【想いが伝わる母の日ギフト #07】 お酒好きのお母さんと乾杯したいナチュラルワイン 【想いが伝わる母の日ギフト #07】 お酒好きのお母さんと乾杯したいナチュラルワイン

2023年の母の日は5月14日（日）。日ごろから感謝はしているけれど、特別な日にはその気持ちを形にして届けたいもの。「想いが伝わる母の日のギフト21」と題して、母の日の1週間前まで毎日厳選したギフトを紹介していきます。お母さんのタイプ別に、きっとフィットするものが見つかるはず！ #07となる今回は、お酒好きのお母さんに捧げたいナチュラルワインを2本。

自然な製法で造られるナチュラルワイン

（左から）C'est pas la mer à boire 2013 ¥4,400、Bianchetto 2021 ¥4,290（ともにヒューマン ネイチャー）

最近人気の“ナチュラルワイン”。一度は耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか？ 原料となるブドウに化学肥料や農薬を使用せず、醸造の段階でも酸化防腐剤などの使用を極力抑えた自然派ワインのことで、フランス語では〈ヴァン・ナチュール〉と表現されます。えぐみが少なく、二日酔いがしにくいともいわれています。

今回はナチュラルワインの専門ショップ〈ヒューマン ネイチャー〉の高橋さんに、母の日におすすめの2本をチョイスしていただきました。

初めてのナチュラルワインにおすすめ！

Bianchetto 2021／生産者：Le Coste　産地：ラツィオ（イタリア）　ブドウ品種：プロカーニコ主体、マルヴァジーア ディ カンディア、モスカート、ヴェルメンティーノほか

「白ブドウを赤ワインの製法で造り上げたオレンジワイン。春の遅霜や夏の水不足、そして収穫前に病気の影響も受けた難しいヴィンテージだった2021年のもの。

収穫量は決して多くはなかったものの、残ったブドウのクオリティは非常に高く、果実は完熟していながらもフレッシュさや酸を失わず、緊張感と果実、アロマのバランスを持った、飲みやすいだけじゃない魅力的なヴィンテージに。

ナチュラルワインの多様な味わいの一端を感じてもらいたいお母さんへのプレゼントとして」

おいしいお酒を知っているツウなお母さんに贈る赤ワイン

C'est pas la mer à boire 2013／生産者：Domaine du Possible　産地：ルーション（フランス）　ブドウ品種：グルナッシュ、シラー、カリニャン

「フランス語で“そんなに大したことはないでしょう”という名前を持つ1本。

あっという間に飲めてしまうからジョーク交じりでこの名前をつけたそうですが、スイスイと飲みすすめてしまう味わいだったワインが10年近い熟成を経て、南仏の太陽を感じるたっぷりとした果実感がフレッシュさを保ちつつしっとりと落ち着き、最高の状態に仕上がっています。

目立ったきはつ酸や還元もなく、ナチュラルワインを知らなくてもおいしいワインを知っているお母さんへ」

photograph：Mitsuru Kugue　styling：Kyoko Toyoshima　edit & text : Hiroko Ishiwata
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください