には、美しく並べられた和の器や雑貨が。

我が家でも毎日使っている木目の自然な風合いを生かした「我戸幹雄商店」の漆器が並んでいて、実物を見てみたかった高台盛器も拝見することができました。



入り口右手には「汲古」という益子焼のブランドの器や、丁寧な手仕事から生まれる道具などが置いてあります。


人気のポータブルライトのコーナーも。
どこへでも持ち運ぶことができて、置くだけでその空間をくつろぎの場所に変えてくれるから、静かに本を読んだり、ただぼーっとしたり。ほんのり灯る明かりはふっと気持ちが緩むから、幾つも置きたくなります。

リンネルの北欧の旅で訪れたデンマークにある「フィン・ユール邸」にあった家具も。
デンマークの4大デザイナーの「ハンス J.ウェグナー」「ボーエ・モーエンセン」「フィン・ユール」「アルネ・ヤコブセン」の家具が揃うフラムティーデン。
今一番訪れたい場所がデンマークなので、思いを馳せつつ座りました。

インテリア本のコーナーも。

一階にあるカフェをガラス越しに眺められる廊下を進むと、大きな窓と天窓から気持ちよく光が降り注ぐ「mono-niwa」という空間があります。
私が伺った日は、アルテックの家具や、北欧の家具や雑貨などが置いてありました。
一緒に行った友人と「この光、気持ちいいね」「ここの影がきれいだね」などと、自然光にまつわる話がしたくなるほど明るい日差しに包まれる場所で。「自然の光ってすごいなあ」と改めて感じました。




壁に映し出された家具作りの動画を観たり、天窓の下に並んだたくさんの椅子に座らせてもらったり。
私は家で物選びをしたり、原稿を書いたりと、日々、職住一体の暮らしをしているので、椅子の座り心地はとても大事にしていて、憧れの椅子の座り心地を確かめられるのもいい機会になりました。
椅子は、人それぞれ合うものが違うから、是非ここへ来てご自身の好きな椅子に座ってみてください。
この場所では、イベントやセミナーも開催されているようで、北欧家具にふれあいながらのセミナーなんて贅沢ですね。いつか機会があればイベントやセミナーにも伺ってみようと思います。



白い螺旋階段で3階に上がると目の前には、デンマークでも訪れた「HAY」のコーナーが。福岡でこんなにたくさん見るのは初めてで、よく使っているトートバッグもたくさん。

3階の奥にしつらえてあった「フリッツ・ハンセン」のコーナー。
アルネ・ヤコブセンがデザインされたレザー張りのセブンチェアが並んでいて、とても座り心地がよかったです。


家でも幾つか灯しているルイスポールセンのコーナーも。

「ボーエ・モーエンセン」がデザインされたこの棚も印象的で、すごく好きなデザイン。あちこちにある家具や小物が全て魅力的です。


手仕事から生まれる「レデッカー」のブラシや「高田耕造商店」のブラシなど、暮らし好きにはたまらない日常が特別になるようなハウスキーピンググッズも揃っていて、3階のテラスにも掃除道具がしつらえてありました。
こんな道具たてが庭にあったら、最近面倒に感じる庭掃除もしたくなる気がします(笑)。

そして3階には「アトリエ」という、家具の修繕や修復を受け付ける場所もあります。
買い足す暮らしだけでなく「道具の継承」というよい道具との付き合い方も考えているというお話を伺って、北欧の様々なお宅での出来事を思い出しました。
北欧では、代々大切に受け継がれてきた道具や家具がどこのお宅にも存在していて、小さなクロス類から、食器、家具に至るまで様々な古いものがきれいな状態のまま使われていました。
手入れをしながら使い続けることの幸福感がそこにはあって、私も大事にしようと思い、今も暮らしの指針になっています。
「フラムティーデン」という店名は、デンマーク語で「未来へ」という意味だそうです。
巡らす、継ぐ、繋げる。長く使えるものは大切に次の方の未来に引き継ぐことも、暮らしの豊かさなのかもしれません。



同じフロアにはデンマークの「クヴァドラ社」の椅子や家具の張り替えに使うような生地も品揃え豊富に揃っています。「ミナ ペルホネン」のタンバリンを扱った生地もあり、好きな椅子を見つけて好きな布で張り替えるのもいいですね。

素敵な建物の中にたくさんの美しいものが調和して並べられている「フラムティーデン」。
つい長居してしまいましたが、目の保養にも癒やしにもなって、たくさんの心の栄養をいただいた一日でした。
最近、人のことばかり優先しているから、こんな日も大事です。
またくつろぎに伺おうと思います。


2階から見下ろした一階のカフェ。今度はカフェにも行ってみよう。
インテリアショップとカフェ。心を緩ませに、是非訪れてみてください。

すごく好きだった。ショップの2階の一角。
木の質感とほのかな灯りに心が和みます。
素敵なしつらえの画像とともに
皆さまも私も、明日もいい日になりますように。
ショップリスト
フラムティーデン
エッセイスト・スタイリスト・
内田 彩仍さん

福岡県在住。夫と愛猫そらと暮らす。雑誌などで紹介される丁寧でセンスのある暮らしぶりが人気。 『内田彩仍さんと作った 白のキャンバストートバッグBOOK』(宝島社)、『幸せな心持ち』(主婦と生活社)など著書多数。最新刊『衣食住、暮らしに寄り添うもの選び』(集英社)が発売中。
リンネル.jpでは、日々の中で見つけた小さな幸せを綴る「明日もいい日になりますように」を連載中。
photograph: Kyoko Omori text: Ayano Uchida
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