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:【マネー講座】 “部屋が片付いている人は貯め上手”は本当だった! 「取材歴20年超のマネーライターが見た!②」
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延べ1000件以上の「貯まる家計」を取材してきたマネーライターが実感した、貯め上手な人の共通点をリポート。今回は、実際に訪問して感じた部屋の様子や片付け習慣について紹介します。
【マネー講座】 “部屋が片付いている人は貯め上手”は本当だった! 「取材歴20年超のマネーライターが見た!②」
お話を伺った貯め上手さんたち
なぜ部屋を見ると家計の状況がわかるの?
貯め上手さんの家に訪問していつも感じるのは、スッキリしていて気持ちがいい空間だということ。家計の話を伺うときも、家計簿などの必要な資料がサッと出てきます。
部屋が片付いていて必要なものがスムーズに出し入れできる=お金が貯まる・使うための仕組みが整えられていることなのだと実感します。
また、貯め上手さんたちは、必要なもの・不要なものの判断がハッキリしていて、物量を増やさない傾向があります。だから、「来客があるから頑張って片付ける」ということがなく、常にキレイな状態の部屋がキープできるのです。

「テレビはプロジェクターで代用し、大きな家具は置いていません。床が広いから自動掃除機もスイスイ動けます」(ミニマリストNozomiさん)
貯め上手な人の部屋の共通点4つ
【部屋の共通点1】
床やテーブル上にものがない
ものが置きっ放しになっていると、「そこにものを置いていい」という心理が働き、ものの吹きだまりになりがち。さらに「部屋が散らかっていて落ち着かないから外出しよう」とムダ使いが増える原因につながります。
貯め上手さんたちの部屋は、床にもテーブルにもものが置いていない状態がキープされています。何か置いてもすぐ片付けるクセがついているので、吹きだまりになることはあり得ません。

「用事が終わったら、すぐテーブル上のものを片付けて何もない状態に。余計なものが目に入らないから、ストレスでのムダ買いを防げます」(tomomiさん)
【部屋の共通点2】
ものの定位置が決まっている
貯め上手さんたちは、必要なものを置く場所・しまう場所が決まっているので、出し入れがスムーズ。「アレはどこにある?」といった探しものをする時間のムダがなく、見つからないからといってダブり買いすることがありません。
また、定位置が決まっていると、そのスペースからはみ出す量を増やさないようにしようという意識が高まります。貯め上手さんには、「1つ買ったら1つ減らす」というルールが定着している人が多く見られます。

「出かける際に必ず持っていく財布や鍵、ハンドクリームなどは、靴箱の棚の上を定位置に。探し物や忘れ物予防にもなっています」(きのなかさん)
【部屋の共通点3】
持ち物の量を定期的に見直ししている
不要品を処分するとき、「なぜ使わなかったのか」「なぜ必要なくなったのか」と振り返りをすることで、買い物の失敗が減ってきます。
貯め上手さんは、月1回、半年に1回など、定期的に持ち物の量を見直している人がほとんど。それによって「わが家に本当に必要なもの・適量」の基準がハッキリしてくるので、余計なものを買わなくなります。

「状態がきれいな衣類は、フリマアプリに出品することも。リサイクルに出せば、処分するのがもったいないと思っていた気持ちも軽くなります」(あにかさん)
【部屋の共通点4】
収納スペースに余裕がある
貯め上手さんの中には、「収納スペースにも住居費がかかっている」とお金に換算して考える人も。必要以上にものを持ちすぎないので、収納スペースの中は余裕があります。
持っているものがパッと見渡せるので、在庫管理がラク。毎日、服を選ぶ時間も短縮できます。
さらに、一時的にものが増えてもしまえるスペースがあれば、室内に出しっ放しになることがなく、ストレスがたまりせん。

「収納棚はすべて埋めずに、余白を持たせています。必要なものが見つけやすく、出し入れしやすいので、家族がすすんで片付けてくれるように」(tomomiさん)
貯め上手な人の捨てる基準は?
貯め上手な人は、捨て上手でもあります。持ち物を見直すとき、処分するときの基準にも共通点がありました!

「手放すかどうか判断に迷ったものは、一時置きボックスに入れて保管。1年くらい様子を見て使う機会がなければ処分します」(まいさん)
【捨てる基準1】 ダブっているもの
- ●同じ用途で複数あるもの
「例えば、爪切りやペンなど、同じようなものが部屋のあちこちに散らからないよう、数を絞って置き場所を決めています」(tomomiさん)
- ●機能が1つで代用できるもの
「トースターはガスコンロでパンが焼けるので不要だと思い、処分しました。代わりになるものがないかを考えると捨てやすくなります」(きのなかさん)
【捨てる基準2】 ストレスを感じるもの
●部屋が散らかる原因になるもの
「収納の定位置からはみ出したり、細々したものが散らかりがちになったりするとストレスに。使っていないものがないか見直します」(まいさん)
- ●見ると気持ちが下がってしまうもの
「古くなったり、汚れていたりすると、テンションが下がります。“まだ使えるから”という思いは捨て、潔く処分したほうがスッキリします」(tomomiさん)
【捨てる基準3】 ライフスタイルに合わないもの
- ●「今の自分」に合わなくなったもの
「“いつか使うかも”という未来や、“高かったからもったいない”という過去ではなく、“今の自分”に合うかどうかを基準に判断します」(ミニマリストNozomiさん)
- ●興味、関心がなくなったもの
「子どもが遊ばなくなったおもちゃや、使い勝手がよくなくて関心がなくなった生活用品など。なくても困らないと思ったものは捨てる対象に」(あにかさん)
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リポートした人 Profile
マネーライター みとも はやみ
編集プロダクション、出版社の勤務を経て、2011年よりフリーランスで活動。
20年以上、生活情報誌を中心に家計やりくりにまつわる記事の編集・取材・執筆に携わる。これまでに取材した実例は、延べ1000件以上。
text & web edit:Hayami Mitomo
※写真・イラスト・文章の無断転載はご遠慮ください
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