【素敵なおうち訪問】 空間を活かしたミニマムな暮らしー野口アヤさん・チダコウイチさん宅 【素敵なおうち訪問】 空間を活かしたミニマムな暮らしー野口アヤさん・チダコウイチさん宅

2. 家具はデザインより、バランスと雰囲気が大切

リビングに置かれたガラステーブルが、部屋を明るくしてくれるそう。

置かれているものひとつひとつが、とても素敵なお二人のご自宅。インテリアのテーマを伺うと、意外にも特にないのだそう。

「年代も国もごちゃ混ぜ。質感やテンション、バランス感や雰囲気の方が大切です。唯一デザイナーにこだわったのが建物で、最近まではデザイナー家具にも興味ありませんでした。ようやくデザイナーのしっかりした家具のよさが見えてきたところなんです」（チダさん）

「テーブルや椅子の質感もツヤツヤしたものよりも、ナチュラルに仕上げたものがいいなと思います。あとは素朴すぎないことも大切。ナチュラルすぎず、かといってデザインが強すぎないもの。デザイナーさんの家具も素敵なのですが、ひと目見て誰のデザインかわかってしまうのもおもしろくないなと思って。だからちょうどいい塩梅のものがなかなか見つからず、最近やっとダイニングテーブルを買えたところなんです」（野口さん）

絵やオブジェなど、アーティストの作品もたくさん飾られています。

家具は相談して買うというお二人。アーティストによる作品もたくさん飾られているからこそ、家具のデザインとの調和がセンスの見せどころ。

「夫婦で趣味は似ていますが、ぶつかるときも。特に大きな家具は、話し合いが長いですね。意見がぶつかったときは、最終的に私の意見になることが多いですかね（笑）。ヴィンテージの家具も混ぜつつ、主張が強すぎずいいものを選んでいます。建物が素敵なので、だいぶ助けられています」（野口さん）