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:洗濯物の生乾き臭や、布もの家具の臭いを発生させないケア方法とは?
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ランドリーの臭い対策では、汗や皮脂残りのツンとした臭いや、生乾きのようなカビっぽい臭いが発生しない環境作りをすることが大切です。ここでは、衣類やファブリックからいやな臭いを発生させないケア方法を香りの専門家である光田 恵先生に伺いました。
洗濯物の生乾き臭や、布もの家具の臭いを発生させないケア方法とは?
臭いが残りやすい衣服やファブリックの
気になる臭いをケアする3ステップ
STEP 1:ソファやベッド、衣類からの臭いをチェック
代表的な悪臭は、衣類やベッドまわりから。そして、ソファやカーテンなどについた臭いは、慣れて気づきにくくなるので要注意。
STEP 2:菌のエサが溜まらない環境作りをしよう
洗えない家具などには、臭いがつかないひと手間を。衣類は通気性をよくして、抗菌・除菌アイテムを使用し、菌の増殖を抑えて。
STEP 3:清潔感のある香りを添えよう
ミントやユーカリなどすっきり系や、石けん、ムスクなどの柔らかい香りなど、洗いたての清潔感を感じる香りをほのかに添えて。
服やファブリックのケア方法
<ケア方法 1>汚れものは洗濯機に溜めこまない
汗をかいたり、汚れた衣類を脱いでそのまま洗濯機にポイ、としてしまうことは、洗濯槽の汚れやカビの原因に。通気性のいい洗濯カゴなどにまとめておきましょう。
<ケア方法 2> 菌が増えないうちに早く乾かす工夫を
空気をよく通す洗濯道具を駆使して干します。底辺の部分を体の胴のようにふくらんだかたちにできるハンガーなども便利です。
<ケア方法 3>洗濯機のフタは開けっぱなしにする
洗濯機をまわしたあとにフタを閉じると、湿気がこもって菌が繁殖し、洗濯槽のカビと悪臭の原因に。フタはしばらく開けっぱなしにしておきましょう。
<ケア方法 4>布張り家具は洗える布でカバー

一度臭いが染み込んでしまうと大変なのがソファなどの大きい家具。人の汗や皮脂汚れ、ペットや部屋の生活臭などの臭いがつきやすいので、洗える素材のスローケットやクッションなどでカバーして、こまめに洗濯を。ベッドなども同じ要領で、シーツや枕カバーをこまめに洗濯して。ラグなども、洗えるものや通気性のよい生地を選ぶと、菌が増えません。
重曹とクエン酸は臭い対策にもおすすめ

重曹、クエン酸は、汚れを落とすだけでなく消臭効果も。それぞれ用途が違い、弱アルカリ性の重曹は、皮脂汚れなどが発する酸っぱい臭いの消臭に。酸性のクエン酸は、アルカリ性の消臭に。粉末をふりかけたり、水と混ぜてつけおきや湿布をしたり、スプレーとして吹きかけたりして使用して。それぞれ下記のようなときに効果を発揮。
重曹...汗臭い布や衣類、布巾や雑巾の悪臭、油汚れの臭いなど。
クエン酸...トイレの便器や床のアンモニア臭、水垢や風呂の石鹸かす、魚焼きグリルや魚を切ったまな板、生ゴミの生臭さなどに。
給気口をカーテンや家具で塞いでいないか確認しよう

教えてくれた
光田 恵先生 profile

photograph:Keiko Ichihara styling:Yui Otani illustration:Mayumi Terada text:Kaoru Tateishi web edit:Riho Abe
リンネル2019年11月号より
※写真・イラスト・文章の無断転載はご遠慮ください
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